Windows 10で「標準VGAグラフィックアダプタ」の問題を解決する方法
標準VGAグラフィックアダプタの問題とは
Windows 10へアップグレードした後、Intel・AMD・NVIDIAなどの専用グラフィックカードが正常に動作しなくなることがあります。その際、NVIDIAコントロールパネルやAMD Catalyst Control Centerの設定項目が一部しか表示されなくなるケースも見られます。
デバイスマネージャーを確認すると、搭載しているグラフィックカードではなく「標準VGAグラフィックアダプタ」と表示されるのが特徴です。さらに「モニター」を展開すると、デバイス名が「汎用PnPモニター(Generic PnP Monitor)」に変わっていることもあります。
また、Intel HD Graphicsのような内蔵グラフィックスしか使っていないユーザーの場合、普段はMicrosoft標準のVGAグラフィックアダプタで問題なく使えていても、アイコンに黄色いビックリマークが表示されることがあります。これはVGAドライバーが古い・欠落している・破損している・不具合を抱えていることを示すサインです。Windows 7、8、10を正常に表示させるためにも、できるだけ早くドライバーの問題を解決しましょう。
標準VGAグラフィックアダプタとは何か
標準VGAグラフィックアダプタとは、ディスプレイを動作させるための基本的な表示デバイスのことです。インストール済みのグラフィックカードやそのドライバーが欠落・破損していると、Windows 10は追加で搭載した高性能なグラフィックカードを認識できなくなります。
その結果、システムを最低限動作させるために、Microsoftが自動的に「標準VGAグラフィックアダプタ」へ置き換え、基本のグラフィックドライバーで画面表示を維持します。
この基本ドライバーでは最低限の機能しか使えないため、ゲームや動画再生時にエラーや描画の不具合が発生する原因にもなります。
Windows 7 / 8 / 10で標準VGAグラフィックアダプタの問題を直す方法
根本的な原因は、Windows 10が必要なグラフィックドライバー(Intel・AMD・NVIDIAなど)を正しく認識できていないことにあります。そのためデバイスマネージャーは、低い画面解像度しか対応できない標準VGAグラフィックアダプタを使わざるを得ません。
つまり解決策は、Windows 10に対応した適切なグラフィックドライバーを入手し、標準VGAグラフィックアダプタからIntel HD Graphicsやその他の専用グラフィックカードへ切り替えることです。
逆に、あえて標準VGAグラフィックアダプタを使いたい場合は、問題のあるVGAドライバーを一度アンインストールし、新しいドライバーを再インストールするのがおすすめです。
主な対処法:
方法1:標準VGAグラフィックアダプタのドライバーをアンインストールする
方法2:グラフィックドライバーを更新する
方法1:標準VGAグラフィックアダプタのドライバーをアンインストールする
デバイスマネージャーで標準VGAグラフィックアダプタにビックリマークが付いている場合、Windows 10が専用グラフィックカード用のドライバーを検出できていない状態です。この場合、一旦完全にアンインストールしてから、正しいグラフィックドライバーを入れ直すと改善します。
1. デバイスマネージャーを開きます。
2. 「ディスプレイアダプター」を展開し、「標準VGAグラフィックアダプタ」を右クリックして、コンテキストメニューから「デバイスのアンインストール」を選択します。
3. 続いて「コントロールパネル」>「プログラムと機能」を開き、標準VGAグラフィックアダプタ関連のソフトウェアをアンインストールします。
4. パソコンを再起動します。
なお、ドライバーを完全に削除したい場合は、Windows 10でグラフィックドライバーを完全にアンインストールする専用ツールを使うのも効果的です。問題のあるドライバーを取り除いたら、次はWindows 10に対応した正しいVGAドライバー、またはIntel・AMD・NVIDIAの純正ドライバーをダウンロードしてインストールしましょう。
方法2:グラフィックドライバーを更新する
前述のとおり、このエラーはドライバーの破損や欠落が原因で発生します。そのため、グラフィックドライバーを最新版に更新すれば、AMD・NVIDIA・Intelいずれの環境でも標準VGAグラフィックアダプタの問題を解消できます。
自分でドライバーを探してダウンロード・インストールするのが面倒な場合は、「Driver Booster」などのドライバー更新ツールを利用すると便利です。ドライバーのメーカーを自動的に判別し、スキャンからダウンロード、インストールまで一括で行えます。さらに、今回のような解像度の問題には「Fix Bad Resolution(不正な解像度を修正)」機能が役立ちます。
1. Windows 10向けにDriver Boosterをダウンロードし、PCにインストールして起動します。
2. 「スキャン(Scan)」ボタンを押すと、欠落・古い・破損したドライバーの検出が始まります。
3. 「ディスプレイアダプター」を見つけ、グラフィックドライバーを「更新(Update)」します。
4. それでもVGAドライバーのエラーが残る場合は、左側メニューの「ツール(Tools)」から「Fix Bad Resolution」を選択して実行してみてください。
最新のディスプレイドライバーが導入されると、Windows 10はグラフィックドライバーを正しく認識し、標準VGAグラフィックアダプタから専用グラフィックカードへ自動的に切り替わります。これでゲームや動画を快適に楽しめるようになります。
もちろん、各メーカーの公式ドライバーダウンロードページにアクセスし、グラフィックカードの型番・OSのバージョン・システムの種類を選びながら手動でダウンロードする方法もあります。
Microsoft標準VGAグラフィックアダプタをそのまま使いたい場合
専用グラフィックカードを搭載しておらず、内蔵グラフィックスのみで使う予定なら、サードパーティ製ツールや公式サイトからのドライバー更新は必須ではありません。方法1でVGAドライバーをアンインストールした後は、基本のグラフィックアダプタを再認識させて、Windowsが正常に動作するようにすれば十分です。
その際は「デバイスマネージャー」を開き、メニューから「ハードウェア変更のスキャン」を実行してください。システムが自動的にデバイスを検出し、標準ドライバーを再インストールします。
まとめ
標準VGAグラフィックアダプタの問題は、専用ドライバーを使いたい場合でも、Microsoft標準ドライバーをそのまま使いたい場合でも、本質的にはドライバーのエラーです。上記の手順を実践すれば、自分の環境に合った正しいグラフィックドライバーが見つかり、快適な画面表示を取り戻せるはずです。
-
Windows 10でFallout 4のカクつき・フリーズを解決する12の方法
今なお多くのゲーマーから支持され続けている「Fallout」シリーズ。しかし、インターネット上でこのゲームとともに検索されるキーワードのひとつが「Fallout 4のカクつき(スタッタリング)とフリーズ問題」です。カクつきを解消したいという報告や相談は後を絶たず、その修正方法を探すプレイヤーは今も多いのが実情です。この記事では、Fallout 4のカクつき問題をトラブルシューティングするための方法を詳しく解説します。 Windows 10でFallout 4のカクつきを修正する方法 まず、PC上でFallout 4をプレイする際にカクつきが発生する主な原因を確認しておきましょう。 バックグ
-
Windows 10 PCでPUBGのサウンドが鳴らない問題を解決する15の対処法
PUBGにおいて、完璧なサウンド環境は「チキンディナー」を勝ち取るために欠かせない要素です。モバイルでもWindows PCでも同じことが言えます。敵の足音や銃声が聞こえなければ、どこから攻撃されるかも分からず、勝利は遠のいてしまいます。それほどまでに、PUBGのようなゲームではサウンドが非常に重要です。しかし、「PC版PUBGでゲーム中にまったく音が聞こえない」「他のアプリでは音が出るのにPUBGだけ無音になる」といった不具合に悩むユーザーは少なくありません。本記事では、Windows 10でPUBGの音が出ない問題を解決するための対処法を、原因の特定から順番に詳しく解説します。 Windo