Macでファイルコピー時に「ディスク容量が不足しています」エラーが出る原因と解決策まとめ
Macでファイルをコピーしようとしたのに、ディスクに十分な空き容量があるはずなのに「ディスク容量が不足しています」というエラーで失敗するのは、とてもストレスが溜まるものです。通常、コピー処理が失敗すると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
① 「項目“○○”をコピーするためのディスク領域が足りません。このファイルをコピーするには、あと◯◯GBのディスク領域が必要です。“このMacについて”の「ストレージ」セクションから項目を削除して、ディスク領域を管理できます。」

この「ディスク領域が足りません」エラーは、Macの内蔵HDD/SSD、USBメモリ、SDカード、サーバー、iCloudドライブなどのクラウドストレージとの間でファイルをコピーする際に発生することがあります。
エラーメッセージに表示される「必要な追加容量」は、通常、Macの内蔵ディスク側でファイルをコピーするために必要な空き容量を指しています。そのため、外付けドライブやサーバーにコピーしている場合でも、Mac本体の容量不足として表示されることがあり、混乱のもとになります。
これは、ファイルコピーの仕組みと関係していると考えられます。macOSは通常、ファイルをソースからコピー先へ直接転送するのではなく、まずファイルの一部をメモリ(RAM)に読み込んでから書き込むためです。
エラーダイアログには「キャンセル」と「ディスク領域を管理」の2つのボタンが表示されます。「ディスク領域を管理」をクリックすると「このMacについて」の「ストレージ」セクションが開き、ドライブの空き容量を確認できます。
② 「空き領域が足りないため、項目“○○”をコピーできません。」

こちらも、Mac本体またはコピー先のドライブに十分な空き容量がない場合に表示されるエラーです。
コピー先のドライブに空きがなければ当然発生しますし、USBメモリに書き込めない理由にもなります。しかし実際には、明らかに空き容量があるのに「容量が足りません」と表示されるケースが少なくありません。本記事では、これらのエラーを解決してファイルを正常にコピーできるようにする方法を解説します。
Macの「ディスク領域不足」エラーの対処法一覧
| 対処法 | 効果的なケース |
|---|---|
| iBoysoft DiskGeekerで不要ファイルを削除 | Macの空きディスク容量不足に関するすべてのケース |
| ローカルスナップショットを削除 | 空き容量は十分に見えるが、ほとんどがパージ可能領域の場合 |
| サードパーティ製ツールやサーバーのスナップショット機能を無効化 | サーバーやバックアップドライブへのコピーで容量不足になる場合 |
| ゴミ箱を空にする | USBやMacの内蔵ディスクへのコピーで容量不足になる場合 |
| 日付と時刻を修正 | Macに何もコピーできない場合 |
| 「Macストレージを最適化」をオフにする | Mac上のファイルコピーで空き容量不足と表示される場合 |
| ドライブのアクセス権を確認 | 容量不足により外付けドライブにコピーできない場合 |
| ドライブを再フォーマット | 明らかに空きがあるのに外付けHDDが容量不足と表示する場合 |
Macのディスク空き容量を確認する方法
Macが容量不足を理由にファイルコピーを拒否する場合、それが誤ったエラーなのか、本当に転送のための空き容量が足りないのかを確認しましょう。
Macで空き容量を確認する方法はいくつかありますが、最もおすすめなのが「ディスクユーティリティ」です。「情報を見る」やストレージ設定画面などのGUIツールでは、正確でない数値が表示されることがあるためです。
ディスクユーティリティでディスク容量を確認する手順:
- Command + Spaceキーを押してSpotlight検索を開き、「ディスクユーティリティ」と入力します。
- ディスクユーティリティを起動します。
- 左側のサイドバーから内蔵または外付けのボリュームを選択します。
- 「利用可能」の数値を確認します。

この数値がディスクの実際の空き容量です。(注意:ストレージ設定画面に表示される「使用可能」の容量には、パージ可能領域も含まれるため、実際に使える空き容量とは異なります。)
空き容量があるのに「ディスク領域が足りません」と表示される理由
ドライブに十分な空きがあるはずなのに容量不足のエラーが出るのは不思議に思えます。ここでは、その背景にある原因を紹介します。
最大の原因は、Macのパージ可能領域(Purgeable space)です。パージ可能領域とは、空き容量が不足した際にmacOSが自動的に削除するはずのデータですが、実際には期待どおりに動作しないことがあります。

パージ可能領域に含まれる主なファイルは以下のとおりです。
- Time Machineのローカルスナップショット
- macOSアップデート中に作成されたAPFSスナップショット
- キャッシュや一時ファイル
- ゴミ箱に移動したまま削除されていないファイル
- iCloudに同期された最適化済みファイル
- メールの添付ファイル
- 古いバージョンのファイル など
また、Macの日付と時刻が正しく設定されていない場合や、ドライブのファイルシステムに問題がある場合、アクセス権(パーミッション)に問題がある場合にも、同様のエラーが発生することがあります。
「空き領域が足りずコピーできない」エラーの解決策
「ディスク領域が足りません」「空き領域が足りないため項目をコピーできません」「ブートイメージをコピーするための内部フラッシュディスクの空き領域が不足しています」などのエラーが表示された場合は、以下の解決策を順番に試してみてください。Macのアップデートに必要な空き容量が確保できない場合にも役立ちます。
1. 不要なファイルを削除する
Macのハードドライブは、最高のパフォーマンスを維持するために最低でも20%の空き容量を確保しておくのが理想です。macOSから容量不足の警告が表示されたら、不要ファイルの整理を行いましょう。
すべての不要ファイルを手作業で見つけるのは大変ですが、iBoysoft DiskGeekerのようなディスククリーニングツールを使えば簡単です。このツールはディスク容量を分析し、ドライブ上のすべてのファイルをサイズの大きい順に一覧表示できるため、容量を圧迫している大きなファイルをすぐに特定して完全に削除できます。
さらに、クイックスキャンによって、キャッシュファイル、ログ、メール、空にされていないゴミ箱、ダウンロードフォルダ内のファイルなど、起動ディスク上のジャンクファイルも検出できます。
MacBook Air/ProやデスクトップMacでディスク容量を解放する手順:
ステップ1: iBoysoft DiskGeekerを無料でダウンロードしてインストールします。
ステップ2: アプリを開き、左側からパーティションを選択して「スペース分析」をクリックします。

ステップ3: 不要なファイルを円形のエリアにドラッグ&ドロップして完全に削除します。

ステップ4: メイン画面に戻り、内蔵データボリューム(Macintosh HD - Data)を選択して「ジャンクをクリーン」をクリックします。

ステップ5: 削除したいジャンクファイルを選択し、「クリーン」>「OK」をクリックします。
クリーニングが完了すれば、Macでファイルをコピーできるようになっているはずです。
それでも「容量があるのに足りない」と表示される場合は、以下の他の解決策を試してください。
2. ローカルスナップショットを削除する
Macのパージ可能領域を占める最大の要因はローカルスナップショット、特にTime Machineのローカルスナップショットです。これらを削除することで、内蔵ディスクの空き容量を増やせます。
Time Machineによるローカルスナップショットの自動生成を止めたい場合は、Time Machineの自動バックアップをオフにします。
- macOS Ventura以降: システム設定 > 一般 > Time Machine を開き、「オプション」をクリックして「バックアップ頻度」の横のボックスで「手動」を選択します。
- macOS Monterey以前: システム環境設定 > Time Machine を開き、「自動的にバックアップ」のチェックを外します。
3. サードパーティ製ツールやサーバーのスナップショット機能を無効化する
NAS(ネットワーク接続ストレージ)、クラウドサーバー、バックアップユーティリティの中には、削除後も以前のバージョンのファイルに戻せるよう、ドライブ上のファイルのスナップショットを保持するものがあります。例えば、CCC(Carbon Copy Cloner)はソースドライブやコピー先ドライブでスナップショットサポートを自動的に有効にします。

このような機能を持つツールを使用している場合は、アプリを開いてスナップショットを手動で削除し、ドライブの空き容量を増やしてください。アプリ内にゴミ箱機能がある場合は、そちらも空にする必要があります。
4. ゴミ箱を空にする
ゴミ箱に移動したファイルは完全には削除されず、ゴミ箱を空にするまでディスク容量を占有し続けます。ゴミ箱がいっぱいになっている場合は、Dockのゴミ箱アイコンを右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択すれば、空き容量を取り戻せます。

MacでUSBメモリへのコピー時に容量不足になる場合は、ゴミ箱を空にする前に必ずUSBメモリを接続しておいてください。
また、別のコンピュータで外付けドライブ上のファイルを削除してゴミ箱を空にしていない場合は、そのコンピュータにドライブを接続してゴミ箱を空にする必要があります。
5. Macの日付と時刻を正しく設定する
「空き領域が足りないため項目をコピーできません」というエラーが出る場合は、特に古いMacを使用している場合、日付と時刻の設定を確認しましょう。
macOS Ventura以降で日付と時刻を自動設定する手順:
- Appleメニュー > システム設定 > 一般 を選択し、右側の「日付と時刻」をクリックします。
- 「日付と時刻を自動的に設定」をオンにします。

- 「現在の位置情報を使用してタイムゾーンを自動的に設定」もオンにします。
macOS Monterey以前で日付と時刻を自動設定する手順:
- Appleメニュー > システム環境設定 > 日付と時刻 を選択します。
- 黄色い鍵アイコンをクリックしてパスワードを入力し、設定を解除します。
- 「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れます。
- 「タイムゾーン」タブを開き、「現在の位置情報を使用してタイムゾーンを自動的に設定」を選択します。
設定後、Macで再度ファイルのコピーを試みてください。
6. 「Macストレージを最適化」をオフにする
「Macストレージを最適化」を無効にすることで、「ディスク領域が足りません」エラーが解消したというユーザーもいます。この機能がオンになっている場合は、オフにしてファイルをコピーできるか試してみてください。
- Appleメニュー > システム設定(システム環境設定)を開きます。
- Apple ID > iCloud をクリックします。
- 「Macストレージを最適化」のチェックを外します。

なお、macOS Sonomaでは「Macストレージを最適化」をオフにすると、ダウンロード済みファイルを削除するための「iCloud Driveから削除」オプションが表示されなくなります。問題が解決したら、再度オンに戻すとよいでしょう。
7. ディスクのアクセス権を確認する
空き容量が十分にあるのにMacから外付けドライブにファイルをコピーできない場合は、ドライブのアクセス権設定を確認し、読み書き権限があることを確かめてください。外付けディスクを複数のコンピュータで使用している場合は、「このボリュームの所有権を無視」を有効にするとアクセス権の問題を回避できます。
- Macのデスクトップ上のドライブアイコンを右クリックして「情報を見る」を選択します。
- 黄色い鍵アイコンをクリックしてパスワードを入力します。
- 「このボリュームの所有権を無視」にチェックが入っていることを確認します。

- 自分のアカウントに「読み/書き」権限があることを確認します。
8. ドライブを再フォーマットする
上記の方法を試しても「外付けドライブへのコピーに十分な空き領域がない」と表示される場合は、ドライブの再フォーマットを検討してください。ただし、再フォーマットするとディスク上のすべてのデータが消去されるため、事前に必ずバックアップを取ってください。
- ディスクユーティリティを開きます。
- 表示 > すべてのデバイスを表示 を選択します。
- 外付けドライブの物理ディスクを選択して「消去」をクリックします。

- ドライブの名前を入力します。
- 適切なファイルシステムを選択します。(WindowsとmacOSの両方で使うならExFAT、macOS High Sierra以降ならAPFS、macOS Sierra以前ならMac OS拡張(ジャーナリング)を選びましょう。)
- 方式はGUIDパーティションマップのままにします。
- 「消去」をクリックします。
- 完了後、再度ファイルのコピーを試します。
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よくある質問
Q: 空のUSBメモリなのに「ディスク容量が不足しています」と表示されるのはなぜ?
A: USBメモリに何も保存されていないのに容量不足のエラーが出る場合、ゴミ箱から削除されていないファイルが残っている、アクセス権の問題、ファイルシステムの問題、サードパーティ製バックアップツールが作成したスナップショットなどが考えられます。
Q: Macのディスク容量が不足しているときの対処法は?
A: 以下の方法を試してください。
対策1: 不要なファイルを削除する
対策2: Time Machineのローカルスナップショットを削除する
対策3: ゴミ箱を空にする
対策4: 「Macストレージを最適化」をオフにする
Q: Macからハードドライブにコピーできないのはなぜ?
A: ドライブへの書き込み権限がない場合、またはコピーするファイルに対してドライブの空き容量が足りない場合に、Macからハードドライブへコピーできません。
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