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「APFSに変換」がグレー表示・選択できないときの原因と対処法を徹底解説

この記事では、macOSのディスクユーティリティで「APFSに変換」オプションがグレー表示されて選択できない問題の解決方法を詳しく紹介します。ドライブをAPFSに変換する前に、必ず重要なデータのバックアップを取っておきましょう。万が一データを失った場合には、iBoysoft Data Recovery for Mac(無料ダウンロード可)を使えばデータを復元できる可能性があります。

目次

  • 1. Apple File System(APFS)とは?
  • 2. APFSへの変換方法
  • 3. 問題:ディスクユーティリティで「APFSに変換」がグレー表示になる
  • 4. 「APFSに変換」が使えない問題の解決策

Apple File System(APFS)とは?

驚くべきことに、高速なAppleのMacは長年、30年以上前に開発されたファイルシステムを使用してきました。2017年にリリースされたmacOS 10.13 High Sierraでは、APFSという新しいファイルシステムが導入され、それまでの標準フォーマットだったHFS+(Mac OS拡張(ジャーナリング))に代わって、Macのデフォルトファイルシステムとなりました。

APFSはiPhoneやiPadなど、すべてのApple製品向けに設計されたモダンなファイルシステムです。クローン機能、ボリューム管理、フルディスク暗号化、スペース共有、スパースファイルなど、従来のファイルシステムにはない数多くの特徴を備えています。さらに、よりスマートなバックアップや高速なアップデートといった将来の用途にも最適化されています。

APFSへはどのように変換するのか?

HFS+からAPFSへの変換を望むユーザーは多くいます。APFSへの変換方法は主に2つあります。お使いのデバイスがmacOS Monterey、High Sierra、Mojave、Catalinaへのアップグレードに対応している場合、内蔵ディスクは自動的にAPFSへと変換されます。

内蔵ハードディスクで自動変換に失敗した場合や、データを失わずに外付けハードディスクをAPFSに変換したい場合は、ディスクユーティリティを使って手動で変換作業を行う必要があります。手順は簡単で、ディスクユーティリティのウィンドウ上でボリュームを右クリックし、「APFSに変換」を選択するだけです。

問題:ディスクユーティリティで「APFSに変換」がグレー表示または存在しない

しかし、「APFSに変換」がグレー表示になっていたり、そもそもそのオプション自体が表示されないことがあります。実際、この問題が発生する理由はさまざまです。ここからは、具体的な原因とそれぞれの対処法を見ていきましょう。

「APFSに変換」が使えない問題の解決策

MacでドライブやボリュームをAPFSに変換するには、いくつかの制限があります。つまり、すべての種類のドライブ/ボリュームに対して「APFSに変換」オプションが利用できるわけではないのです。以下に基本ルールごとのケース別に対処法を説明します。

ケース1:ディスク単位では「APFSに変換」が選択できない

Appleではディスク全体をAPFSとしてフォーマット/消去することはできますが、「APFSに変換」機能はあくまでディスク内の個別ボリュームに対して働くものです。そのため、ボリュームを右クリックしたときのみ「APFSに変換」が利用可能になり、ディスクを選択している状態ではグレー表示または非表示になります。

解決策:ディスクではなく、ボリュームを1つずつ選択して変換を行いましょう。

  1. 変換したいディスクをMacに接続します。
  2. Macでディスクユーティリティを起動します。
  3. 左側のメニューバーから接続したディスクを探します。
  4. ディスク内のボリュームを1つ右クリックし、ドロップダウンメニューから「APFSに変換…」を選択します。

ケース2:Mac OS拡張(ジャーナリング)以外のボリュームでは変換できない

現在のところ、AppleがサポートしているのはMac OS拡張(HFS+)からAPFSへの変換のみです。NTFS、FAT、exFATなどの他のファイルシステムでフォーマットされたドライブの場合、「APFSに変換」オプションは表示されません。

解決策:まずドライブがMac OS拡張でフォーマットされているか確認してください。そうでない場合は、一度Mac OS拡張でフォーマットしてから、APFSへの変換を実行します。

  1. ディスクを挿入し、Macでディスクユーティリティを起動します。
  2. 消去したいボリュームを右クリックします。
  3. ドロップダウンメニューから「消去…」を選択します。
  4. ボリューム名を入力し、フォーマット欄で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
  5. 「消去」をクリックして実行します。

注意:フォーマットするとボリューム上のすべてのデータが完全に消去されます。必ず事前に重要なデータをバックアップしておいてください。バックアップ前にフォーマットしてしまった場合は、iBoysoft Data Recovery for Macを使えばデータの救出が可能です。

ケース3:GPTパーティションマップのドライブのみ変換可能

HFS+はMBRとGPTのどちらのパーティションマップでも使用できますが、APFSはGPTドライブ専用です。そのため、MBR方式で初期化されたHFS+ドライブのボリュームをAPFSに変換しようとしても、「APFSに変換」オプションは表示されません。

解決策:この場合、MBRドライブをGPTドライブとして再フォーマットしたうえで、ボリュームをAPFSに変換するしかありません。

  1. 外付けドライブを接続し、重要なファイルをすべてバックアップします。
  2. Macでディスクユーティリティを起動し、外付けドライブを右クリックします。
  3. ドロップダウンメニューから「消去…」を選択します。
  4. 名前を入力し、フォーマット欄で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
  5. 方式(スキーム)で「GUIDパーティションマップ」を選択します。
  6. 「消去」をクリックして確定します。

ケース4:マウントできないボリュームは変換できない

ボリュームがマウントできない場合、そのファイルシステムが破損していてMac OSが認識できない可能性があります。この場合も「APFSに変換」オプションはグレー表示されるか利用できず、変換は行えません。このケースでは、ボリュームをAPFSとして消去/再フォーマットする必要があります(データはすべて失われます)。

解決策1:ドライブをAPFSとして再フォーマットする

ボリューム内に重要なデータがない場合は、直接APFSで再フォーマットできます。

  1. ディスクユーティリティを開き、左上の「表示」メニューから「すべてのデバイスを表示」を選択します。
  2. APFSでフォーマットしたいドライブを選択し、ウィンドウ上部の「消去」をクリックします。
  3. 方式(スキーム)で「GUIDパーティションマップ」を選択し、名前を入力してフォーマットに「APFS」を指定します。
  4. 「消去」をクリックし、処理が完了するまで待ちます。

解決策2:失われたデータを復元してからAPFSに再フォーマットする

マウントできないボリュームに重要なデータがある場合、あるいは問題解決の過程で誤ってデータを失ってしまった場合は、まずデータ復元を行いましょう。

iBoysoft Mac Data Recoveryは、APFSデータ復元に対応した総合的なデータ復元ソフトです。暗号化ドライブからの復元はもちろん、フォーマット済み・マウント不可・読み取り不能・アクセス不能なハードディスク、外付けHDD、USBメモリからのデータ復元、さらに削除・消失したパーティションからの復元にも対応しています。

iBoysoft Data Recovery for Macを使ったAPFSドライブからのデータ復元手順

  1. MacにiBoysoft Data Recoveryをダウンロード、インストールして起動します。
  2. 外付けAPFSドライブからデータを復元する場合は、ドライブをMacに接続します。内蔵ディスクの場合は次のステップへ進みます。
  3. ソフトの画面で復元したいAPFSドライブを選択し、「失われたデータを検索」ボタンをクリックします。スキャン完了まで待ちます。
  4. 必要に応じて見つかったファイルを並べ替え、「プレビュー」ボタンで対象ファイルを確認します。
  5. 復元したいファイルのチェックボックスにチェックを入れ、「復元」ボタンをクリックします。復元先は別の場所を指定してください。内蔵ディスクから復元する場合は外部ストレージに保存し、外付けAPFSドライブから復元する場合はMacの内蔵ディスクに直接保存できます。

また、iBoysoft Data Recovery for Macは、HFSX、HFS、HFS+、exFAT、FAT32ドライブから削除・消失した文書、動画、音声、メール、画像の復元にも対応しています。macOS 12 Monterey/Big Sur 11/10.15〜10.12、OS X 10.11〜10.7で動作し、M1、M1 Pro、M1 Max搭載Macでも問題なく動作します。

ケース5:ハードウェアによる制限(未確認)

技術的には、APFSへの変換にハードウェア制限はありません。Apple開発者FAQには「Apple File Systemはフラッシュ/SSDストレージ向けに最適化されているが、従来型のハードディスクドライブ(HDD)や外部の直接接続ストレージにも使用できる」と記載されています。しかし、「APFSに変換」オプションはSSDでしか利用できず、Fusion DriveやHDDでは使えないという声も多くあり、依然として議論が分かれるところです。

まとめ

この記事では、「APFSに変換」オプションがグレー表示になったり利用できなかったりする原因と、その解決方法を解説しました。これは特定メーカーのディスクに限らず発生しうる問題です。APFSは比較的新しいファイルシステムのため、変換には不安定さや制約が伴います。上記のルールを守って慎重に作業することが大切です。

この記事が問題解決の助けになった場合や、他の有効な解決策をご存知の場合は、ぜひシェアしてください。

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