Windows 10でVIDEO_TDR_FAILURE(nvlddmkm.sys)のブルースクリーンが発生したときの対処法5選
パソコンの使用中に突然ブルースクリーン(BSOD)が表示され、VIDEO_TDR_FAILURE(nvlddmkm.sys)というエラーメッセージが残されたことはありませんか?このエラーは、NVIDIA製グラフィックドライバー(nvlddmkm.sys)が応答しなくなった、または正常に動作していないことを示すものです。本記事では、この問題を解決するための5つの対処法をわかりやすく解説します。
対処法一覧
- 方法1:グラフィックドライバーを更新する
- 方法2:グラフィックドライバーを完全にアンインストールして再インストールする
- 方法3:省電力モードの設定を変更する
- 方法4:競合するドライバーやプログラムを削除する
- 方法5:Windows Updateを確認する
方法1:グラフィックドライバーを更新する
VIDEO_TDR_FAILUREエラーの最も一般的な原因は、グラフィックカードドライバーの不具合です。このエラーが発生すると、NVIDIAのグラフィックカードが一時的に応答を停止し、Windowsが回復できずにブルースクリーンへと至ります。まずはドライバーの更新から試してみましょう。
エラー発生後、Windowsは情報を収集して自動的に再起動します。その後、セーフモードで起動してドライバーを更新します。
セーフモードでの手順は以下の通りです。
- デバイスマネージャーを開きます。
- ディスプレイアダプターを展開し、NVIDIAのグラフィックアダプターを見つけます。
- 右クリックしてドライバーの更新を選択します。
- ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索を選択します。
Windows 10が最新版のNVIDIAドライバーを自動的に検索し、インストールしてくれます。
- パソコンを再起動します。
これは最も手軽な方法で、これだけで問題が解決するケースも少なくありません。改善しない場合は、次の方法を試してください。
方法2:グラフィックドライバーを完全にアンインストールして再インストールする
ドライバーファイル自体が破損していたり、古いファイルが残って不整合を起こしている場合は、一度完全に削除してから再インストールすることで解決できます。以下の手順に従ってください。
グラフィックドライバーのアンインストール
ドライバーをきれいに削除するには、多くのユーザーが利用している「DDU(Display Driver Uninstaller)」を使うのがおすすめです。DDUを使ってグラフィックドライバーをアンインストールしましょう。
DDUは公式サイトからダウンロードできます。ダウンロード後、Windows 10にインストールして実行してください。
セーフモード(推奨)を選択し、セーフモードで再起動をクリックしてプログラムを起動します。
パソコンがセーフモードで起動すると、DDUが自動的に立ち上がります。
DDUの画面にはグラフィックカードのモデルが表示されます。通常は自動で検出されますが、グラフィックカードを2枚搭載している場合は対象のGPUを手動で選択してください。その後、クリーンアップと再起動(強く推奨)を選択します。
これでドライバーの削除は完了です。続いて、Windows 10にグラフィックドライバーを再インストールします。
ビデオドライバーの再インストール
方法A:NVIDIA公式ダウンロードセンターから手動でダウンロード・インストールする
クリーンな状態でドライバーを入れたい場合は、NVIDIAのダウンロードセンターにアクセスし、お使いのGPUモデルとOSに合った最新ドライバーをダウンロードしてインストールします。
方法B:Driver Boosterを使って自動的にダウンロード・更新する
Driver Boosterのようなドライバー更新ツールを使えば、NVIDIAドライバーを自動的に検出・更新できます。ソフトウェアをインストールして実行したら、以下のステップで作業を進めましょう。
- スキャン:パソコン内のすべてのデバイス(グラフィックカードとそのドライバー情報を含む)をスキャンし、更新が必要なドライバーの数を確認します。
- 更新:ディスプレイアダプターのカテゴリを探し、更新したいグラフィックドライバーを選択して更新をクリックします。
これでVIDEO_TDR_FAILURE(nvlddmkm.sys)によるブルースクリーンエラーは解消され、再発しなくなるはずです。
方法3:省電力モードの設定を変更する
中には、ドライバーをクリーンインストールしても一時的にエラーが消えるものの、しばらくすると再発するというケースがあります。その場合は、電源まわりの設定を見直してみてください。特にノートパソコンでは、省電力設定がGPUの動作に影響を与えることがあります。
- 検索ボックスで「コマンドプロンプト」を検索し、結果を右クリックして管理者として実行を選択します。
- コマンドプロンプトにpowercfg -h offと入力してEnterキーを押し、ウィンドウを閉じます(休止状態機能を無効化するコマンドです)。
- スタートメニューを右クリックし、電源オプションを選択します。
- 追加の電源設定をクリックします。
- 電源プランの画面で現在使用中のプランを確認し、そのプランのプラン設定の変更をクリックします。
- 詳細な電源設定の変更を選択します。
- 詳細設定の一覧からNVIDIAの設定またはIntelグラフィックスの設定を探して展開し、省電力モードの項目を表示させます。
各項目を以下のように設定します。
- バッテリー駆動:「最大限の省電力」に設定
- 電源に接続:「最大パフォーマンス」に設定
- 適用をクリックし、OKで画面を閉じて完了です。
方法4:競合するドライバーやプログラムを削除する
他のデバイスのドライバーを最新版に更新した直後からこのエラーが発生するようになった場合は、そのドライバーが原因の可能性があります。該当するドライバーをアンインストールするか、デバイスマネージャーから前のバージョンにロールバックしてみてください。
また、ワイヤレスアダプター(Wi-Fi)のドライバーがグラフィックドライバーと競合するケースもあります。一時的に無効化またはアンインストールして、nvlddmkm.sysのブルースクリーンが解消されるかどうか確認してみましょう。
さらに、特定のアプリケーションをインストールした後にエラーが出るようになった場合は、コントロールパネル>プログラムと機能を開き、心当たりのあるプログラムを1つずつアンインストールして原因を特定します。
方法5:Windows Updateを確認する
ブルースクリーンが頻発する場合は、Windows Updateの実行も有効です。サービスパックやハードウェアドライバーの更新、旧バージョンの既知バグ修正などがまとめて適用され、問題が解決することがあります。
- スタートメニュー>設定>更新とセキュリティの順にクリックして、Windows Updateの画面を開きます。
- 更新プログラムのチェックをクリックします。Windows 10が自動的に新しい更新を確認し、新バージョンや新しいファイルが見つかれば、順番にダウンロード・インストールを行います。
- パソコンを再起動して完了です。
以上、Windows 10でVIDEO_TDR_FAILURE(nvlddmkm.sys)のブルースクリーンが発生したときの5つの対処法をご紹介しました。手軽な方法から順に試していき、お使いの環境に合った解決策を見つけてください。
-
Windows 10でwin32kfull.sysのブルースクリーン(BSOD)エラーを解決する12の方法
PCには大きく分けて2種類のドライバーが存在します。1つはOSとハードウェア間の通信を担当する通常のドライバー、もう1つはオペレーティングシステムの起動に不可欠なカーネルモードドライバーです。win32kfull.sysファイルは、このカーネルモードドライバーの一つであり、Windowsの起動や内部・外部ハードウェアデバイス(プリンターなど)との接続確立に重要な役割を果たしています。 ハードウェアに問題が発生すると、win32kfull.sysファイルに不具合が生じることがあります。場合によっては、PCの起動時にwin32kfull.sys関連のブルースクリーン(BSOD)エラーが表示され、必
-
【解決済み】Windows 10のVIDEO_TDR_FAILURE(nvlddmkm.sys)ブルースクリーンエラーの直し方
Windows 10で発生するブルースクリーンエラー0x00000119は、VIDEO_TDR_FAILUREまたはVIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERRORとして表示されることがあります。このエラーは、グラフィックカードのディスプレイドライバーが応答を停止したり、正常に動作しなくなったりすることで引き起こされます。ここでいうVideoとはディスプレイ(グラフィックス)ドライバーを指し、TDRはWindowsの「Timeout, Detection, and Recovery(タイムアウト、検出、回復)」コンポーネントの略称です。グラフィックカードドライバーやグラフィックカー