Macの一時ファイルを簡単に削除する方法|自動・手動それぞれの手順を徹底解説
Macのハードドライブを整理するとき、一時ファイル(テンポラリファイル)は真っ先に思い浮かぶ存在ではないかもしれません。確かに一部は一定期間が過ぎると自動的に削除されますが、大半はMacの中に残り続け、貴重なストレージ容量を静かに圧迫し、Macの動作を遅くする原因にもなります。
しかし心配はいりません。このガイドでは、自動と手動の両方の方法でMac上の一時ファイルを削除する方法を解説し、貴重なディスク容量を取り戻すお手伝いをします。
この記事でわかること
- iBoysoft DiskGeekerを使って一時ファイルを自動で削除する方法
- アプリのキャッシュ、ターミナルからの削除、ブラウザキャッシュ、システムログ、ローカルスナップショットなどを手動で消す方法
なお、Office 365やMicrosoft Office関連の一時ファイルを削除したい場合は、「MacでOfficeの一時ファイルを掃除する方法」の記事をご参照ください。
Macの一時ファイルとは?
一時ファイル(tempファイル)とは、アプリケーションやmacOSシステムが、パフォーマンス向上や機能強化のためにデータを一時的に保存するために作成するファイルです。大きく分類されることもありますが、その出どころや用途はさまざまです。
Macに存在する代表的な一時ファイルには、以下のようなものがあります。
主な一時ファイルの種類
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| ブラウザのCookie | 訪問したWebサイトがブラウザに送信する小さなデータ。設定やログイン情報などを記憶し、利便性を高めます。 |
| アプリのキャッシュ | アプリが再アクセス時に表示を高速化するため、取得済みデータを保存しておくもの。再ダウンロードの手間を省きます。 |
| 古いシステムログ | システムの動作記録。トラブルシューティングには役立ちますが、日常的な使用では不要です。 |
| 古いiOSバックアップ | iOSデバイスをMacにバックアップしている場合、古いバックアップファイルが大量の容量を消費することがあります。 |
| アプリインストールの残骸 | アプリのインストール中に使われる一時ファイルで、自動的に削除されないことがあります。 |
| 未完了のダウンロードファイル | ネットワーク障害やアップデートエラーなどでダウンロードが途中で失敗したファイルです。 |
| ドキュメントの中間バージョン | WordやExcelなどが突然のクラッシュに備えて作成する作業用のバックアップです。 |
| ローカルスナップショット | Time MachineがMacの内蔵ストレージ上に作成するデータの一時的な複製。自動バックアップ有効中にバックアップディスクが接続されていないときに保持されます。 |
一時ファイルはMac内のさまざまな場所に散在しています。「一時ファイル」という単一のフォルダはありませんが、~/Library/Cachesフォルダは最も代表的な保存場所のひとつで、削除作業の出発点として最適です。
その他、一時ファイルが容量を占有しうる場所は以下の通りです。
- /Library/Caches:システムおよびユーザーアプリのキャッシュファイル
- ~/Library/Logs:ユーザーとして使用しているアプリが生成したログ
- /Library/Logs:システム全体のアプリやプロセスが生成したログ
一時ファイルの場所を見つける手順
- Finderを開きます。
- メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択します。
- 「~/Library/Caches/」または別の一時ファイルの場所を入力します。

- 「移動」をクリックします。
Macの一時ファイルを削除しても問題ない?
「一時ファイルは本当に削除していいの?」——Macintosh HDの空き容量を増やそうとするとき、多くの方が抱く疑問です。結論から言えば、はい、基本的に問題なく削除できます。むしろ不要な一時ファイルやキャッシュを削除することで、利用可能な容量を回復でき、Mac全体の動作速度も向上します。
Macの一時ファイルを自動で削除する方法
一時ファイルを手作業で探すのが面倒な方は、専用のクリーニングソフト「iBoysoft DiskGeeker」に任せましょう。この一時ファイルクリーナーは、Mac上のジャンクファイルを自動的に検出し、時間を節約しながら重要なファイルを誤って削除するリスクも減らせます。
実際にスキャンしてみたところ、筆者のMacBook Airでは約13GB分の一時ファイル(キャッシュファイル、ログファイル、一時保存されたメールメッセージ、ゴミ箱へ移動済みのファイル、ダウンロードファイルなど)が検出されました。
macOS Sonoma以前の環境で一時ファイルを削除する手順は以下の通りです。
ステップ1: iBoysoft DiskGeekerをダウンロードしてインストールします。
ステップ2: クリーニングツールを開き、内蔵データボリュームを選択して「ジャンクをクリーン(Clean Junk)」をクリックします。

ステップ3: スキャンの完了を待ちます。
ステップ4: ツールが検出した一時ファイルを確認します。
ステップ5: 削除したいファイルを選択し、「Clean」をクリックします。

Macの一時ファイルを手動で削除する方法
自動削除は便利ですが、手動で一時ファイルを消すことも可能です。作業を始める前に、誤って削除してしまった場合に備えて、必ずMacのバックアップを取っておきましょう。
1. アプリのキャッシュを削除する
一時ファイルの中でも、~/Library/Caches内のキャッシュファイルは容量を大きく占める傾向があります。これらを削除すれば空き容量が増えるだけでなく、アプリが正常に動作しない問題の解決にもつながります。
ショートカットキーを使ってMacの一時ファイルを削除する手順は以下の通りです。
- 実行中のすべてのアプリを終了します。
- Finderを起動します。
- Cmd+Shift+Gキーを押して「フォルダへ移動」を開きます。
- 「~/Library/Caches」と入力してEnterキーを押します。
- 削除したいキャッシュフォルダを選択します。
- 右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択します。

- ゴミ箱を空にします。
2. ターミナルで一時ファイルを削除する
一時ファイルやフォルダの場所が特定できるなら、ターミナルからコマンドで削除する方法もあります。コマンド操作に慣れている方におすすめの手段です。
3. ブラウザのキャッシュを削除する
Macの一時ファイル削除には、ブラウザキャッシュの掃除も欠かせません。ただし、Cookieは特定サイトへのログインに支障が出る場合や、まとめてログアウトしたい場合以外は、削除しないことをおすすめします。
Google Chromeのキャッシュを削除する: Chromeの設定メニューから「プライバシーとセキュリティ」>「閲覧履歴データの削除」を選び、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除を実行します。
Safariのキャッシュを削除する:
- Safariを開きます。
- メニューから「Safari」>「設定」を選択します。
- 「詳細」タブを開き、「Web開発者向けの機能を表示」にチェックを入れます。
- メニューバーの「開発」メニューから「キャッシュを空にする」をクリックします。
4. システムログファイルを削除する
他の一時ファイルと同様、ログファイルも蓄積するとストレージを圧迫します。幸い、ほとんどのログは以下の手順で安全に削除できます。
- Finderを開き、左上のメニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択します。
- 「~/Library/Logs」または「/Library/Logs」と入力します。

- 削除したいログファイルを選択し、ゴミ箱へドラッグ&ドロップします。
- ゴミ箱を空にします。
5. Time Machineのローカルスナップショットを削除する
MacでTime Machineの自動バックアップを設定している場合、バックアップディスクが接続されていない間、設定に応じて毎時・毎日・毎週のローカルスナップショットが作成されます。これらは一定期間後、あるいは容量が必要になった時点で自動的に削除される仕組みです。

しかし、macOSがこのクリーンアップに失敗することもあります。十分な空き容量があるはずなのに、Macが整理されず容量不足に陥るケースです。そのため、Macの定期メンテナンスの際には、古いTime Machineバックアップを削除することをおすすめします。
6. Macを再起動する
Macの一時ファイルを掃除する最もシンプルな方法は、再起動です。再起動により、キャッシュ、ログ、未保存のドキュメントなどの各種一時ファイルを安全に削除できます。長期間Macを再起動していない場合は特に効果的です。
さらに、macOSのセーフモードで起動すれば、ログイン中のユーザーアカウントのキャッシュデータやその他のファイルを消去できます。このトラブルシューティングモードでは、ファイルシステムのエラーチェックも行われます。確認後は通常どおり再起動しましょう。
本ガイドを通じて、Macの一時ファイルを削除して空き容量を確保する方法をご理解いただけたでしょうか。役立つと思ったら、ぜひ周りの方にもシェアしてください。
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