Windows 7/8/10/11でエラー0x80070091を解決する完全ガイド|フォルダが削除できない原因と6つの対処法
パソコンの利用において、データの読み書きは日常的な操作です。しかし、フォルダを削除しようとした際に「予期しないエラーのためフォルダを削除できません。エラー 0x80070091:ディレクトリが空ではありません。」というエラーメッセージが表示されることがあります。
エラーメッセージの通り、削除しようとしたフォルダは削除できません。ところが、「ディレクトリが空ではありません」という表示内容に戸惑ってしまう方も少なくありません。
Windows 7/8/10/11でフォルダの削除が妨げられている場合は、この記事が役立ちます。以下の内容を参考に、エラー0x80070091を解決しましょう。
エラー0x80070091とは?主な原因を解説
エラー0x80070091は、主に外付けハードディスク、SDカード、USBメモリなどの外部ドライブからフォルダを削除しようとしたときに発生します。システムドライブで起こるケースもあります。このエラーは、Windows 7から最新のWindows 11まで、幅広い環境で確認されています。
フォルダを削除する際だけでなく、システムの復元機能を使って、以前作成しておいた復元ポイントへコンピューターを戻そうとしたときにも、「ディレクトリを復元ポイントから復元中にシステムの復元に失敗しました。システムの復元中に特定できないエラーが発生しました。(0x80070091)」というエラーコードが表示されることがあります。
システムの復元時にこのメッセージが表示されると、正常にシステムの復元を完了できなくなります。
このエラーが発生する明確な理由は特定されていませんが、考えられる主な原因は以下の通りです。
- 破損したシステムファイル
- 破損または物理的な損傷があるハードドライブ
- ドライブ上の不良セクタ
- 一時フォルダ内に蓄積されたジャンクファイル
- フォルダのアクセス許可(権限)不足
- ウイルスやマルウェアへの感染
Windows 7/8/10/11でエラー0x80070091を修正する方法
フォルダ名を変更すれば解決できる場合もありますが、ほとんどの場合この方法は有効ではありません。最初は些細な問題に見えても、放置するとコンピューター上のさまざまな操作を妨げる恐れがあります。そのため、できるだけ早めに対処することが重要です。
方法1:コマンドプロンプトでフォルダを削除する
コマンドプロンプトは、Windowsに標準搭載されているコマンドラインインタープリターで、テキストコマンドを使ってコンピューターを操作できるツールです。通常の操作とは異なる方法でフォルダを削除できるため、エラーが発生している場合の回避策として有効です。手順はやや複雑に感じますが、うまくいけばフォルダを正常に削除できます。
- Win+Qキーを押して、検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力します。
- 検索結果で右クリックし、「管理者として実行」を選択します。(またはWin+Shift+Enterキーを押して、管理者権限で直接開くことも可能です。)
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。「Folder Path」の部分には、削除したいフォルダの場所(ドライブ文字を含む)を指定してください。
rmdir /s "Folder Path"

方法2:Windowsエクスプローラーを再起動する
Windowsエクスプローラーは、ファイルやフォルダの管理、ネットワーク設定の確認、ファイルの検索などを行えるファイルマネージャーです。エクスプローラーの不具合が原因でエラーが出ている可能性もあるため、再起動してフォルダを削除できるかどうか試してみましょう。
なお、ウィンドウを閉じて開き直すだけでは再起動になりません。以下の手順に従ってください。
- Ctrl+Alt+Delキーを同時に押して、セキュリティオプション画面を開きます。
- 一覧から「タスク マネージャー」を選択します。
- 「プロセス」タブを開き、「エクスプローラー」を見つけます。
- エクスプローラーを右クリックして「再起動」をクリックします。(または、エクスプローラーを選択した状態で、ウィンドウ右下の「再起動」をクリックします。)

なお、Windows 10/11でファイルエクスプローラーが頻繁にクラッシュする場合の対処法については、専用の解説記事も参考にしてください。
方法3:システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
エラー0x80070091の原因の一つが、破損したシステムファイルです。システムファイルチェッカー(SFC)は、特定のWindowsシステムファイルの整合性を検証し、破損したファイルを自動的に修復してくれるツールです。SFCを実行して、不正な状態のシステムファイルを修復し、エラーの解消を目指しましょう。
- タスクバーの検索アイコンをクリックし、検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力します。
- コマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを入力します。
sfc /scannow

処理が完了するまで待ちます。スキャン中にコマンドプロンプトのウィンドウを閉じたり、PCの電源を切ったりしないよう注意してください。
方法4:CHKDSKを実行する
ファイルの紛失や破損以外にも、ドライブ上の不良セクタが原因でこのエラーが発生することがあります。CHKDSKを実行して、ドライブの不良セクタの修復を試みましょう。
- 前述の手順と同じ操作で、管理者権限のコマンドプロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
chkdsk /f /r X:

「X」には、対象ファイルが保存されているストレージドライブのドライブ文字を指定します。実行後、コンピューターが再起動してチェック作業が行われます。CHKDSKの処理が完了したら、もう一度フォルダの削除を試し、エラー0x80070091が解消されたかどうかを確認してください。
方法5:ファイルやフォルダのアクセス許可を変更する
フォルダのアクセス許可が不十分な場合、コンピューターがフォルダを削除できないことがあります。以下の手順で、対象フォルダにフルコントロール権限を設定しましょう。
- 問題が発生しているフォルダを右クリックし、表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブを開き、「詳細設定」をクリックします。
- 「所有者」の横にある「変更」をクリックします。
- 「選択するオブジェクト名を入力してください」の欄に、お使いの管理者アカウントの名前を入力します。
- 「名前の確認」をクリックし、「OK」で確定します。

- 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れます。
- 「適用」と「OK」をクリックして確定します。
方法6:ウイルススキャンを実行する
コンピューターがウイルスやマルウェアに感染し、フォルダを削除する際にエラーメッセージが表示されるようになった場合は、標準搭載のWindows Defender(Windows セキュリティ)でスキャンを行いましょう。
- デスクトップ左下のWindowsアイコンをクリックするか、キーボードのWinキーを押します。
- 「設定 > 更新とセキュリティ > Windows セキュリティ」の順に進みます。
- 「Windows セキュリティを開く」をクリックします。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択し、「スキャンのオプション」(高度なスキャン)をクリックします。

- 「Windows Defender オフライン スキャン」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックします。
上記の解決策で、フォルダを正常に削除できましたか?うまくいった場合は、同じトラブルに悩む方のために、この便利な方法をぜひ周りの人にも共有してください。
エラー0x80070091に関するよくある質問(FAQ)
Q1. エラー0x80070091はどのような状況で発生しますか?
A. パソコン上のフォルダを削除しようとした際に、「予期しないエラーのためフォルダを削除できません。エラー 0x80070091:ディレクトリが空ではありません。」というメッセージが表示されるケースで発生します。また、システムの復元の実行中に表示されることもあります。
Q2. エラー0x80070091が表示されてもフォルダを削除できますか?
A. コマンドプロンプトを使えば、エラーが表示されていてもフォルダを削除できる場合があります。それでも解決しない場合は、SFCで破損したシステムファイルを修復したり、CHKDSKでドライブの不良セクタを修復したりしてから、再度削除を試みてください。
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