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【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法

一部のWindowsユーザーから、Net.TCPポート共有サービス(Net.Tcp Port Sharing Service)が、サービス画面でスタートアップの種類を自動に設定しているにもかかわらず、PCの起動時に正常に開始されないという問題が報告されています。多くの場合、このトラブルはシステムイベントログに記録された次のようなエラーメッセージから気づくことになります。

「Net.Tcp Port Sharing Service サービスは、次のエラーが原因で開始できませんでした:サービスは開始または制御要求にタイムリーに応答しませんでした。」

【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法

調査の結果、この問題には複数の原因が考えられることが判明しています。主な要因として挙げられるのは以下の通りです。

  • サービスの一時的な不具合または無効化 – Windows 10の不具合により、サービスが「開いてもいないのに閉じてもいない」中途半端な状態に陥り、起動できなくなるケースがあります。この場合は、サービスを強制的に開始するか、サービス画面からスタートアップの種類を変更することで解決できます。
  • TCP/IPデータの破損 – インターネット接続に関連するTCPやIPのデータに不整合がある場合にも、このエラーが発生することがあります。この場合、管理者権限のコマンドプロンプトからWinsockのリセットを実行すれば解決できる可能性があります。
  • .NET Framework 3.5が無効になっている – 本サービスが依存する.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)が無効化されていたり、不具合でシステムが利用できない状態になっていると、このエラーが発生します。「Windowsの機能」画面からフレームワークを有効化(または再有効化)することで解決できます。
  • 直近の重要なシステム変更 – ドライバーのインストールや重要な更新プログラムの適用など、システム全体に影響を与える変更が直近で行われた場合、このエラーの引き金になることがあります。心当たりがない場合は、復元ポイントを使ってOSを正常な状態に戻すのが有効です。
  • システムファイルの破損 – システムファイル自体の破損が原因となることもあります。この場合、クリーンインストールや上書き修復インストール(インプレース修復)などでWindowsを初期化・修復するのが最善の対策です。

方法1:Net.TCPポート共有サービスを再起動する

複数のユーザーの報告によると、この問題はWindows 10の不具合によって、Net.TCPポート共有サービスが「開いてもいないのに閉じてもいない」中途半端な状態に固定されてしまうことで発生します。場合によっては、この状態が再起動後も維持されることがあります。

注意:デフォルト設定では、Windows 10のNet.Tcp Port Sharingサービスは無効になっています。この機能を使用したい場合は、事前にサービスを有効にしておく必要があります。

同じエラーに悩まされていた多くのユーザーが、サービス画面からこのサービスの既定の動作を変更することで問題を解決したと報告しています。

以下の手順に従って、サービス画面からスタートアップの種類を変更し、エラーを修正してください。

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。テキストボックスに「services.msc」と入力し、Enterキーを押してサービス画面を開きます。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法
  2. サービス画面が表示されたら、右側のペインで一覧を下にスクロールし、Net.Tcp Port Sharing Serviceを見つけます。
  3. 見つかったら右クリックし、表示されたコンテキストメニューからプロパティを選択します。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法
  4. Net.Tcp Port Sharingサービスのプロパティ画面で、上部タブの全般をクリックし、スタートアップの種類のドロップダウンメニューを自動に設定します。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法

    注意:すでに自動に設定されている場合は、一度停止ボタンをクリックしてサービスを停止させ、その後再度開始をクリックしてください。

  5. 適用をクリックして変更を保存し、パソコンを再起動します。次回の起動後に問題が解決しているかどうかを確認しましょう。

それでもイベントビューアーに同じNet.Tcp Portエラーが記録され続ける場合は、次の対処法に進んでください。

方法2:Winsockリセットを実行する

この問題は、インターネットプロトコル(IP)または伝送制御プロトコル(TCP)に関連する不具合が原因で発生することもあります。多くのユーザーの報告では、ネットワークアダプターの不具合が原因であり、その場合はWinsockリセットと呼ばれる手順を実行することで解決します。

この操作を行うと、現在のインターネット接続に関する一時的なデータがすべてクリアされ、ISP(プロバイダー)から新しいDNS(Domain Name System)の範囲が割り当てられることもあります。

以下の手順でWinsockリセットを実行し、Net.TCPポート共有サービス関連のエラーを修正してください。

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。テキストボックスに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示されたら、はいをクリックして管理者権限を付与します。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法
  2. 管理者権限のコマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれの後にEnterキーを押して実行します。これによりWinsockコンポーネント全体がリセットされます。
    ipconfig /flushdns
    nbtstat -R
    nbtstat -RR
    netsh int reset all
    netsh int ip reset
    netsh winsock reset
  3. すべてのコマンドが正常に完了したら、コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。

それでもNet.Tcp Port Sharing Serviceのエラーが新しいシステムイベントとして記録され続ける場合は、次の対処法に進んでください。

方法3:.NET Framework 3.5を有効化(再有効化)する

一部のユーザーの報告によると、必要な依存コンポーネントである.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)が無効になっていたり、システムが利用できないほど不具合を起こしていたりすると、この問題が発生することがあります。

上記の状況に当てはまる場合は、「Windowsの機能」画面から.NET Framework 3.5を有効化または再有効化し、パソコンを再起動することで、Net.Tcp Port Sharing Serviceのエラーを解決できるはずです。

この方法は、以前まで各種Webサービスでnet.tcpプロトコルを利用できなかった多くのユーザーによって、実際に効果があることが確認されています。

まだ試していない場合は、以下の手順に従って「Windowsの機能」画面から.NET Framework 3.5を有効化(または一度無効化してから再有効化)してください。

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。テキストボックスに「appwiz.cpl」と入力し、Enterキーを押してプログラムと機能画面を開きます。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法
  2. プログラムと機能画面が表示されたら、Windowsの機能の有効化または無効化をクリックします。ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示されたら、はいをクリックして管理者権限を付与します。【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法
  3. Windowsの機能画面が表示されたら、.NET Framework 3.5(.NET 2.0と3.0を含む)のチェックボックスをオンにし、さらにWindows Communication Foundation HTTPアクティブ化Windows Communication Foundation 非 HTTP アクティブ化の2つのチェックボックスもオンにします。
    【解決】「Net.TCPポート共有サービス」が起動しないエラーの原因と対処法

    注意:.NET Framework 3.5がすでに有効になっている場合は、一度チェックを外してOKをクリックし、パソコンを再起動してください。次回の起動後にこの画面へ戻り、.NET Framework 3.5を再度有効化して、問題が解決したかどうかを確認します。

  4. OKをクリックして変更を適用し、パソコンを再起動します。
  5. 再起動が完了したら、イベントビューアーを開き、Net.Tcp Port Sharing Serviceのエラーが新たに記録されていないかどうかを確認します。

それでも同じエラーが発生し続ける場合は、次の対処法に進んでください。

方法4:システムの復元を使用する

システムに何らかの変更を加えた直後からこのエラーが表示されるようになった場合は、古い復元ポイントを使ってパソコンを正常な状態に戻せる可能性があります。

たとえば、新しいアプリケーションのインストール後、予期しない再起動の後、あるいは新しいWindows Updateやドライバーのインストール後にこの問題が発生し始めた場合は、不完全なインストールが原因である可能性が高く、システムの復元で解決できるはずです。

重要:古い復元ポイントを使用すると、パソコンの状態はその復元ポイントが作成された時点の状態に完全に戻ります。つまり、それ以降にインストールしたアプリケーション、ドライバーや更新プログラム、その他の設定変更はすべて元に戻される点に注意してください。

影響を理解したうえで実行する場合は、システムの復元の手順に従って操作を進めてください。

すでにこの方法を試した、あるいは利用可能な復元スナップショットが見つからない場合は、次の対処法に進んでください。

方法5:Windowsを再インストール(リフレッシュ)する

ここまでのどの方法でも問題が解決しない場合は、従来の手段では解決できない深刻なシステムファイルの破損が起きている可能性が高いです。この場合、現行のWindowsインストールに関連するOSコンポーネントをすべてリセットするのが唯一の確実な解決策となります。

その方法としては、以下の2つの選択肢があります。

  • クリーンインストール – Windowsのメニューから直接開始できるため、最も手軽な方法です。互換性のあるインストールメディアも不要です。ただし、事前にデータをバックアップしていない場合、OSドライブ上の個人データがすべて失われるという大きなデメリットがあります。
  • 上書き修復インストール(インプレース修復) – 個人ファイル(アプリケーション、ゲーム、ドキュメント、ユーザー設定など)に触れずに、Windowsの全コンポーネントをリセットしたい場合に最適な方法です。この操作では、Windowsインストールに関連する汎用的なファイルのみが対象となります。ただし、実行には互換性のあるインストールメディア(DVDまたはUSBメモリ)が必要です。
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