MacBook Proの緩んだヒンジを締める方法|自分で修理する手順と注意点
ノートパソコンは、デスクトップ型PCより価格が手頃だったり、サイズのバリエーションが豊富で好みに合わせて選べたりと、さまざまな点で便利です。何より大きな魅力は持ち運びのしやすさでしょう。ビジネスでもプライベートでもMacBookを選ぶ理由として、「携帯性の高さ」を挙げる人は多いはずです。
MacBookの利便性を支えているのが、ノートのように開閉できるヒンジ機構です。このヒンジのおかげで、画面を好きな角度に固定しながらコンパクトに持ち運ぶことができます。
しかし、長年の使用や衝撃などによって、ヒンジが緩んでしまうことがあります。ヒンジが緩むと、画面を開閉したときにグラグラとした不安定な感触があり、使い心地が損なわれてしまいます。
この記事では、MacBook Proの緩んだヒンジを締める方法を詳しく解説します。
ヒンジが緩んでいるサイン
MacBook Proのヒンジが緩んでいるかどうかは、比較的簡単に見分けられます。
ヒンジが適切に調整されたMacBook Proは、開閉時の感触が程よく、重すぎず軽すぎずスムーズに動きます。画面を任意の角度で保持するためには、ヒンジによる適度な摩擦(抵抗)が必要です。
画面を開いた状態で、ディスプレイが上下または左右に明らかに揺れる場合は、ヒンジの緩みを示す典型的なサインです。
また、ディスプレイがまったく抵抗なく開閉される場合も要注意です。押していないのにパタンと閉じてしまったり、本体を逆さにすると勝手に大きく開いてしまったりするなら、ヒンジが緩んでいる証拠です。早めに締め直しを行いましょう。
さらに、最近MacBookを落としたり、何らかの物理的な衝撃を受けたりした場合は、ヒンジの状態をチェックしておくと安心です。落下後も正常に動作しているように見えても、ヒンジのような補助的な部品が緩んだり損傷したりしている可能性はゼロではありません。
ヒンジを締める方法
MacBook Proのヒンジが緩んでいると確信できたら、対処法は大きく分けて2つあります。「専門家に依頼する」か「自分で修理する」かです。
なお、どのような形であれ本体を分解すると、Appleまたは販売店の保証が無効になる可能性がある点に注意してください。ヒンジの締め直しのような簡単な修理でも、保証を維持したいのであれば専門業者に任せる必要があります。
専門家にヒンジの締め直しを依頼する
MacBook Proのヒンジ締め直しは比較的簡単な作業ですが、プロに任せるのも確実な選択肢です。
ノートパソコンがまだ保証期間内であったり、AppleCare+に加入していたりする場合は、Apple認定の技術者に点検してもらえば、通常は無料で修理してもらえます。
Apple Storeに持ち込む必要がありますが、「確実に直してもらえる」という安心感は何ものにも代えがたいものがあります。
ヒンジの締め直し自体は複雑な作業ではありませんが、本体の一部を分解する必要があります。精密ドライバーなどの工具の扱いに慣れていない方や、自分で分解するのに抵抗がある方は、無理せずプロに任せるのがおすすめです。
自分で修理する自信がない場合は、遠慮なく専門家に依頼しましょう。
自分でヒンジを締める
前述のとおり、MacBook Proのヒンジ締め直しは自分でも十分可能です。
以下に手順を紹介します。小さなドライバーを使うことに慣れていて、本体を少し分解することに抵抗がないなら、短時間で作業を完了できます。不安な場合は、上記のとおり専門家に依頼してください。
ステップ1:MacBook Pro底面のネジを外す
MacBookを裏返し、底面のネジを確認します。取り外す必要があるのは、P5ペンタローブタイプのネジ10本です。適切な工具でこれらのネジを外せば、ローケース(底カバー)を持ち上げて外すことができます。ネジの位置は下図を参照してください。

ステップ2:クラッチカバーを取り外す
次に、クラッチカバーを取り外します。これはヒンジ部分を覆っているプラスチック製の細長い帯状の部品です。ヒンジを調整するには、まずこのカバーを外す必要があります。プラスチック製の小型ツール(スパッジャーなど)を使って、丁寧にこじ開けてください。

ステップ3:ヒンジのネジを締める
ここからが本題となる、ヒンジのネジを締める作業です。ヒンジのネジはディスプレイの両側にあります。
機種によって、クラッチカバーの下にあるネジは2本の場合もあれば4本の場合もあります。ネジが緩んでいるようであれば、しっかりと締めましょう。
もしネジが摩耗していたり破損していたりする場合は、新しいネジを購入して交換する必要があります。
ステップ4:本体を組み立て直す
最後に、MacBookを元通りに組み立てます。クラッチカバーを元の位置に戻し、先ほど外した10本のネジでローケースを固定します。これでヒンジはしっかりと締まり、ディスプレイがスムーズに開閉できるようになるはずです。
まとめ
MacBook Proのヒンジを締めるのは決して難しい作業ではありません。簡単なDIY修理として挑戦できますが、精密な修理に自信がない場合や、本体がまだ保証期間内の場合は、Apple認定の技術者に依頼するのが賢明です。正しく修理してもらい、保証もしっかり守りましょう。
あなたはMacBookで、このような小さな修理をしたことがありますか?
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