ステップバイステップ完全ガイド:Windows PCのVMwareにmacOS Venturaをインストールする方法
macOS Venturaは2022年10月24日にリリースされた最新のmacOSバージョンです。再設計されたシステム設定アプリをはじめ、ステージマネージャ(Stage Manager)、Continuity Camera、Freeform、重複写真アルバムなど数多くの新機能が搭載されており、メール、Safari、Spotlight、メッセージなどの標準アプリにもさまざまな改良が加えられています。
すでに多くのMacユーザーがこの新バージョンを楽しんでいます。もしWindows PCでmacOS Venturaを使いたい場合は、仮想マシンを活用する必要があります。本記事では、Windows PCでmacOSを実行するのに人気の仮想マシンソフトウェア「VMware」にmacOS Venturaをインストールする方法を詳しく解説します。
Windows PCのVMwareにmacOS Venturaをインストールするには?
PCでmacOS Venturaを快適に実行するには、少なくとも8GBのRAMと80GBの空きハードディスク容量が必要です。作業を始める前に、お使いのWindows PCが要件を満たしているかどうかを確認しましょう。WindowsでRAMおよびストレージ容量を確認する手順は以下の通りです。
- 画面左下のスタートメニューボタンをクリックします。
- 検索バーに「システム情報」と入力し、Enterキーを押します。
- システム情報ウィンドウで「実装されている物理メモリ(RAM)」と「合計物理メモリ」の項目を確認します。ここには、PCに搭載されているRAMの容量が表示されます。

- ストレージ容量を確認するには、システム情報ウィンドウの左側メニューから「コンポーネント」>「記憶域」をクリックします。
- 記憶域ウィンドウには、各ハードドライブの使用済み容量と空き容量の内訳が表示されます。
Windows PCが最小スペックを満たしていれば、準備完了です。
注意:VMwareへのmacOS Venturaのインストールでは、仮想マシンがホストOSから独立して動作するため、Windows PC上のデータが消去されることはありません。ただし、システムに大きな変更を加える前には、必ずデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
インストール手順(クイック概要)
- ステップ1:macOS VenturaのISOファイルをダウンロード
- ステップ2:VMware WorkstationまたはPlayerをインストール
- ステップ3:VMware Unlockerをダウンロードしてインストール
- ステップ4:macOS Ventura仮想マシンを作成
- ステップ5:macOS Venturaの.vmxファイルを編集
- ステップ6:macOS Ventura用に仮想ハードディスクをフォーマット
- ステップ7:画面の指示に従ってVMwareにmacOS Venturaをインストール
- ステップ8:VMware Toolsをインストール
ステップ1:macOS VenturaのISOファイルをダウンロード
macOS VenturaはApple製ハードウェア専用に設計されているため、WindowsやLinuxのようにWindows PCへ直接インストールすることはできません。代わりに、Macのハードウェア環境をエミュレートする仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」を使ってWindows PC上に仮想マシンを作成し、そのゲストOSとしてmacOS Venturaをインストールする必要があります。
Windows PC上にmacOS Ventura仮想マシンを作成するには、macOS Venturaインストーラーの完全なコピーを含むISOファイルが必要です。このISOファイルはMacでのみ作成できるため、Macをお持ちであれば自分で作成することが可能です。
Macをお持ちでない場合は、Windows用のmacOSイメージを直接ダウンロードしてください。
以前のバージョンのmacOS Venturaが必要な場合は、macOS 13.3.1 VenturaのISOファイルをダウンロードして試してみてください。
ステップ2:VMware WorkstationまたはPlayerをインストール
VMwareには、Windows PCでmacOS Venturaを実行できる2つの製品があります。「VMware Workstation Pro(VMware Workstation)」と「VMware Workstation Player(VMware Player)」です。両製品は機能面でよく似ていますが、いくつかの違いがあります。
ライセンス:VMware Workstationは有料製品で、使用にはライセンスの購入が必要です。一方、VMware Playerは無料製品で、追加費用なしでダウンロードして使用できます。
機能:VMware WorkstationはVMware Playerよりも多くの機能を備えています。例えば、Workstationでは仮想マシンのクローン作成や暗号化された仮想マシンの管理が可能ですが、Playerにはこれらの機能がありません。
互換性:VMware WorkstationはWindows、Linux、macOSで動作しますが、PlayerはWindowsとLinuxのみに対応しています。また、WorkstationはvSphereやFusionなど他のVMware製品で作成された仮想マシンも含め、より幅広い仮想マシンを実行できます。
パフォーマンス:どちらの製品も良好なパフォーマンスを発揮しますが、特に複数の仮想マシンを同時に実行する場合、Workstationの方が一般的に高速です。
まとめると、高度な機能と幅広いOS・仮想マシンのサポートを備えたプロ仕様の仮想化製品が必要であればVMware Workstationを、Windows PCでmacOS Venturaを動かす程度の基本的な用途でライセンス料をかけたくない場合は、VMware Playerがより適した選択肢となります。
選択が済んだら、以下のリンクから希望のVMwareをダウンロードし、画面の指示に従ってWindows PCにインストールしてください。
インストール中は「Install Windows Hypervisor Platform (WHP) automatically」を選択し、項目が表示される場合は「Enhanced Keyboard Driver」と「Add VMware workstation console tools into the system path」も有効にしておきましょう。
ステップ3:VMware Unlockerをダウンロードしてインストール
VMwareにmacOS Venturaをインストールする3つ目のステップは、macOS仮想マシン向け自動アンロッカーツールのインストールです。このツールにより、Apple製以外のハードウェアでmacOS仮想マシンの実行を妨げる制限を回避できます。UnlockerはGitHubから入手できます。

ファイルを解凍し、展開されたフォルダを開いて「win-install.cmd」ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ4:macOS Ventura仮想マシンを作成
Unlockerのインストールが完了したら、VMwareを起動して以下の手順でmacOS Ventura仮想マシンを作成できます。
ステップ5:macOS Venturaの.vmxファイルを編集
仮想マシンの設定を構成した後、macOS Ventura仮想マシンの設定ファイル(.vmx)を編集して、VMwareとの互換性を持たせる必要があります。手順は以下の通りです。
ステップ6:macOS Ventura用に仮想ハードディスクをフォーマット
ステップ7:画面の指示に従ってVMwareにmacOS Venturaをインストール
- 「続ける」をクリックしてmacOS Venturaのインストールを開始します。
- 利用規約に同意します。
- フォーマット済みの仮想マシンディスクを選択し、「続ける」をクリックします。

- セットアップウィザードがシステムファイルをディスクにコピーするまで待ちます。
- 画面の指示に従ってVMwareへのmacOS Venturaのインストールを進め、インストールを完了させます。
ステップ8:VMware Toolsをインストール
おめでとうございます!これでWindows PCへのmacOS Venturaのインストールが完了しました。最後のステップはVMware Toolsのインストールです。これによりグラフィックスの問題が解消され、全画面表示のサポートや、ホストOSとmacOS Ventura間のドラッグ&ドロップ、コピーアンドペースト、時刻同期、マウス統合などの便利な機能が使えるようになります。
さらに、VMware ToolsはmacOS Ventura仮想マシンのパフォーマンス最適化にも役立ちます。インストール手順は以下の通りです。
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これで、Windows PC上のVMwareでmacOS Venturaを実行できるようになりました。この記事をシェアして、ほかのMacユーザーのお役に立ててください。
macOS Ventura仮想マシンでNTFSフォーマットのドライブを使うには?
NTFSはMicrosoftが所有する独自のファイルシステムで、macOSでは読み取りのみ可能で書き込みはできません。つまり、macOS VenturaをはじめとするmacOSを実行中は、WindowsパーティションやNTFSフォーマットの外付けドライブに対して、ファイルの編集・削除・保存ができないということです。
Mac OSにおけるNTFSの読み取り専用問題を解決するには、exFATやFAT32などWindowsとmacOSの両方と互換性のあるファイルシステムでドライブを再フォーマットするか、サードパーティ製のNTFS for Macツールを使用するという2つの方法があります。
前者はNTFSドライブ上のすべてのデータを消去してしまううえ、Windowsのシステムパーティションには適用できません。そのため、ドライブをフォーマットせずに、macOS Ventura使用中でもWindowsパーティション上のファイルへアクセスしたい方には、後者の方法がより現実的な選択肢となるでしょう。
NTFS for Macツールの利用を検討している方には、「iBoysoft NTFS for Mac」をおすすめします。これはプロフェッショナルなNTFSドライバーで、macOS Ventura上のNTFSフォーマットドライブへの完全な読み書きアクセスを提供します。
この信頼性の高いNTFS for Macツールは、再起動後やNTFSドライブの再接続後に改めて起動する必要がなく、ドライブを読み書きモードで自動マウントしてくれるため、快適に使用できます。
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macOS Ventura VMware仮想マシンに関するFAQ
Q: VMwareでmacOSを実行できますか?
A: はい、VMwareでmacOSを実行することは可能です。Windows PCでmacOSを動かしたい場合は、無料のVMware Workstation Playerか、ライセンス購入が必要な上位版のVMware Workstation Proを選べます。前者はWindows上で1つのmacOSバージョンを動かすといった基本的な用途に適しており、後者は仮想マシンをより細かく制御したり、業務で高度な機能を必要とするパワーユーザー向けに設計されています。
Q: VMware Workstation Pro 17にmacOS Venturaをインストールできますか?
A: はい、本記事の手順に従うことで、VMware Workstation Pro 17にmacOS Venturaをインストールできます。
Q: macOS Venturaを快適に動かすためのVMwareの設定方法は?
A: macOS Venturaをスムーズに実行するには、仮想マシンに多めのCPUコアとRAMを割り当て、3Dアクセラレーションを有効にし、VMware Toolsをインストールすることをおすすめします。
Q: 他の仮想化ソフトウェアと比べてVMwareを選ぶ理由は?
A: VMwareは他の仮想化ソフトウェアと異なり、macOSの実行に特化した最適化が施されている点が特徴です。これにより、より効率的かつ安定した動作が実現できます。
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