Google Playストアの「アップデート確認中にエラー」を解消する10の対処法
Google Playストアは、Androidを搭載するほぼすべてのスマートフォンにプリインストールされている中核的なアプリの一つです。数万に及ぶアプリをダウンロード・インストールできるだけでなく、端末内のアプリを最新の状態に保つ役割も担っています。しかし最近、「アプリを更新しようとしてもエラーが出て進まない」という報告が多数寄せられています。
報告によると、アプリの更新を行おうとすると「アップデートを確認できません(Error Checking for Updates)」というメッセージが表示されるケースが目立ちます。本記事では、このエラーが発生する主な原因を解説し、実際に試せる対処法を順番にご紹介します。手順は必ず記載された順序どおりに実行してください。

「アップデート確認エラー」が発生する主な原因
多くのユーザーから寄せられた報告をもとに調査を行い、問題を完全に解決するための対策セットを作成しました。あわせて、エラーを引き起こす原因として特定できたものを以下にまとめています。
- キャッシュの破損:アプリは動作速度を上げるためにデータをキャッシュしますが、このキャッシュが破損すると一部の機能が正常に動作しなくなることがあります。
- アプリデータの破損:Playストアに関連するデータが破損していると、このエラーが発生することがあります。該当データは定期的に再生成されるため、削除しても重要なデータが失われることはありません。
- インターネット接続の不安定さ:接続が安定していない、またはプロキシやVPNが有効になっていると、接続が安全でないと判断され、更新処理が遅延する場合があります。
- ストレージ容量の不足:空き容量が不足していると更新処理が中断されます。空き容量が200MB未満の場合は、事前に容量を確保しておきましょう。
- SDカードの不具合:SDカードが原因で更新処理が正常に行えないケースもあります。一時的にSDカードを取り外して挙動を確認することをおすすめします。
- Playストア自体のアップデート不具合:直近のアップデートが正しく適用されておらず、一部の機能が壊れている可能性もあります。
問題の性質を理解したところで、具体的な解決策に移りましょう。設定同士の競合を避けるため、必ず記載順に実施してください。
対処法1:キャッシュをクリアする
キャッシュデータが破損しているとアプリの更新が妨げられることがあります。まずは設定からキャッシュを削除しましょう。
- 通知パネルを下にスワイプし、「設定」アイコンをタップします。

- 下へスクロールして「アプリケーション」をタップします。

- 「アプリ」を選択し、一覧から「Google Playストア」をタップします。

補足:Google Playストアが表示されない場合は、画面右上の三点リーダーをタップし、「システムアプリを表示」を選択してください。
- 「ストレージ」を開き、「キャッシュを削除」をタップします。

- キャッシュの削除が完了するまで待ち、問題が解消されたか確認します。
対処法2:データをクリアする
キャッシュの削除で改善しない場合は、次にGoogle Playストアのデータを削除します。データを消すとアカウントへの再サインインを求められることがありますが、それ以外の重要なデータが失われることはありません。手順は対処法1と同じで、最後に「キャッシュを削除」ではなく「データを削除」を選択する点だけが異なります。

対処法3:アップデートをアンインストールする
アップデートが正しく適用されていないと、アプリの重要な機能が正常に動作しないことがあります。ここでは、Google Playストアのアップデートをいったん元に戻します。
- 通知パネルを下にスワイプし、「設定」アイコンをタップします。
- スクロールして「アプリケーション」を開きます。
- 「アプリ」から「Google Playストア」を選択します。

補足:一覧に表示されない場合は、右上の三点リーダーから「システムアプリを表示」を選んでください。
- 画面右上の三点リーダーをタップし、「アップデートのアンインストール」を選択します。

- 問題が解消されたか確認します。
以降の対処に進む前に、スマホの電源を切ってSDカードを取り外し、再度電源を入れて症状が変わるか確認してください。改善する場合は、SDカード上のアプリ(あれば)を内部ストレージに戻しておきましょう。また、Playプロテクトの状態も確認してください(Google PlayのメニューからPlayプロテクトをタップ)。「デバイスが認証されていません」などの警告が表示されている場合は、その警告を解消してからPlayストアが正常に動作するか確かめてください。
対処法4:OSを最新バージョンに更新する
スマホのOSが古いと、アップデート関連の問題が発生することがあります。OSを最新ビルドへ更新することで解決する可能性があります。機種によって操作名が多少異なる点にご注意ください。
- スマホの設定を開き、「端末情報」を選択します。

- 「システムアップデート」を開き、「アップデートを確認」をタップします。

- OSの更新が見つかった場合は適用し、スマホを再起動します。
- 再起動後、Google Playの更新問題が解決したか確認します。
対処法5:任意のネットワークでの自動更新を許可する
Playストアが「Wi-Fiのみで更新」に設定されている一方で、モバイル回線(またはモバイルと判定されるWi-Fi、例えばモバイルブロードバンド経由の接続)で更新しようとすると、チェックに失敗することがあります。この場合は、どのネットワークでも更新できるよう設定を変更しましょう。
- Google Playストアを起動し、左上のハンバーガーメニュー(三本線アイコン)からメニューを開きます。
- メニュー下部にある「設定」を開き、「アプリの自動更新」を選択します。

- 「任意のネットワーク」を選んで完了をタップします。

- 更新エラーが解消されたか確認します。
それでも解決しない場合は、VPNクライアントを使ってアプリを更新できるか試してみてください。
対処法6:Google Playの通知を有効にする
Google Playストアに通知の表示が許可されていないと、更新処理に支障が出ることがあります。通知を許可することで問題が解決する場合があります。
- スマホの設定を開き、通知センターを開きます。

- Google Playストアを選択し、「すべてブロック」をオフにします。
- 続いて「サイレント表示」もオフにし、スマホを再起動します。

- 再起動後、更新エラーが消えたか確認します。
対処法7:日付と時刻を調整する
端末の日付や時刻が正しく設定されていないと、アプリの更新に失敗することがあります。日時設定を見直してみましょう。
- スマホの設定を開き、「日付と時刻」を開きます。
- 「日付と時刻を自動設定」と「タイムゾーンを自動設定」をオンにします。
- 「24時間表示を使用」をオフにして、スマホを再起動します。

- 再起動後、Google Playでアプリが正常に更新できるか確認します。
対処法8:Google Playストアとサービスに必要な権限をすべて付与する
Playストアの動作に必要な権限が正しく設定されていないと、アプリの更新に失敗することがあります。権限を付与する前に、まず「Google Play開発者サービス」が最新版であることを確認してください。
- Google Playストアのキャッシュとデータをクリアします(前述の手順と同じ)。
- 続いて、Google Play開発者サービス、Googleサービスフレームワーク、Googleアプリのキャッシュとデータも削除します(ストレージ管理画面から実行)。

- 端末を再起動し、起動後に設定を開きます。
- 「アプリ」からGoogle Playストアを開きます。
- 「権限」を選択し、すべての権限が有効になっていることを確認します。

- 同じ手順でGoogle Play開発者サービスの権限もすべて有効にします。
- Google Playストアを起動し、求められたら初期設定を行います。
- Playストアから新しいアプリ(ZoomやSkypeなど)をインストールし、更新問題が解決したか確認します。

- 改善しない場合は、スマホを一晩充電し、翌朝に更新が正常に機能しているか確認してください。
対処法9:Playストアで一部のアプリを手動更新する
この問題がAndroid OSの一時的な不具合である場合、アプリをいくつか手動で更新することで不具合が解消されることがあります。
- Playストアを起動し、検索バーでインストール済みのアプリ(例:Chrome)を検索します。
- 更新がある場合はそのアプリ(例:Chrome)を更新し、これを複数のアプリに対して繰り返します(できればGoogle製アプリを優先)。アルファベット順に更新してもよいですし、Playストアの「アプリとゲームを管理」セクションのレビュータブを利用しても構いません。サードパーティ製ツール(Update Software Fast Update for All Androidなど)を使う方法もあります。

- 更新完了後、Playストアの更新問題が解決したか確認します。
対処法10:端末から一部のアプリを削除する
端末内の一部のアプリがPlayストアの更新モジュールの動作を妨げている(アプリのインストールが破損している、端末との互換性が失われているなど)場合、更新に失敗することがあります。この場合は、不要なアプリを削除することで解決する可能性があります。
問題のあるアプリを削除する
- Google Playストアを起動し、メニューを開きます。
- 「アプリとゲームを管理」を開き、「インストール済み」タブへ移動します。

- 「レビュー」タブを選択し、必須ではないアプリをアンインストールします(Alexa、OnePlusのノートアプリ、AdClearなどを削除することで解決したという報告があります)。

- 更新問題が解決したか確認します。
長期間更新されていないアプリをアンインストールする
- それでも解決しない場合は、Playストアの「アプリとゲームを管理」→「インストール済み」タブを開きます。
- 並び替えを「最終更新日」に変更し、リストの一番下までスクロールします。

- 長期間更新されていないアプリをいくつか削除し、問題が解決するか確認します。
互換性のないアプリを削除する
- 問題が残る場合は、インストール済みアプリを一つずつPlayストアで開き、「開く」「更新」「有効化」「この端末とは互換性がありません」のどれが表示されるか確認します(Update Software ListやList My Appsのようなサードパーティアプリを使えば、Playストアページへのリンク付きのアプリ一覧をHTML形式で書き出せます。それをスマホのChromeで開けば一つずつ確認できます)。

- 「有効化」と表示されたらアプリを有効にします。「この端末とは互換性がありません」と表示されたらアプリを削除し、更新問題が解決したか確認します。

Playストアから配信終了したアプリをアンインストールする
- それでも解決しない場合は、スマホの設定を開き、「アプリ」をタップします。

- インストール済みアプリを一つずつ開き、「アプリの詳細」をタップしてPlayストアのページを表示します。そこでアプリがPlayストアから配信終了していないか確認します(システムアプリでは「アプリの詳細」が表示されないことがあります)。配信終了していた場合はそのアプリを削除し、更新問題が解決するか確認してください。

対処法11:Googleアカウントを一部(または全部)削除する
Googleアカウントの設定に不整合がある(例:パスワードを変更したのにスマホ側のアカウント情報が更新されていない)場合も、この問題が発生します。その場合は、端末から一部のGoogleアカウントを削除することで解決する可能性があります。作業前にFamily Link(導入済みなら)を削除し、各アカウントのパスワードを覚えているか確認してください。スマホでサインイン承認を行っている運用の場合、SMSなど別の認証手段でサインインできることも確認しておきましょう。
Google Playストアの同期を有効にする
- スマホの設定を開き、「アカウント」をタップします(「その他の設定」内にある場合もあります)。

- 「Google」を選択し、すべてのアカウントがGoogleと正常に同期されているか確認します。

- 同期されていないアカウントがあれば、そのアカウントをタップします。
- 同期オプションがすべて有効か確認し、無効になっていれば同期を有効にします(特にGoogle Play関連の項目)。そのうえで更新問題が解決したか確認します。

一部のアカウントを削除する
- 同期の修正で効果がない、またはそのアカウントが必要ない場合は、(設定 → アカウント → Google内で)対象アカウントをタップし、「その他」ボタンを押します。
- 「アカウントを削除」をタップし、確認してアカウントを削除します。

- 端末を再起動し、更新問題が解決したか確認します。
すべてのGoogleアカウントを削除する
- 改善しない場合は、すべてのGoogleアカウントを削除して端末を再起動します。
- 再起動後、アカウントをひとつ再追加し、問題が解決したか確認します。
- それでもダメなら、再度アカウントを削除して端末を再起動します。
- 再起動後、端末上で新しいGmailアカウントを作成し、そのアカウントでサインインします。これで更新問題が解決するはずです。旧アカウントを引き続き使いたい場合は、旧アカウントのパスワードを変更してから端末に追加し直してください。
以上を試しても問題が解決しない場合は、端末を工場出荷状態にリセット(初期化)する必要があるかもしれません。実行前に大切なデータのバックアップを忘れずに行ってください。
-
Google Playストアの「問題が発生しました。もう一度お試しください」エラーを解決する7つの方法
数多くのアプリストアが存在する中でも、Androidアプリの入手先として最も人気があるのはGoogle Playストアです。しかし、いざアプリをダウンロードしようとしたときに「問題が発生しました。もう一度お試しください」というエラーが表示されると、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。このエラーの主な原因としては、Googleアカウント自体に問題があるケース(複数のアカウントでログインしており、そのうちの一つが不具合を引き起こしている場合など)や、Android端末内のデータ保存・キャッシュに関するトラブルが挙げられます。また、インターネット接続不良や日付・時刻のずれなども、このエラーが発
-
Google Playストアの「ダウンロード保留中」エラーを解決する3つの対処法
Google Play ストアは、Androidデバイスにアプリをダウンロード・インストールするための公式マーケットプレイスであり、多くのユーザーにとってアプリ入手の窓口となっています。 Playストアに公開されるアプリは、Googleが定めた厳格な基準をクリアする必要があり、審査に合格したものだけがダウンロード可能になります。サードパーティ製のアプリも数多く存在しますが、Googleのルールを満たせないアプリはPlayストアでは配信されていません。 こうした理由から、AndroidユーザーのほとんどはPlayストア経由でアプリを入手しています。通常、アプリのダウンロードは非常に簡単ですが、「