Windowsで管理者アカウントの名前を変更する3つの方法

Windowsには、初期状態で「Administrator」という名前の管理者アカウントが用意されています。このアカウントはシステム内の他のすべてのユーザーアカウントよりも強い権限を持ち、ほぼ無制限にあらゆる操作を行うことが可能です。しかし、その強力な権限ゆえに、Administratorアカウントはマルウェアやトロイの木馬、ウイルスなどを悪用する攻撃者にとって最も狙われやすいターゲットの一つとなっています。
そこで、Windowsのセキュリティ対策として有効なのが、管理者アカウントの名前を別のものに変更しておくことです。名前を変更しておけば、攻撃者が不正アクセスを仕掛ける難易度は大幅に上がります。特にサーバー環境では、この変更は必須と言えるでしょう。
この記事では、Windowsの管理者アカウント名を変更する3つの方法をわかりやすく解説します。
方法1:コマンドプロンプトを使う
まず「Win + X」キーを押し、表示されたメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。Windows 7やVistaの場合は、スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選びましょう。

管理者権限のコマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドをコピーして貼り付け、実行します。「newUserName」の部分は、任意のユーザー名に置き換えてください。
wmic useraccount where name='Administrator' call rename name='newUserName'

コマンドが正常に実行されると、上の画像のような確認メッセージが表示されます。これで、デフォルトの管理者アカウント名の変更は完了です。
方法2:グループポリシーエディターを使う
サーバー環境では、グループポリシーエディターを使って一元的に管理するのがおすすめです。「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押すと、グループポリシーエディターが起動します。

次に、「コンピューターの構成 → Windowsの設定 → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティオプション」へ移動し、「アカウント: Administrator アカウント名の変更」というポリシーを見つけてダブルクリックします。

ポリシーの設定画面が開いたら、新しい管理者アカウント名を入力し、「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。

あとは、PCを再起動するかサインアウトすれば変更が反映されます。すぐに反映させたい場合は、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、グループポリシーを強制的に更新しても構いません。
gpupdate /force
方法3:コンピューターの管理を使う
3つの中で最も簡単なのが、コンピューターの管理ツールを使う方法です。コントロールパネルを開き、「管理ツール」から「コンピューターの管理」をダブルクリックして起動しましょう。Windows 8以降なら、「Win + X」キーを押してメニューから「コンピューターの管理」を直接選択することもできます。

次に、「システムツール → ローカルユーザーとグループ → ユーザー」へ移動します。右側のペインに「Administrator」という名前の管理者アカウントが表示されているはずです。

「Administrator」アカウントを右クリックし、「名前の変更」を選択して、好きな名前に書き換えます。

名前を変更すると、ウィンドウは次のようになります。

以上で作業は完了です。思ったより簡単に、Windowsの管理者アカウント名を変更できたのではないでしょうか。
この記事が皆さんのセキュリティ対策のお役に立てば幸いです。実際にこれらの方法を試した感想や体験談があれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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