Safariが遅い・重い原因は?考えられる8つの原因と解決策を徹底解説
MacでSafariを使っていて、カラフルなビーチボール(読み込み中のスピナー)に悩まされたことはありませんか?
例えば、ページの読み込みが異常に遅い、途中で読み込みが止まって文字だけが散らばり画像が崩れてしまう、あるいはコンテンツが表示されるまで永遠に待たされる——こんな経験は珍しくありません。
また、macOSをアップデートした直後(特にMontereyなど新OSへの更新後)から急にSafariの動きが重くなったというケースもあります。
これらはいずれもApple純正ブラウザ「Safari」にありがちな典型的な症状です。SafariはMac向けに最適化された軽量ブラウザですが、こうした不具合が続くとChromeなどサードパーティ製ブラウザへの乗り換えを考えたくなるかもしれません。
しかし、せっかくMacを使っているなら、やはりSafariを快適に使いこなしたいものです。この記事では、Safariが遅くなる主な原因を順番に掘り下げながら、具体的な対処法をステップごとに解説します。
このガイドを読めば、Safariを短時間で正常な状態に戻し、ストレスなく快適にブラウジングできるようになるはずです。
※Safariが単に遅いだけでなく、頻繁にフリーズしたりクラッシュしたりする場合は、別途トラブルシューティングの記事をご覧ください。
はじめに知っておきたいポイント
- 特定のサイトではSafariが遅くなるのは仕方がない – 動画広告やFlashが大量に埋め込まれた「重い」サイトでは、読み込みが遅くなるのはある意味当然です。さらに悪いことに、クリックしていないのに動画が自動再生されるサイトもあり、MacBookがすぐ熱くなることも。読み終わったらすぐタブを閉じるのがベストです。またはAdBlock Plus(Safari対応版)などを導入して広告をブロックするのも有効です。
- 過度なマルチタスクをやめる – 十数個のアプリを同時に立ち上げずに使うだけで、アプリの動作が格段に改善することは驚くほど多いものです。シンプルですが、意外にも最良の解決策になり得ます。
- Safariを日頃からメンテナンスする – キャッシュを定期的にクリアする、アプリを常に最新版に保つなど、習慣化することが大切です。車に定期的な点検が必要なように、Macもお手入れが必要です。
- 本体の状態も見逃さない – 「Macはウイルスに感染しない」というのは誤解です。ファイルの破損やエラーからも無縁ではありません。ブラウジング中に不要なものを持ち込んでいないか、Safariのパフォーマンスに影響する要素がないか確認しましょう。
以下、Safariのパフォーマンス低下に直接的・間接的に関係する主な原因を紹介し、それぞれの解決方法を順を追って説明します。
原因1:溜まりすぎたキャッシュ
キャッシュとは、Macのハードドライブ上にある一時保存領域のこと。Safariはよく使うデータをここに保管し、次回以降のアクセス時に素早く参照することで、ページの読み込みなどを高速化しています。
しかし、キャッシュが満杯になると新しいデータを保存できなくなり、Safariはより低速な方法で応答せざるを得なくなります。
まずは履歴を削除しましょう。画面上部のメニューバーから「履歴」>「履歴を消去」を選択します。
クリックすると小さなポップアップウィンドウが表示されます。プルダウンメニューの一番下にある「すべての履歴」を選び、「履歴を消去」をクリックしてください。
次に、より高度な方法でキャッシュをクリアします。Safariメニューから「環境設定」を開きましょう。
環境設定パネルで「詳細」タブを選択し、ページ下部にある「メニューバーに開発メニューを表示」のチェックボックスにチェックを入れて、環境設定を閉じます。
するとメニューバーに「開発」という新しい項目が追加されます。それをクリックし、「キャッシュを空にする」を選択してください。確認画面は出ませんが、キャッシュは削除されています。Safariを再起動して問題が解決したか確認してみましょう。
原因2:不具合のある拡張機能
AppleとFlashの相性が悪いことはよく知られていますが、Safariの動作を遅くするプラグインはFlashだけではありません。古くなっていたり、最適化されていなかったりする拡張機能やプラグインなら何でも「犯人」になり得ます。できる限り無効化・削除しましょう。
最も簡単なのはCleanMyMac Xを使う方法です。「機能拡張 > Safari 機能拡張」(下のスクリーンショット参照)に進み、不要なプラグインを選択して下部の「削除」ボタンを押せば、まとめて一括削除できます。
もちろん手作業でも可能ですが、無効化・削除したい拡張機能が多い場合は少し時間がかかります。
手動で行う場合は、まずSafariを開いて「Safari」>「環境設定」に進みます。
環境設定メニューで「機能拡張」アイコンを選択すると、インストール済みの拡張機能一覧が表示されます。
使わない拡張機能は右側のボタンでアンインストールしましょう。使う機会が少ないものは、チェックを外して無効化するだけでもOKです。特にバックグラウンドで多くの拡張機能を動かしていた場合、Safariの速度は大幅に改善されるはずです。
原因3:Safariのバージョンが古い
SafariはApple製のため、通常はmacOSの新バージョン公開時や必要なセキュリティパッチの提供時に合わせてアップデートされます。古いバージョンのSafariを使っていると、それがトラブルの一部(あるいは全部)の原因になっている可能性があります。
まずは自分のmacOSのバージョンを確認しましょう。画面左上のAppleメニューから「このMacについて」を選択します。
古いバージョンの場合、ウィンドウには使用中のmacOSのバージョンが次のように表示されます。
すでに最新のmacOSを使っている場合は、このように表示されます。
まだ最新のmacOSにしていない場合は、FinderからApp Storeを開き、「アップデート」セクションに移動します。少なくとも1つはソフトウェアアップデートが表示されるので、展開するとSafariのアップデートが見つかります。他のアップデートと一緒にでも、単独でも適用できます。
原因4:ネットワーク環境
Safari自体の問題を疑いがちですが、実は「犯人」はSafariではないこともあります。ネットワーク環境はSafariのパフォーマンスに大きな影響を与えます。
Macにネットワークの問題があるかどうかを詳しく調べたい方は、専用の解説記事を参考にしてください。
インターネット速度のテストには、Google Fiberなどのスピードテストツールが便利です。Safariでサイトを開き、青い「再生」ボタンを押すと測定が始まります。まずアップロード速度、次にダウンロード速度が計測されます。
結果が出たら、回線タイプ別の目安値をまとめた比較表と照らし合わせてみましょう。期待値を大きく下回っているようなら、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に連絡するタイミングかもしれません。特に、契約している速度とかけ離れている場合は要相談です。
※速度が正常範囲内であれば、ネットワークが原因ではない可能性が高いので、他の解決策を試してみてください。
原因5:ユーザーアカウントやMacのディスク
キャッシュの肥大化以上に深いところに問題があるケースもあります。ユーザーアカウントの破損や、macOSが正しく動作していないことが考えられます。これを確認するには、まずMacBookに新しいユーザーアカウントを作成してみましょう。
その新しいアカウントでSafariを開き、普段どおりに使ってみてください。もしSafariが明らかに速く動くなら、普段使っているアカウント側の修復が必要です。
Spotlight(画面右上の虫眼鏡アイコン)で「ディスクユーティリティ」を検索して起動します。
ディスクユーティリティ内で自分のアカウントのディスクを選択し、「First Aid」タブが選択されていることを確認します。右下の「First Aid」を実行してください(ボタンが利用できない場合は、先に「ディスクを検証」を選びましょう)。
※macOS 10.10 Yosemite以前のMacBook Proをお使いの場合は、以下のように2つのボタンが表示されます。
一方、10.11 El Capitan以降(ほとんどの方がこちら)であれば、「First Aid」をクリックして実行するだけで、検出された問題をチェック&修復できます。
ディスクユーティリティがアカウントの問題を修復してくれます。それでも解決しない場合は面倒ですが、MacBook Proを初期化するという最終手段もあります。
原因6:開きすぎているタブを閉じる
Safariで開いているタブが多いほど、Macの動作は遅くなります。開いたままのタブは、たとえ見ていなくてもCPUリソースを消費し、Macに負荷をかけ続けるのです。
近年のMacBookは複数のタブを比較的余裕を持って管理できますが、10個、20個、それ以上同時に開いていると、パフォーマンスの問題が発生し、Safariが大幅に遅くなることがあります。
動作が遅いと感じたら、現在使用していないタブをすべて閉じてみてください。操作速度の向上を実感できるはずです。
原因7:検索候補をオフにする
もうひとつ手軽に試せる改善策です。あまり知られていない方法なので、スクリーンショットを撮って覚えておくとよいでしょう。
検索候補をオフにするには、以下の手順に従います。
- 画面上部のSafariメニューをクリック
- 環境設定を選択
- 検索タブを選択
- 検索設定画面で「検索エンジンの候補を含める」のチェックを外す
この設定により、Safariの速度はわずかに向上し、全体的なパフォーマンス改善につながります。
原因8:DNSプリフェッチを無効にする
Safari 5.0.1以降を使用している場合、DNSプリフェッチ機能がMacBookの動作を遅くしている可能性があります。この機能は、リンクをクリックする前にページを読み込んでおくことでブラウジングを高速化するものですが、複数のページが同時に読み込まれたり、特定のウェブサイトとの相性の問題で、逆にパソコン全体を遅くすることもあります。
DNSプリフェッチを無効にするには、以下の手順を実行してください。
- ターミナルを開く
- 次のコマンドを入力:defaults write com.apple.safari WebKitDNSPrefetchingEnabled -boolean false
- Safariを終了する
- Safariを再度開く
これでDNSプリフェッチが無効になり、MacBookの速度がさらに少し向上します。
まとめ
ただウェブを見たいだけなのに、仕事で重要なページを開きたいだけなのに、カラフルな読み込みスピナーを眺め続けるのは誰にとっても苦痛です。このガイドの解決策を試せば、Safariが遅い問題にはもう悩まされないはずです。
紹介した方法を試しても問題が解決しない場合は、Apple コミュニティフォーラムが頼りになります。同じMacファンからアドバイスをもらえるほか、バグ報告や同じ症状に悩むユーザーの質問も見つかるかもしれません。
すでにSafariの問題を解決できた方は、ぜひコメント欄で体験談をシェアしてください。
-
Macの動作が遅い原因はこれ!知っておきたい5つの問題と簡単な解決策
どんなMacでも、時間の経過とともにハードウェアの問題が発生し、パフォーマンスが徐々に低下していきます。しかし、まだ早い段階で突然動作の遅さを感じ始めたなら、それは日頃のMacへのケア不足が原因かもしれません。実は、Macの動作を遅くする原因の多くは、ちょっとした注意と正しい対処法で簡単に解決できるのです。 本記事では、見落とされがちなMacのパフォーマンス低下の原因とその解決方法を詳しくご紹介します。さらに、これらの問題をまとめて解決できるオールインワンツール「Cleanup My System」の活用方法も解説します。 Macの動作が遅くなる5つの原因 古いジャンクファイルやキャッシュが
-
Macの動作が遅い原因とは?快適に戻すための13の対処法
WindowsでもMacでも、パソコンは日々の使用とともにキャッシュが蓄積し、徐々に動作が重くなっていくものです。しかし、適切なメンテナンスを行えば、Macのパフォーマンスは十分に回復できます。この記事では、Macが遅くなる主な原因と、それぞれの具体的な解決策を13個紹介します。快適な操作環境を取り戻したい方は、ぜひ最後までご覧ください。 1. ハードディスクの空き容量不足 ハードディスクがほぼ満杯の状態だと、Macの動作が大幅に遅くなります。ディスクの空き容量を確保することは、速度改善の基本です。 対処法: 不要なファイルやジャンクデータを削除して、Macをクリーンアップしましょう。ただし