macOS Venturaの検証エラーを解決!「検証できませんでした」「macOSを検証できません」への対処法
macOSのインストールやアップグレードは一見シンプルな作業ですが、実際にはさまざまなエラーが発生することがあります。中でも頻繁に報告されているのが、「macOSを検証できません」と「macOS(バージョン名)を検証できませんでした」という2つの検証エラーです。
「macOSを検証できません」は、内蔵ドライブや外付けディスクへのmacOSのインストールに失敗した際に表示されます。Ventura、Monterey、Big Sur、Catalinaなどへの再インストール・アップグレード・アップデート時にも発生が確認されています。

一方、「macOS(バージョン名)を検証できませんでした。選択されたアップデートのインストール中にエラーが発生しました。」というメッセージは、ソフトウェアアップデートのダウンロード後にポップアップ表示されます。アップグレード先のmacOSのバージョンによって、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
- 「macOS Ventura」を検証できませんでした
- 「macOS Monterey」を検証できませんでした
- 「macOS Big Sur」を検証できませんでした
- 「macOS Catalina」を検証できませんでした

この記事では、これらのエラーに対する実績のある解決策をまとめ、希望するmacOSバージョンをスムーズにインストールできるようサポートします。まずは、MacがmacOS Venturaなどの検証に失敗する理由から見ていきましょう。
MacがmacOSを検証できない原因とは?
macOSのインストールやアップグレード時に「macOSを検証できません」や「macOS Venturaを検証できませんでした」といったエラーが表示される原因は複数あります。主な原因は以下の通りです。
- 不安定なインターネット接続
- VPNなどのサードパーティ製アプリによる干渉
- 一時的なシステムの不具合
- 日付と時刻の設定ミス
- 起動ディスクのディスクエラー
- 破損したmacOSインストーラ
原因の見当がついたところで、具体的な解決策を見ていきましょう。
macOSアップデート時の「検証できませんでした」エラーの解決策11選
この2つの検証エラーはどのmacOSバージョンでも発生する可能性があるため、以下の解決策は幅広く適用できます。具体的には以下のようなケースが該当します。
- Ventura、Monterey、Big Sur、Catalina、またはそれ以前のバージョンのインストール時に「macOSを検証できません」が表示される
- 「macOS Venturaを検証できませんでした」が表示される
- 「macOS Montereyを検証できませんでした」が表示される
- 「macOS Big Surを検証できませんでした」が表示される
- 「macOS Catalinaを検証できませんでした」が表示される
試すべき解決策の一覧はこちらです。
- 解決策1:システム状況ページを確認する
- 解決策2:インターネット接続を確認する
- 解決策3:ダウンロードとインストールをやり直す
- 解決策4:日付と時刻の設定を確認する
- 解決策5:コンテンツキャッシュを「すべてのコンテンツ」で有効にする
- 解決策6:App StoreからmacOSをインストールする
- 解決策7:セーフモードで起動する
- 解決策8:起動ディスクを修復する
- 解決策9:ファイアウォール設定を確認する
- 解決策10:インターネットリカバリからmacOSをインストールする
- 解決策11:外部ドライブからの起動を許可する(外付けドライブへのインストール)
1. システム状況ページを確認する
最初にすべきことは、Appleのシステム状況ページで「macOSソフトウェア・アップデート」に障害が発生していないかを確認することです。障害が発生している場合は、復旧を待つだけでOKです。問題がない場合は、次の解決策に進みましょう。

2. インターネット接続を確認する
通信速度の低下や接続の中断は、「macOS Venturaを検証できませんでした」「macOSを検証できません」といったエラーの原因になります。以下のポイントを参考に、インターネット接続をチェックしましょう。
- 他のデバイスのWi-Fi利用をオフにして、帯域幅を最大限確保する
- 有線(Ethernet)接続を試す
- ルーターやモデムを再起動する
- Macをルーターの近くに置く
- ネットワークから切断して再接続する
- VPNやセキュリティソフトを無効化する(必ず試してみてください!)
- 別のWi-Fiに接続する(現在のネットワークがアップデートサーバーをブロックしている可能性があります)
安定した高速な接続が確認でき、VPNなどを無効化したら、再度インストールを試みてください。それでも問題が解決しない場合は、次の解決策へ進みます。
3. ダウンロードとインストールをやり直す
一度Macを再起動してから、既存のインストーラ(あれば)を削除し、ダウンロードとインストールをやり直すのがおすすめです。ただし、「ソフトウェア・アップデート」環境設定からVenturaへアップグレードする場合、必要なファイルのみがダウンロードされフルインストーラは保存されないため、削除するインストーラが存在しないこともあります。
その場合は、単純にMacを再起動して、再度システム環境設定からアップデートを実行してください。
Monterey、Big Sur、Catalina、またはそれ以前のバージョンで検証エラーが出る場合は、アプリケーションフォルダから「Install macOS Monterey」のような名前のインストーラを削除し、ゴミ箱を空にしてからMacを再起動し、もう一度アップデートをインストールしてください。
注意:以前のアップデートで古いインストーラが残っている場合は、それも一緒に削除しましょう。
ちなみに、何度か繰り返してようやく成功したというユーザーもいます。諦めずに何度か試してみることが大切です。
4. 日付と時刻の設定を確認する
日付と時刻の設定が正しくないと、macOSがアップデートを検証できなくなることがあります。以下の手順で確認・修正しましょう。
- 「システム環境設定」>「日付と時刻」を開く
- 左下の鍵アイコンをクリックし、パスワードを入力してロックを解除する
- 「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れる

- 「タイムゾーン」タブをクリックする
- 「現在の位置情報に基づいてタイムゾーンを自動的に設定」にチェックを入れる
- 鍵アイコンをクリックして変更を保存する
- Macを再起動する
- 再度macOSのインストールを試す
すでにチェックが入っている場合は、一度チェックを外してMacを再起動し、その後もう一度「日付と時刻」でチェックを入れ直してください。
5. コンテンツキャッシュを「すべてのコンテンツ」で有効にする
コンテンツキャッシュは、iCloudなどからダウンロードしたソフトウェアやデータをMac上にキャッシュし、同じネットワーク上の他のAppleデバイスでも利用できるようにする機能です。設定しておけば、ソフトウェアやアプリのアップデートを一度だけダウンロードすれば済みます。
検証エラーとは直接関係ないように思えますが、実際に「macOS Montereyを検証できませんでした」というエラーが、コンテンツキャッシュを有効にすることで解決した事例があります。別のバージョンをインストールする場合でも試す価値は十分にあります。
- 「システム環境設定」>「共有」を開く
- 「コンテンツキャッシュ」にチェックを入れて有効化する
- 「キャッシュ」横のプルダウンメニューで「すべてのコンテンツ」を選択する

設定後、再度ダウンロードとインストールを試してください。初回に「macOS Venturaを検証できませんでした」というエラーが出ても、2回目で成功するケースがあります。
6. App StoreからmacOSをインストールする
まだApp Storeからのアップデートを試していないなら、ぜひ試してみましょう。App Storeを開いて目的のバージョンを検索し、「入手」をクリックするとダウンロードできます。この方法では、完全なインストーラがアプリケーションフォルダにダウンロードされます。
App Storeにインストーラが見つからない場合は、Appleの公式リンクから入手できます。
ダウンロードが完了すると、インストーラは自動的に起動し、選択したディスクにアップデートをインストールできるようになります。
7. セーフモードで起動する
セーフモードでのアップデートも有効な手段です。セーフモードでは必要最低限のコンポーネントのみが読み込まれ、起動ディスクの検証と修復、システムキャッシュのクリーンアップが行われるため、エラーのトラブルシューティングに最適です。
セーフモードでアップデートのダウンロードとインストールを試してみてください。なお、セーフモードへの起動手順は、Apple Silicon(M1・M2)搭載MacとIntel搭載Macで異なる点に注意が必要です。
8. 起動ディスクを修復する
起動ディスクにディスクエラーがあると、「macOS Montereyを検証できませんでした」といった検証エラーが発生することがあります。起動ディスクをチェック・修復するには、macOSリカバリでディスクユーティリティのFirst Aidを実行します。
手順は以下の通りです。
- Macをリカバリーモードで起動する
- 「ディスクユーティリティ」>「続ける」をクリックする
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」を選択する
- 左サイドバーから一番下の内蔵ボリュームを選択する
- 「First Aid」をクリックする

- スキャン完了後、一番上のディスク(Apple SSDなど)まで順番にスキャンを続ける
ディスクユーティリティがエラーを検出しなかった場合は、Macを再起動してもう一度アップデートを試してください。エラーが検出された場合は、まずそのエラーを修正してから進めましょう。
9. ファイアウォール設定を確認する
ファイアウォールが着信接続をブロックする設定になっていると、インストーラが正常に動作しません。以下の手順で確認しましょう。
- 「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」を開く
- 「ファイアウォール」タブを選択する
- 鍵アイコンをクリックし、パスワードを入力する
- 「すべての着信接続をブロック」のチェックを外す

- 「内蔵ソフトウェアが着信接続を受け入れることを自動的に許可」を有効にする
- 「ダウンロードした署名済みソフトウェアが着信接続を受け入れることを自動的に許可」を有効にする
10. インターネットリカバリからmacOSをインストールする
別の方法として、インターネットリカバリーモードからアップデートやアップグレードを行うこともできます。このモードではmacOSの再インストールや、お使いのMacで利用可能な最新バージョンへのアップグレードが可能です。以下の手順で再インストールしても、ファイルや個人設定は保持されます。
Intel搭載Macの場合:
- Macを再起動する
- 画面が黒くなったらすぐにOption + Command + Rキーを押し続ける
- 回転する地球儀が表示されたらキーを離す
- 管理者アカウントを選択し、必要に応じてパスワードを入力する
- 「macOSを再インストール(バージョン名)」>「続ける」をクリックする

- 画面の指示に従ってアップデートをインストールする
Apple Silicon搭載Macの場合は少し異なり、現在インストールされているmacOSの再インストールと最新版への更新のみ可能です。
Apple Silicon(M1・M2)搭載Macの場合:
- Macの電源を切る
- 電源ボタンを押し続け、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで待つ
- 「オプション」>「続ける」をクリックする
- 管理者アカウントを選択し、必要に応じてパスワードを入力する
- 「macOSを再インストール(バージョン名)」>「続ける」をクリックする
- 画面の指示に従ってアップデートをインストールする
macOSリカバリからのアップデートであれば、「macOS Venturaを検証できませんでした」のようなエラーを回避できるはずです。ただし、リカバリーモードでも「macOSを検証できません」が表示される場合は、Macの初期化を検討しましょう。
Macを初期化する
最終手段としては、起動ディスクをフォーマットしてmacOSを再インストールする方法があります。これにより、検証エラーの原因となっているあらゆるソフトウェアの問題を解消できます。ただし、初期化するとMac上のすべてのデータが消去されるため、必ずTime Machineでバックアップを作成してから作業を始めてください。

macOS Venturaをクリーンインストールする詳細な手順については、専用ガイドをご参照ください。
11. 外部ドライブからの起動を許可する(外付けドライブへのインストール)
T2チップを搭載したMacは、デフォルトで外部ドライブからの起動が禁止されています。外付けドライブへのmacOSインストール時に「macOSを検証できません」というエラーが表示される場合は、外部メディアからの起動を許可する設定変更が必要かもしれません。
- Macを再起動する
- 画面が黒くなったらすぐにCommand + Rキーを押し続ける
- Appleロゴが表示されたらキーを離す
- 管理者アカウントを選択し、パスワードを入力する
- 「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」をクリックする
- 「macOSパスワードを入力」をクリックする
- 管理者アカウントを選択し、パスワードを入力する
- 「外部メディアまたはリムーバブルメディアからの起動を許可」を有効にする

設定後、再度インストールを試みてください。
macOS再インストール時の「macOSを検証できません」の解決策
リカバリーモードでmacOSを再インストールしようとした際に「macOSを検証できません」というエラーが表示される場合は、以下の解決策を試してください。
ターミナルで日付と時刻を変更する
インストールを完了させるには、Macの日付と時刻が正確である必要があります。以下の手順で確認しましょう。
- Macをリカバリーモードで再起動する
- 「ユーティリティ」>「ターミナル」をクリックする
- 「date」コマンドを入力してEnterキーを押し、Macの日付を確認する
- 日付と時刻が誤っている場合は、「ntpdate -u time.apple.com」コマンドを実行して修正する
- インターネットに接続できない場合は、「date 1024183022」のように手動で日付と時刻を設定する(例:2022年10月24日18時30分の場合)
- ターミナルを終了し、macOSを再インストールする
インターネットリカバリでmacOSを再インストールする
Intel搭載Macでローカルリカバリーモード(Command + R)中にエラーが発生する場合は、インターネットリカバリーモードを試すのがおすすめです。名前の通り、インターネット接続が必要になります。インターネットリカバリーモードには2つのキーコンビネーションがあります。
- Option + Command + R:macOSを再インストールし、お使いのMacと互換性のある最新バージョンへアップグレードする
- Shift + Option + Command + R:Macに同梱されていたmacOSバージョン、または入手可能な最も近いバージョンを再インストールする
再インストールの手順は以下の通りです。
- Macの電源を切る
- 電源ボタンを押し、すぐに上記のいずれかのキーコンビネーションを押し続ける
- 回転する地球儀が表示されたらキーを離す
- 「macOSを再インストール(バージョン名)」をクリックし、「続ける」を選択する
- 画面の指示に従って操作する
起動可能なインストーラからmacOSをインストールする
インターネットリカバリでもインストールに失敗し続ける場合は、起動可能なmacOSインストーラを使ったインストールを検討しましょう。まずインストールしたいバージョンの起動可能なインストーラを作成し、そこから起動して「macOSをインストール(バージョン名)」をクリックします。
Macを初期化する
上記の解決策でも改善しない場合は、Macをバックアップした後、ドライブを消去しましょう。その後、ローカルまたはインターネットリカバリーモード、あるいは起動可能なインストーラからmacOSの再インストールを試みてください。
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