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Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

複数の言語を話せる方もいれば、プロの翻訳者として働いている方もいるでしょう。状況は人それぞれ異なりますが、翻訳ツールを日常的に活用している人は実に多く、誰でも人生のどこかのタイミングで翻訳ツールが必要になることは珍しくありません。

Linuxと聞くと、優れた翻訳アプリをすぐには思い浮かばないかもしれません。しかし実際には、Linux向けにも堅実で使いやすい翻訳ツールがいくつか存在します。この記事では、その中から特におすすめの3つをご紹介します。

1. Translate Shell

Translate Shellはコマンドラインベースの翻訳ツールで、Google翻訳、Yandex.Translate、Apertiumといった複数の翻訳エンジンを利用できます。

Translate Shellのインストール方法はいくつかあります。まずはターミナルからインストールする方法を見ていきましょう。ディストリビューションごとに以下のコマンドを使用します。

Debian / Ubuntu系ディストリビューションの場合

sudo apt-get install translate-shell

Arch系ディストリビューションの場合

sudo pacman -S translate-shell

Fedoraの場合

sudo dnf install translate-shell

また、パッケージマネージャーを使わずに、Gitリポジトリから直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。

git clone https://github.com/soimort/translate-shell
cd translate-shell/
make
sudo make install

Translate Shellの使い方

Translate Shellはデフォルトでは英語への翻訳に設定されています。他の言語の単語を英語に翻訳するには、以下のように入力します。

trans word

例えば、スペイン語の「bueno」を英語に翻訳すると、「good」などの英訳が表示されます。

Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

文章全体を翻訳したい場合は、transコマンドに続けて、翻訳したい文を引用符で囲んで指定します。

trans "comment t'appeles tu"
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

ファイルの内容を翻訳することもできます。

trans file:filepath

「filepath」の部分には、対象ファイルへのフルパスを入力してください。各言語に対応した言語コードを確認したい場合は、次のコマンドを実行します。

trans -R
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

言語コードを把握しておくことは、特定の言語へ翻訳する際に非常に重要です。複数の言語に同時に翻訳したいケースでは特に必要になります。例えば、「technology」という単語をフランス語とスペイン語の両方に翻訳したい場合は、次のコマンドを入力します。

trans -t fr+es technology
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

長い文を複数言語に翻訳したい場合も、同じ構文が使えます。

trans -t fr+es "Make technology easier"
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

さらに、翻訳元の言語を明示的に指定したい場面もあるでしょう。その場合はfr:のようにソース言語を指定します。翻訳エンジンが原文の言語を正しく識別できないこともあるため、この指定は意外と重要です。例えば、フランス語の「vert」を英語に翻訳したい場合は、次のように入力します。

trans fr: vert
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

2. Crow Translate

Crow Translateは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)とコマンドラインインターフェースの両方を備えたLinux向け翻訳ツールです。Google翻訳、Yandex翻訳、Bing Translatorという3つの翻訳エンジンを利用できるのが特徴です。

Crow Translateのインストール方法

Crow TranslateはWindowsとLinuxの両方に対応しており、必要なファイルはすべてGitHubから入手できます。ここでは、Ubuntu、Debian、Linux Mintでのインストール手順を解説します。

まず、必要な依存パッケージをインストールします。

sudo apt install libqt5multimedia5 libqt5multimedia5-plugins libqt5multimediagsttools5 libqt5multimediawidgets5 libqt5qml5 libqt5quick5 qtgstreamer-plugins-qt5

次に、GitHubから.debファイルをダウンロードフォルダに保存します。

続いて以下のコマンドを実行します。「filename」の部分は、ダウンロードした.debファイルの実際のファイル名に置き換えてください。

cd Downloads
sudo dpkg -i filename

もしエラーが発生した場合は、次のコマンドを実行して依存関係の問題を修復しましょう。

sudo apt --fix-broken install
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

これらの手順が完了すれば、Crow Translateを起動できるようになります。

Crow Translateの使い方

Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

Crow Translateは117の言語をサポートしており、対応言語はアプリ内で確認できます。

Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

画面右下から使用したい翻訳エンジンを選択できます。GUIは直感的に操作でき、翻訳したい言語の自動検出機能にも対応しています。万が一、翻訳エンジンが言語を正しく認識しなかった場合に備えて、翻訳元・翻訳先の言語を手動で指定することも可能です。

コマンドラインからCrow Translateを使いたい場合は、まずヘルプコマンドを実行して使い方を確認するとよいでしょう。

crow --help
Linuxで使えるおすすめの言語翻訳ツール3選

3. Tuxtrans

Tuxtransは、翻訳作業に特化して設計されたLinuxオペレーティングシステムです。Ubuntuベースで開発されており、ApertiumやOmegaTをはじめとする翻訳者向けの多彩なツールがプリインストールされています。プロの翻訳者を明確なターゲットとしており、Tuxtransの公式サイトでは同OSに同梱されているソフトウェアの一覧を確認できます。また、Tuxtransは無料で提供されている点も見逃せません。

まとめ

Linuxには、言語間の翻訳を支援してくれる便利なツールが数多く揃っています。一般的なユーザーにとっては、Translate ShellとCrow Translateが特におすすめの選択肢です。プロの翻訳者であれば、仕事に必要なツールがすべて揃ったTuxtransオペレーティングシステムの導入を検討してみる価値があるでしょう。一方、ブラウザベースのGoogle翻訳を使い続けたいという方は、Google翻訳をプロのように使いこなすテクニックを学んでみるのもよいかもしれません。

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