Windows 10で「呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました」エラーが出たときの対処法
Windows 10にログインする際や、特定の種類のファイル(動画、写真、音楽、Word文書、Excelスプレッドシートなど)を開こうとしたとき、「呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました(The object invoked has disconnected from its clients)」というエラーメッセージが表示されることがあります。特定のアプリケーションやプログラムを起動しようとしたときにこのエラーが発生するケースもあります。この記事では、この問題を解決するための効果的な対処法をご紹介します。

D:\<ファイルへのパス>
呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました。
Windows 10でこのエラーが表示される場合、そのファイル形式に関連付けられたプログラムが、何らかの理由で正常に動作できていないことを意味します。「オブジェクト」とは、開こうとしているファイルを扱うために選択したPC上の特定のアプリを指し、「クライアント」はそのファイル形式自体を指します。つまり、関連付けられたプログラムが切断状態にあるため、ファイルを開けないというのがこのエラーの正体です。
また、ファイルの保存時、特にWord文書やExcelファイルの保存時にこのエラーが表示され、保存が完了しないという報告もあります。その場合は次のようなメッセージが表示されます。
オートメーション エラー(Automation error)
呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました。
「呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました」エラーの解決策
この問題に直面した場合、状況(Windows 10へのログイン時か、ファイルを開くときか)に応じて、以下の対処法を順不同で試してみてください。
Windows 10へのログイン時にエラーが発生する場合
Windows 10のデスクトップまで起動できない場合、トラブルシューティングは難しくなりますが、このエラーを取り除き、コンピューターへのアクセスを回復するための有効な方法がいくつか存在します。
1. システムの復元を実行する
最近Windowsの更新プログラムを適用したり、新しいバージョンのWindowsコンポーネントやアプリケーションをインストールした直後にこの問題が発生することがあります。まずはシステムの復元を試して、問題が解決するかどうか確認しましょう。
2. セキュアブートとDevice Guardを有効にする
Device Guardやセキュアブートといった機能のおかげで、Windows 10は従来のWindows OSよりも高いセキュリティを実現しています。
この対処法では、セキュアブートを有効にした状態でWindows 10 PCを起動します。セキュアブートが機能すると、Windowsの起動時に、有害な可能性のあるアプリケーション、未署名のドライバー、不正な.exeファイルの読み込みがブロックされます。これらのいずれかがエラーの原因となっている場合、セキュアブートを有効にすることで問題が解消される可能性があります。
以下の手順を実行してください。
- コンピューターの電源を切ります。
- コンピューターの電源を入れます。
起動直後の最初の画面で、BIOS/UEFIに入るための指定キーをキーボードで押します。このキーはPCメーカーによって異なりますが、起動画面に必ず表示されているため、わからない場合は画面の案内を確認してください。
- BIOSに入ったら、「Security(セキュリティ)」タブへ移動します。
- 「Secure Boot(セキュアブート)」の項目を見つけて選択します。
- 「Secure Boot」が有効(Enabled)になっていることを確認します。
- 「Security」タブに戻り、「Device Guard」の項目を見つけて選択します。
- 「Device Guard」も有効になっていることを確認します。
- 変更を保存してBIOSを終了します。
完了したら、コンピューターを起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
3. Windows 10の上書きインストール修復を実行する
上記の方法で改善しない場合は、上書きインストール修復(In-place Upgrade Repair)を試してみてください。すべての選択肢を試しても解決しない場合の最終手段として、Windows 10の再インストールという方法もあります。
ファイルを開くときにエラーが発生する場合
Windowsには問題なくログインできるものの、特定のファイル形式を開こうとするとエラーが表示される場合は、このセクションの対処法を試して、ファイルへのアクセスを回復させましょう。
1. Windows 10デバイスを再起動する
この方法は、Windowsのログイン画面で「呼び出されたオブジェクトがクライアントから切断されました」というエラーが表示されて先に進めなくなっている場合にも有効です。最近アップグレードや更新を行った場合、再起動によって初めて削除される残存ファイルが存在している可能性があります。
2. SFCスキャンを実行する
システムファイルチェッカー(SFC)スキャンを実行して、破損したシステムファイルを検出・修復できるかどうか確認しましょう。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」コマンドを実行します。
3. 別の既定のプログラムを選択する
Windows 10でファイルを開こうとしてエラーが表示される場合、最も効果的な解決策は、そのファイル形式を開くために使われる既定のプログラムやアプリケーションを変更することです。
Windows 10標準の「フォト」アプリは、このエラーを引き起こすことで知られています。該当する場合は、別の画像ビューアーを既定のアプリに設定しましょう。選んだアプリで問題が解決しない場合は、別のアプリを試してください。Microsoft Storeには無料でダウンロードできる画像ビューアーが多数公開されています。
4. エクスプローラーを再起動する
エクスプローラーを再起動するには、以下の手順に従ってください。

- Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開きます。
- タスクマネージャーの「プロセス」タブで、「Explorer.exe」または「Windows エクスプローラー」のプロセスを見つけます。
- プロセスを右クリックし、「タスクの終了」を選択して強制停止します。停止まで少し時間がかかることがあります。
- プロセスが終了したら、再度タスクマネージャーを開きます。簡易表示モードで開いた場合は、「詳細情報」をクリックまたはタップしてください。
- 「ファイル」メニューを開きます。
- 「新しいタスクの実行」を選択します。
- 「新しいタスクの作成」ウィンドウに「
explorer.exe」と入力し、Enterキーを押すか、「OK」をクリックします。

これで、explorer.exeプロセスが再起動されます。
explorer.exeプロセスが再起動されたら、問題が解決したかどうかを確認してください。
この記事がお役に立てば幸いです!
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