Windows 11でゲストアカウントを有効にする方法|コマンドプロンプトと設定アプリでの作成手順
家族や友人にPCを一時的に貸したいとき、ゲストアカウントがあると非常に便利です。専用のアカウントを用意しておけば、相手が勝手にファイルを覗き見たり、許可されていない操作をしたりする心配をする必要がありません。ただし、Windows 11でゲストアカウントを作成するのは、以前のバージョンのWindowsに比べてやや手間がかかるようになりました。とはいえ、作成できないわけではありません。この記事では、Windows 11で一時的なアカウントを素早くセットアップできる2つの方法をご紹介します。
ゲストアカウントと通常のアカウントの違いは?

ゲストアカウントとは、PCへのアクセスが制限されたユーザーアカウントで、短時間の利用のみを想定したものです。ゲストアカウントのユーザーは、新しいソフトウェアのインストール、所有者のファイルへのアクセス、システムレベルの変更などを行うことができません。さらに、ゲストモードの利用後にPCの電源を切ると、そのセッション中にアカウント内で生成されたデータはすべて自動的に消去されるため、プライバシー面でも安心です。
Windows 11でゲストアカウントを有効にする方法
ゲストモード自体はWindows 7やWindows 8の時代から存在していました。これらのバージョンでは、制限付き環境のゲストアカウントを簡単に作成できました。しかし、Windows 10および11では、ローカルのゲストアカウントを作成する手順がやや複雑になっています。以下の2つの方法から、自分に合ったものを選んで進めてください。
方法1:コマンドプロンプトを使ってゲストアカウントを作成する
コマンドプロンプト(cmd.exe)は、OSと対話するためのコマンドラインインターフェースです。わずかなキー入力でコマンドを実行できるため、高度な操作によく使われます。コマンドプロンプトを使ってゲストアカウントを作成する手順は以下の通りです。
ステップ1: Windows + Sキーを押して検索画面を開き、「コマンドプロンプト」と入力します。
ステップ2: 「管理者として実行」を選択し、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。

ステップ3: コマンドプロンプトのウィンドウに、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
net user Visitor /add /active:yes
ステップ4: これでゲストアカウントが正常に作成されます。必要に応じてログインパスワードを設定することもできます(任意)。

ステップ5: パスワードを設定したい場合は、同じウィンドウで以下のコマンドを実行します。
net user Visitor *
ステップ6: コマンドプロンプト上でパスワードを入力し、確認のためもう一度入力します。
ステップ7: Windowsの設定を開き、「アカウント」をクリックします。
ステップ8: 「家族とその他のユーザー」を選択します。
ステップ9: 「その他のユーザー」の下にゲストアカウントが表示されているはずです。サインイン画面にもアカウントが表示されるようになります。
今後、アカウントが不要になった場合は、コマンドプロンプトからいつでも削除できます。手順は以下の通りです。
ステップ1: まず、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
ステップ2: 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。これでアカウントが正常に削除されます。
net localgroup users Visitor /delete

方法2:Windowsの設定を使ってゲストアカウントを作成する
Windows 11では、設定アプリからもローカルのゲストアカウントを作成できます。GUI操作が得意な方におすすめの方法です。以下の手順に従ってください。
ステップ1: Win + Iキーを同時に押して、Windowsの設定を開きます。
ステップ2: 左側のパネルから「アカウント」を選択し、ウィンドウ右側の「家族とその他のユーザー」をクリックします。
ステップ3: 「その他のユーザー」の下にある「アカウントの追加」ボタンをクリックします。

ステップ4: 表示されたダイアログで「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択します。

ステップ5: 次に「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択します。

ステップ6: アカウント名とパスワードを設定します。なお、「Guest」という名前は使用できないため、別の名前を付けてください。
ステップ7: 画面の指示に従って操作を完了します。
ゲストアカウントが不要になった場合は、以下の手順でWindowsの設定から削除できます。
ステップ1: Windowsの設定の「アカウント」セクションを開きます。
ステップ2: ウィンドウの右側から「家族とその他のユーザー」を選択します。
ステップ3: 「その他のユーザー」の下にあるゲストアカウントを見つけ、隣の「削除」ボタンをクリックします。
ステップ4: アカウントと、その中に保存されていたデータが削除されます。
まとめ:Windows 11でゲストアカウントを有効にするには
PCを共有すればコストの節約になりますが、それをためらう最大の理由の一つがプライバシーの問題です。リソースへのアクセスが制限された独立したゲストアカウントの作り方が分かれば、安心して他の人にPCを使ってもらえるようになります。Windowsではファイルやフォルダを非表示にする機能もありますが、訪問者を迎えるならゲストアカウントを活用するのが最も確実な方法と言えるでしょう。
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