Windows 10/8/7でHDDをデフラグする方法|標準ツールと専用ソフト両方の手順を解説
Windowsシステムには独自の不具合や弱点が存在します。特にWindows XPやVistaを使用している方は、その影響を強く感じているかもしれません。時間が経つにつれて、ファイルシステムの断片化(フラグメンテーション)により、PCのハードディスクの動作効率は徐々に低下していきます。これはXPやVistaユーザーだけでなく、Windows 10などの新しいバージョンを使っている方にとっても共通の問題であり、PCの動作が遅くなる主な原因の一つです。しかも、その「遅さ」は想像以上に深刻な場合があります。
ドライブの速度を改善するには、Windows 10、8、7に搭載されている標準ツールや専用のデフラグソフトを使って、デフラグと最適化を行うのが効果的です。具体的な手順を紹介する前に、まず「デフラグ」という用語の意味を確認しておきましょう。
ディスクの断片化(フラグメンテーション)とは?
ハードディスク(HDD)は内部で回転するプラッタ(円盤)によってデータを読み書きしています。データを保存すると、通常はディスク上の連続した領域に記録されますが、ファイルの一部(断片)がプラッタ上の離れた場所に保存されると、これが「断片化」の原因となります。
理想的には、ファイルはディスク上のできるだけ近い場所にまとめて保存されるべきです。しかし断片化が起きると、OSがファイルを読み込むのに時間がかかり、コマンドへの応答が遅れる原因になります。

デフラグ(デフラグメンテーション)とは?
デフラグとは、散らばったファイルの断片を物理的に近い位置へ移動させ、整理し直す処理のことです。このプロセスにより、ディスク上のデータへのアクセス時間が大幅に短縮され、全体的なパフォーマンスが向上します。デフラグを実行すると、ファイルが再構成され、空き領域も一つの連続したブロックにまとめられるため、読み書きの速度が飛躍的に改善します。
Windows 10でハードディスクをデフラグする方法
以下の手順は、Windows 8および7でもほぼ同様です。
手順1:デフラグツールを開く
検索メニューを開き、「デフラグとドライブの最適化」(Defrag and Optimize Drives)と入力します。
または、コントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ドライブの最適化」を選択してもアクセスできます。
手順2:対象ドライブを選択
デフラグツールに表示されるドライブの一覧から、最適化したいハードディスクを選びます。
手順3:ドライブの種類を確認
「メディアの種類」の列を必ず確認してください。対象がSSD(ソリッドステートドライブ)ではないことを確かめましょう。デフラグはHDDに対してのみ実行することをおすすめします。SSDはデフラグすると寿命を縮める恐れがあります。

手順4:最適化を実行
デフラグしたいドライブを選択した状態で、一覧下にある「最適化」ボタンをクリックします。

あとは完了を待つだけです。ドライブに保存されているデータ量や断片化の程度によっては、処理全体にかなりの時間がかかることがあります。
関連記事:Windows 10のHDDをデフラグできるおすすめデフラグソフト10選
Windows 10で自動的にデフラグを設定する方法
毎回手動で上記の手順を実行するのが面倒な場合は、標準のデフラグツールに搭載されている「スケジュールされた最適化」機能を有効にしましょう。
手順1:コントロールパネルを開く
コントロールパネルを開き、表示方法を「小さいアイコン」に変更します。
手順2:管理ツールを選択
「管理ツール」を選択し、「ドライブの最適化」を見つけて開きます。
手順3:スケジュール設定を有効化
「スケジュールされた最適化」の下にある「有効にする」ボタンを押します。ここで、自動デフラグを実行するスケジュール(日時)を設定できます。
さらに「選択」ボタンをクリックすると、定期的にデフラグの対象に含めるドライブを指定できます。
専用のデフラグソフトを使ってWindows 10のHDDをデフラグする方法
Windows 10で手動デフラグを行うのが少し面倒だと感じたら、Disk SpeedUpという専用ソフトの利用も検討してみてください。優れたディスク最適化ツールであり、ディスクの断片化状況を通知しながら、迅速かつ簡単にデフラグを実行できます。専門知識がなくても直感的に使える便利なツールです。
Disk SpeedUpでWindows 10のディスクをデフラグする手順は以下の通りです。
手順1:ソフトをダウンロードして起動
まず公式サイトからDisk SpeedUpをダウンロードし、インストールして起動します。
手順2:スキャンするディスクを選択
セットアップが完了すると、スキャン対象のディスク選択画面が表示されます。
手順3:スキャンとデフラグを実行
必要に応じて、スキャン・デフラグしたいディスクを選択します。保存データ量によっては処理に時間がかかります。
手順4:スキャン結果を確認
スキャンが完了すると、結果がサマリー形式で表示されます。
手順5:「デフラグ」ボタンをクリック
ディスクの実際の状態を確認したら、「デフラグ」ボタンをワンクリックするだけで最適化が始まります。

デフラグソフトは、システムの不調の原因となっている可能性のあるファイルを安全に最適化します。さらにDisk SpeedUpは、HDDの最適化以外にも、Windowsシステムを最高の状態に保つためのさまざまな機能を備えています。
- システムからジャンクファイルをクリーンアップできる
- 重複ファイルを簡単に検出・削除できる
- 「ディスクドクター」機能でPCの一般的なエラーを検出・修復できる
- デフラグのためのカスタムスキャンにも対応している
このデフラグソフトは、Windows Vista、XP、7、8、8.1、10に完全対応しています。Disk SpeedUpが総合的なパフォーマンス向上にどのように役立つのか、詳しく知りたい方は詳細レビュー記事をご覧ください。
よくある質問:ハードディスクのデフラグについて
Q1. Windows 10でハードディスクをデフラグすべきですか?
PCをより効率的に動作させたいなら、デフラグの実行をおすすめします。ファイルやフォルダをハードディスク上に散在させたままにせず、一箇所にまとめることで、システムの速度低下を防げます。
Q2. デフラグを実行するとデータが失われますか?
通常、デフラグによってデータが失われることはありません。ただし、PCに既存の問題がある場合、ごくまれにファイルが失われるリスクがあります。万が一の場合に備えて、失われた・削除されたファイルを簡単かつ安全に復元できるAdvanced Disk Recoveryなどの復元ソフトの利用を検討しておきましょう。
Q3. Windows 10ではどのくらいの頻度でデフラグすればよいですか?
専門家は月に1回程度のデフラグを推奨しています。ただし、PCの使用状況によっては、より頻繁な実行が必要になる場合もあります。
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