Windows 11/10でNTFSファイル圧縮を有効・無効にする3つの方法
NTFS(New Technology File System)は、Microsoftが開発した独自のジャーナリングファイルシステムです。Windows NT 3.1以降、Windows NTファミリーの標準ファイルシステムとして採用されています。Windows 11/10では、NTFS圧縮機能を使用して、NTFSボリューム上の個別のファイルやフォルダーを圧縮できます。
この記事では、Windows 11/10でNTFSファイル圧縮を有効または無効にする方法を詳しく解説します。
NTFSファイル圧縮を有効・無効にする3つの方法
Windows 11/10でNTFSファイル圧縮の設定を変更するには、以下の3つの方法があります。
- コマンドプロンプトを使用する
- ローカルグループポリシーエディターを使用する
- レジストリエディターを使用する
それぞれの手順を順番に見ていきましょう。
NTFS圧縮のパフォーマンスに関する注意点
NTFS圧縮はディスク容量を節約できる一方で、データの圧縮・展開処理によってパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。設定を変更する前に、以下の特性を理解しておくことが重要です。
- 圧縮されたNTFSファイルを別のフォルダーにコピーまたは移動すると、NTFSは一度ファイルを展開し、新しい場所にコピー・移動した後、再度圧縮します。
- 圧縮ファイルはネットワーク経由でコピーされる前に展開されるため、NTFS圧縮によるネットワーク帯域幅の節約効果はありません。
- 既存の圧縮フォルダーに保存されたファイルやフォルダーは、自動的に圧縮されます。
- NTFSファイル圧縮を無効にしても、すでに圧縮されているファイルは圧縮されたまま維持されます。圧縮済みファイルの解除(展開)は引き続き可能ですが、NTFS圧縮を再度有効にするまで、新たに圧縮することはできません。
方法1:コマンドプロンプトでNTFSファイル圧縮を切り替える
コマンドプロンプトから設定を変更する手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに cmd と入力し、Ctrl + Shift + Enter を押してコマンドプロンプトを管理者モードで起動します。
- コマンドプロンプトウィンドウで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
圧縮を有効にする場合:
fsutil behavior set disablecompression 0
圧縮を無効にする場合:
fsutil behavior set disablecompression 1
- コマンドプロンプトを終了します。
- PCを再起動して変更を反映させます。
方法2:ローカルグループポリシーエディターでNTFSファイル圧縮を切り替える
ローカルグループポリシーエディターを使用する場合の手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに gpedit.msc と入力し、Enterキーを押してグループポリシーエディターを起動します。
- 左側のペインで以下のパスに移動します。
コンピューターの構成\管理用テンプレート\システム\ファイルシステム\NTFS
- 右側のペインにある「すべてのNTFSボリュームの圧縮を許可しない」ポリシーをダブルクリックしてプロパティを開きます。
- NTFSファイル圧縮を有効にしたい場合は、「未構成」または「無効」を選択します。
- NTFSファイル圧縮を無効にしたい場合は、「有効」を選択します。
- 適用 > OK の順にクリックして変更を保存します。
- ローカルグループポリシーエディターを終了し、PCを再起動します。
なお、Windows 10 Homeエディションにはローカルグループポリシーエディターが標準搭載されていません。その場合は、この機能を追加してから上記の手順を実行するか、次に紹介するレジストリエディターの方法を利用してください。
方法3:レジストリエディターでNTFSファイル圧縮を切り替える
レジストリエディターを使用する場合の手順は以下の通りです。
これはレジストリ操作となるため、作業前にレジストリのバックアップを取るか、システムの復元ポイントを作成しておくことを強くおすすめします。万が一問題が発生しても、元の状態に戻せるようにしましょう。
準備ができたら、以下の手順に進みます。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに regedit と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。
- 以下のレジストリキーのパスに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies
- 右側ペインの空白部分を右クリックし、「新規」>「DWORD(32ビット)値」を選択します。
- 新しい値の名前を NtfsDisableCompression に変更してEnterキーを押します。
- 作成したエントリをダブルクリックしてプロパティを編集します。
- 「値のデータ」フィールドに、圧縮を無効にする場合は 1 を、有効にする場合は 0 を入力します。
- OK をクリックして変更を保存します。
- レジストリエディターを終了し、PCを再起動します。
以上で設定は完了です。
関連記事: Windowsでファイル・フォルダー・ドライブを圧縮してディスク容量を空ける方法も併せてご覧ください。
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