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Ubuntu LTSが通常版より優れている理由|信頼性と長期サポートの観点から徹底解説

Ubuntuは、ソフトウェア開発者やコンテンツ制作者の間で最も広く利用されているLinuxディストリビューションのひとつであり、世界中の数多くのサーバーでも採用されています。

Ubuntuを開発するCanonical社は、毎年2回新しいバージョンをリリースしています。Ubuntuのリリースには大きく分けて「通常リリース(インターリムリリース)」と「LTS(Long Term Support:長期サポート)リリース」の2種類があります。本記事では、どちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、LTS版を選ぶべき理由を詳しく解説します。

Ubuntu LTSとは?

新しいソフトウェアやアップデートを頻繁に受け取れるのは魅力的ですが、その一方で「どのバージョンを使えばよいのか」という悩みも生まれます。

UbuntuのLTS版は、2年ごとにリリースされます。具体的には、偶数年の4月に公開されるのが特徴です。

LTS版は通常版よりもセキュリティが強化され、安定性と信頼性が高くなっています。さらに、すべてのLTS版はリリースから最大5年間、Canonicalチームによるソフトウェアアップデートと標準サポートを受けられます。

そのため、サーバー、ソフトウェア開発用PC、その他のミッションクリティカルなシステムには、LTS版の使用が強く推奨されます。

執筆時点での最新LTS版はUbuntu 22.04(コードネーム:Jammy Jellyfish)で、多くの新機能が搭載されています。2022年時点でサポートが継続しているLTS版には、Ubuntu 20.04とUbuntu 18.04があり、さらにUbuntu 16.04と14.04についてもメンテナンスアップデートが提供されています。

Ubuntu LTSの主なメリット

ここからは、Ubuntu LTS版の具体的なメリットと、サーバーやPCで採用すべき理由を見ていきましょう。

1. 圧倒的な安定性

Ubuntu LTS版は、正確には5年間という長期間にわたって標準アップデートの提供が続けられます。つまり、システムに対して大規模なアップデートを頻繁に実施する必要がなく、PCやサーバー上で稼働している重要なソフトウェアへの影響を最小限に抑えられます。また、6か月ごとにメジャーバージョンへアップグレードする時間的余裕を持つシステム管理者やPCユーザーは多くありません。

システム管理者やソフトウェアエンジニアにとって、最先端のアップデートや最新の洗練されたGUIよりも、安定して動作するシステムのほうがはるかに重要です。

Ubuntuのバージョン間アップグレードは比較的簡単に行えますが、通常版ではすべてのソフトウェアが期待どおりにスムーズに動作する保証はありません。最悪の場合、システム全体に深刻な影響を及ぼしかねません。

LTS版のように長期間にわたってアップデートを受け取れる仕組みは、結果としてシステムを長期的により安全で安定した状態に保ちます。

2. 充実したサポート体制

Ubuntuのどのバージョンを使うかを決める際に重要な要素のひとつが、「問題が発生したときにどんなサポートを受けられるか」です。サポートには主に2つの形態があります。ひとつはUbuntuコミュニティによるサポート、もうひとつはCanonicalチームによる直接サポートです。

企業や個人で重要なシステムを運用している場合、Ubuntu環境で技術的な困難に直面したときにCanonicalから支援を受けられることは非常に大きな安心材料になります。LTS版であれば、こうしたサポートを容易に受けられます。

さらに、5年間の標準サポート期間が終了した後も、LTS版は「ESM(Extended Security Maintenance:拡張セキュリティメンテナンス)」へ移行できます。これにより、重要なセキュリティアップデートとCanonicalによるサポートを引き続き受けられるのです。

ESMを利用するには、Ubuntu Advantageサブスクリプションへの登録が必要です。

Ubuntu Advantageサブスクリプションの状態は、以下のコマンドで確認できます。

ua status

3. 優れた互換性と統合性

Ubuntu LTS版は、通常版と比べて入念なテストと磨き上げが行われている傾向があります。この安定性と堅牢性により、他のソフトウェアシステムやハードウェアとの統合性・互換性が向上します。

また、サードパーティのソフトウェアベンダーは、Ubuntu LTS版向けにインストールガイドやセットアップ手順を充実させていることが多い点も見逃せません。一例として、Microsoft SQL Serverデータベースは主にUbuntuのLTS版でサポートされており、通常版へのインストールは容易ではなく、公式サイトにも通常版向けのインストールガイドは用意されていません。

Canonicalの推計によると、Ubuntuユーザーの約95%がLTS版を利用しています。これは、LTS版で問題に遭遇した場合、Stack Overflowなどのフォーラムで質の高いコミュニティサポートを得やすいことを意味します。加えて、他のソフトウェアシステムやハードウェアとの後方互換性も優れています。

今すぐPCにUbuntu LTSをインストールしよう!

これまで、Ubuntu LTS版が通常版よりも優れている主なポイントを見てきました。総じて言えば、Ubuntu LTSは長期間にわたって優れたセキュリティ、アップデート、そして信頼性を提供してくれます。安定性を重視したい方や、重要なシステムを運用したい方は、ぜひPCにLTS版のUbuntuをインストールしてみてください。

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