Macintosh HD(Macintoshハードドライブ)のフォーマット方法を徹底解説|初心者向けステップバイステップガイド
Macの内蔵ドライブ(Macintosh HD)をフォーマットする必要が生じる場面は少なくありません。本記事では、フォーマットが必要となるケース、事前に準備すべきこと、そしてmacOSリカバリーモードとディスクユーティリティを使った具体的な手順まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
- 1. Macintoshハードドライブ(Macintosh HD)とは
- 2. フォーマット前の準備
- 3. Macintosh HDをフォーマットする手順
- 4. まとめ
Macintosh HDのフォーマットが必要になるケース
- macOSの再インストールに失敗した、またはクリーンインストールを行いたい場合
- 売却・下取り・寄贈に向けて、すべてのデータを完全に消去したい場合
- M1 MacなどのApple Silicon Macを出荷時の状態(工場出荷時設定)に戻したい場合
- ハードドライブのファイルシステムを変更したい場合
- 「このボリュームはAPFSとしてフォーマットされていません」などのエラーを解決したい場合
Macintoshハードドライブ(Macintosh HD)とは
「Macintosh」は一般的に「Mac」と略され、MacBook Pro/Air、iMac、Mac Pro/Mac miniといったApple製コンピュータ製品群を指します。Macintoshハードドライブとは、これらのデバイスに搭載された内蔵HDDやSSDのことで、デフォルトでは「Macintosh HD」という名前が付けられています。また、Macintosh HDはMacのデフォルトの起動ディスクでもあります。
クラシックなMac OSの時代には、Macintosh HDのアイコンはデスクトップの右上隅に表示されていましたが、近年のmacOSでは初期設定で非表示になっています。自分のMacintosh HDを確認するには、「Launchpad > その他 > ディスクユーティリティ」を開き、ウィンドウ左側のサイドバーを確認してください。そこにMacintosh HDが表示されます。
なお、macOS 10.15 Catalina以降では、Macの内蔵ドライブは「Macintosh HD」と「Macintosh HD – Data」という2つのボリュームに分離されています。読み取り専用の「Macintosh HD」にはOSファイルとアプリケーションのみが格納され、読み書き可能な「Macintosh HD – Data」には書類、動画、写真、音楽などのユーザーデータが保存されます。すべてのデータを完全に消去するには、個々のボリュームではなく、Macintoshハードドライブ全体をフォーマットする必要があります。

フォーマット前の準備
手順に進む前に、フォーマットをスムーズかつ確実に完了させるため、以下の2点を必ず確認しておきましょう。
- 重要なファイル、またはドライブ全体のバックアップを取る:フォーマットを実行すると、Macintosh HD上のデータはすべて消去されます。大切なファイルを失わないよう、Time Machineでバックアップを作成しておけば、フォーマット後に復元することも可能です。
- 作業中はMacを電源に接続しておく:保存されているデータ量によって、フォーマットの完了まで数分〜数十分かかることがあります。途中で電源が切れると処理が中断され、フォーマットに失敗して最初からやり直しになる恐れがあります。
Macintosh HDをフォーマットする手順
準備が整ったら、実際のフォーマット作業に移りましょう。以下の手順に沿って慎重に進めてください。
ステップ1:MacをmacOSリカバリーモードで起動する
使用中の起動ディスク(Macintosh HD)はフォーマットできません。そのため、Macをリカバリーモードで起動してからフォーマット作業を行います。リカバリーモードへの入り方は、お使いのMacの種類によって異なります。
Intel搭載Macの場合:Macの電源を入れ、すぐに「Command + R」キーを押し続けます。Appleロゴなどの画像が画面に表示されるまで指を離さないでください。
Apple Silicon搭載Macの場合:電源ボタンを長押ししてMacの電源を入れます。起動オプション画面が表示されるまで指を離さず、その後「オプション」を選択して「続ける」をクリックします。
ステップ2:ディスクユーティリティを起動する
macOSユーティリティ画面が表示されたら、「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。

ステップ3:ディスクユーティリティでMacintosh HDを選択する
サイドバーから、「Macintosh HD」「Home HD」など、名前が付けられたMacintoshハードドライブを探します。前述のとおり、macOS Catalina以降ではドライブが「Macintosh HD」と「Macintosh HD – Data」の2つのボリュームに分かれているため、まずDataボリュームや、自分で追加したその他のボリュームを削除しておきます。
そのうえで「Macintosh HD」を選択し、ツールバーの「消去」をクリックしてください。
注意:「macOSベースシステム」というディスクイメージは、ディスクユーティリティなどの基本ユーティリティへアクセスするためのリカバリー領域ですので、削除・消去しないでください。
ステップ4:名前とフォーマット形式を指定する
新しいウィンドウが開き、Macintoshハードドライブの新しい名前とフォーマット形式の指定を求められます。好みの名前を入力してもよいですし、デフォルトの「Macintosh HD」のままでも問題ありません。次に「フォーマット」欄をクリックしてファイルシステムの選択肢を表示させます。macOS 10.13以降を利用するMacなら「APFS」を、macOS 10.12以前なら「Mac OS拡張(HFS+)」を選択しましょう。
最後に「消去」をクリックします。「ボリュームグループを消去」というボタンが表示された場合は、そちらをクリックしてください。

ステップ5:ディスクユーティリティを終了し、macOSを再インストールする
フォーマット処理が完了したら、メニューバーの「ディスクユーティリティ」から「ディスクユーティリティを終了」を選択し、macOSユーティリティ画面へ戻ります。続いて「macOSを再インストール > 続ける」を選び、インストール先として先ほどフォーマットしたMacintosh HDを指定します。再インストールが完了したら、画面の指示に従ってMacの初期設定を行えば完了です。
まとめ
理由は何であれ、この記事の手順どおりに進めればMacintosh HDを安全にフォーマットできます。繰り返しになりますが、作業の前には必ずドライブ上の重要なファイルのバックアップを取っておきましょう。フォーマット後は、まっさらな状態のドライブを自由に活用できます。ただし、M1 MacなどSSD搭載モデルでは、SSDへの過度な消耗(劣化)を防ぐため、頻繁なフォーマットはおすすめしません。
もしディスクユーティリティでMacintosh HDをフォーマットできない場合は、「[完全ガイド] ディスクユーティリティでドライブを消去できないときの対処法」もあわせて参考にしてください。
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