Windowsで隠されたスーパー管理者(Administrator)アカウントを有効化する2つの方法

Windowsパソコンを一人で使っているなら、あなたはそのマシンの管理者(Administrator)です。しかし、Windows OSには便利な機能が数多く隠されており、その一つが「スーパー管理者(Super Administrator)」アカウントです。このアカウントは、普段使用している通常の管理者アカウントとは別のもので、OS内の設定を変更できる権限がはるかに多く与えられます。Windowsはこれを特別なアカウントとは呼んでいませんが、通常の管理者アカウントよりも強力な特権を持っているのは確かです。
スーパー管理者の特権には、完全な管理者権限やUAC(ユーザーアカウント制御)の上書きなどが含まれ、通常では難しい高度なトラブルシューティングも実行できます。ここでは、Windowsでスーパー管理者アカウントを有効にする方法を2通り紹介します。
方法1:コマンドプロンプトから有効化する
コマンドプロンプトを使ってスーパー管理者アカウントを有効にするのは、最も手軽な方法です。スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。Windows 8の場合は「Win + X」キーを押して「コマンドプロンプト(管理者)」を選ぶだけでOKです。

コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Net user administrator /active:yes

コマンドを実行すると、スーパー管理者アカウントがすぐに有効になり、ユーザーの切り替えからアクセスできるようになります。アカウントをパスワードで保護したい場合は、以下のコマンドを使用してください。「yourPassword」の部分は、実際に設定したいパスワードに置き換えることを忘れないでください。
Net user administrator yourPassword Net user administrator /active:yes
スーパー管理者アカウントを使い終わったら、セキュリティのために無効化しておくのがおすすめです。以下のコマンドで無効にできます。
Net user administrator /active:no

これで完了です。スーパー管理者アカウントは正常に無効化されました。
方法2:ローカルユーザーとグループから有効化する
注意:この方法を使うには、WindowsのPro(プロ)またはEnterprise(エンタープライズ)版が必要です。Home(ホーム)などのエディションには、必要な管理ツール(スナップイン)が搭載されていません。
コマンドプロンプトの操作に不安がある方は、「ローカルユーザーとグループ」スナップインを使えば、同じ作業をGUIで行えます。「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、lusrmgr.mscと入力してEnterキーを押します。

すると「ローカルユーザーとグループ」のウィンドウが開きます。左側で「ユーザー」フォルダーを選択すると、右側のペインに「Administrator」という名前のユーザーアカウントが表示されます。ご覧のとおり、このアカウントはデフォルトで無効になっており(小さな下向き矢印のアイコンが目印)、これが隠しアカウントとされる理由です。

スーパー管理者アカウントを有効にするには、そのアカウントを右クリックして「プロパティ」を選択します。

「アカウントを無効にする」のチェックを外し、「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。

これで完了です。以降、スーパー管理者アカウントが有効になり、ユーザーアカウントの切り替えで使用できるようになります。

管理者アカウントをパスワードで保護したい場合は、ユーザーアカウントを右クリックして「パスワードの設定」を選択してください。

ご覧のとおり、スーパー管理者アカウントを有効にする手順はとても簡単です。ただし、このアカウントは非常に強力な権限を持つため、使用時には十分注意し、作業が終わったら必ず無効化することを心がけましょう。
この記事がお役に立てば幸いです。Windowsでスーパー管理者アカウントを有効化した際の感想や体験があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
-
Windows 10でバックアップ用の管理者アカウントを作成する方法
パソコンを一人だけで使っている場合、管理はとても簡単です。ユーザーアカウントは管理者アカウント1つだけなので、自分の好きなように自由に設定・整理できます。しかし、家族とパソコンを共有している場合は、管理が少し面倒になることもあるでしょう。いずれ、他のユーザー向けにもう一つ管理者アカウントを作成する必要が出てくるかもしれません。実は、たとえシステムの唯一のユーザーであっても、サブの管理者アカウントを持っておくことは決して悪いことではありません。万が一システムのパスワードを忘れてしまった場合に備えたバックアップアカウントとして活用できるからです。ポイント: パスワードのリセットを簡単に行えるよう、
-
Windows 11でゲストアカウントを有効にする方法|コマンドプロンプトと設定アプリでの作成手順
家族や友人にPCを一時的に貸したいとき、ゲストアカウントがあると非常に便利です。専用のアカウントを用意しておけば、相手が勝手にファイルを覗き見たり、許可されていない操作をしたりする心配をする必要がありません。ただし、Windows 11でゲストアカウントを作成するのは、以前のバージョンのWindowsに比べてやや手間がかかるようになりました。とはいえ、作成できないわけではありません。この記事では、Windows 11で一時的なアカウントを素早くセットアップできる2つの方法をご紹介します。 ゲストアカウントと通常のアカウントの違いは? ゲストアカウントとは、PCへのアクセスが制限されたユーザー