MacのBoot Campで「起動可能なUSBドライブを作成できませんでした」エラーが出たときの対処法
WindowsからMacに乗り換えたばかりの方は、OSの違いに少し戸惑うことがあるかもしれません。Macには優れたオペレーティングシステムが搭載されていますが、両方の環境の良さを活かしたいという理由で、Mac上でWindowsも併用したいと考えるユーザーは少なくありません。
そんなときに便利なのが「Boot Campアシスタント」です。しかし、実際にUSBメモリを使って作業を進めようとしたところ、「起動可能なUSBドライブを作成できませんでした(Your Bootable USB drive Could Not Be Created)」というエラーメッセージが表示され、先へ進めなくなるケースが多く報告されています。
これは多くのMacユーザーが経験するよくあるトラブルなので、慌てる必要はありません。この記事では、このエラーが発生する原因と具体的な解決策をわかりやすく解説します。同じ悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
Macで起動可能なUSBを作成できない原因は?
Boot Campを使えば、Macのハードディスクに独立したパーティションを作成し、そこにWindowsを追加のOSとしてインストールできます。電源投入時や再起動時に、どちらのOSで起動するかを選択できる仕組みです。ただし、WindowsとmacOSを切り替えるたびにMacの再起動が必要になる点には注意しましょう。
Boot Campは非常に便利なツールですが、USBから起動ディスクを作成する過程で不具合が起こることがあります。主な原因は以下の通りです。
- USBメモリのファイルシステムがmacOSと互換性がない。
- 作成した起動用USBが起動デバイスとして認識されない。
- 処理がブートメニュー画面で停止し、先に進めない。
- BIOS上で起動用USBが表示されない・認識されない。
- 正しい起動オプションを選択しても、USBから起動できない。
「起動可能なUSBドライブを作成できませんでした」エラーの解決方法
Macで起動可能なUSBドライブを作成するのは簡単ですが、エラーメッセージが表示されたときはどうすればよいのでしょうか。
まず、可能であれば別のパソコンでその起動用USBを試してみてください。別のパソコンで正常に起動するのであれば、問題はUSBメモリではなく、使用していたMac本体側にあると考えられます。それでも起動しない場合は、以下の対処法を順番に試してみましょう。
ストレージ容量を確認する
Windowsをインストールする前に、まずMac本体に十分な空き容量があるかを確認しましょう。同時に、USBメモリ側にも十分な空き領域があることも忘れずにチェックしてください。
Boot Campを実行してWindowsをインストールするには、Macに最低2GBのRAMと、約30GB以上のハードディスク空き容量が必要です。さらに、16GB以上の容量を持つUSBメモリを用意しましょう。
MacやUSBメモリの容量が不足している場合は、不要なファイルを削除するか、USBメモリをフォーマットしてからWindowsのインストールを行いましょう。
macOSをアップデートする
OSが古いままだと、「起動可能なUSBを作成できません」といったエラーが表示されることがあります。まずはOSのバージョンを確認し、macOSを最新の状態にアップデートしておきましょう。
- Dockから「システム設定」を開きます。(Appleメニュー > システム設定からでも開けます。)
- 「一般」>「ソフトウェア・アップデート」の順にクリックします。
- 新しいバージョンが見つかった場合は、「今すぐアップデート」をクリックします。

macOSを最新の状態にアップデートすれば、この問題は解消されるはずです。
ISOイメージファイルをマウント解除する
ISOイメージファイルとは、光学ディスクに書き込まれる内容をディスクのセクター単位でそのまま記録したディスクイメージのことです。このエラーは、ISOファイルがシステムにマウントされたままになっていることが原因で発生する場合があります。
多くの場合、マウントされたISOファイルはデスクトップ上に表示されます。以下の手順で取り出すことで、この問題やUSBに関連するその他のトラブルを解決できます。
- デスクトップ上の対象のISOファイルを右クリックします。
- ポップアップメニューから「取り出す」を選択します。
- 再度Boot Campアシスタントを起動し、起動可能なUSBの作成を試みます。

別の方法として、FinderまたはLaunchpadから「ディスクユーティリティ」を開き、対象のISOファイルを右クリックして、ツールバーの「マウント解除」を選択することもできます。
その後、起動可能なUSBを作成できるかどうかを改めて確認してください。
最新版のWindowsをインストールし直す
古いmacOSと同様に、インストールしようとしているWindowsのバージョンがお使いのMac/MacBookと互換性がない場合にも、このエラーが発生することがあります。最新バージョンのWindowsをインストールし直してみてください。

ISOファイルを作り直す
ここまで紹介した方法をすべて試してもWindowsをインストールできない、あるいはエラーメッセージが繰り返し表示される場合は、WindowsのBoot Camp用USBインストーラーを作り直す(=新しいISOファイルを作成する)ことをおすすめします。手順は以下の通りです。
* 安全のため、必ずMicrosoft公式のWindowsインストールファイルを使用してください 👉:Windows 11公式アップデートのダウンロード/Windows 10公式アップデートのダウンロード。
- USBメモリをMBR/FAT32形式でフォーマットします。(「ディスクユーティリティ」を開き、USBメモリを選択して、ツールバーの「消去」をクリックします。)
- Windows 10またはWindows 11のISOファイルがダウンロード済みで、マウントされていることを確認します。
- Appleの公式サイトからBC6ドライバー(Boot Campアシスタント用ドライバー)をダウンロードし、USBメモリに保存します。
- Windows 10/11のISOファイルを開き、中のすべてのファイルをUSBメモリにコピーします。
- ディスクユーティリティでFAT32パーティションを作成します。(ディスクユーティリティでUSBメモリを選択し、ツールバーの「パーティション」をクリック、円グラフ下部の「+」ボタンを押して新規パーティションを作成します。)
- USBメモリからMacを起動し、FAT32パーティションをインストール先として選択します。

この記事が「起動可能なUSBを作成できませんでした」エラーの解決に役立った場合は、SNSなどでシェアしていただければ幸いです。同じ問題で困っている方の助けになるはずです。
「起動可能なUSBを作成できませんでした」に関するよくある質問(FAQ)
Q. 起動可能なUSBドライブが作成できないのはなぜ?
A. まず、USBドライブがシステムや他のアプリによって使用中になっていないかを確認してください。加えて、ストレージに十分な空き容量があるか、macOSが最新の状態か、他のアプリが干渉していないかもチェックしましょう。
Q. MacをUSBから起動するにはどうすればいい?
A. Optionキーを押し続けてください。スタートアップマネージャが表示されたらOptionキーを放します。スタートアップマネージャがMacをスキャンし、USBを含む起動可能なドライブの一覧が表示されます。
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