Windows 11/10でシステムイメージのバックアップがエラー0x80780172で失敗する原因と対処法
Windows PCでシステムイメージの完全バックアップを作成しようとした際に問題が発生することがあり、「OS自体に不具合があるのでは?」と不安になる方も少なくありません。個人用・業務用を問わず、大切なデータを失いたくないのは当然のことです。

システムイメージのバックアップがエラー0x80780172で失敗する
Windows標準のバックアップツール「バックアップと復元」を使ってPCをバックアップしようとした際に、以下のようなエラーメッセージが表示されるケースが複数報告されています。
バックアップする項目が指定されていません(エラー0x80780172)
これまでの経験から言えば、この問題は必ず解決可能です。ただし、エラーの原因は常に特定できるとは限りません。そこで本記事では、この問題を根本的に解決するための複数の方法を順番に紹介します。
Windows 11/10でシステムイメージを作成しようとしたときにバックアップがエラー0x80780172で失敗する場合は、以下の手順を試してみてください。
- Windowsのシステム保護を有効にする
- ハードドライブに十分な空き容量があるか確認する
- Volume Shadow Copyサービスが有効になっているか確認する
- すべての復元ポイントを削除する
- WindowsImageBackupフォルダーを削除する
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1] Windowsのシステム保護を有効にする

「なぜシステム保護を有効にする必要があるのか?」と疑問に思うかもしれません。実は、この機能が気づかないうちに無効化されていることがあり、その場合にエラー0x80780172が発生しやすくなります。有効化の手順は以下の通りです。
Windowsキー + Iを押して「設定」アプリを開きます。「システム > 詳細情報」へ移動し、「システムの保護」を探してクリックします。

「システム プロパティ」ウィンドウが表示されたら、「構成」ボタンを選択し、「システムの保護を有効にする」にチェックを入れます。最後に「適用 > OK」をクリックし、PCを再起動してから再度バックアップを試してください。
2] ハードドライブに十分な空き容量があるか確認する
システムイメージを作成するには、ハードドライブに十分な空き容量が必要です。容量が不足していると、エラー0x80780172が発生する原因になります。
関連記事:過去のシステムイメージとバックアップを削除してディスク容量を解放する方法
3] Volume Shadow Copyサービスが有効になっているか確認する

これも重要な機能が無効になっているパターンの一つです。今回は「Volume Shadow Copy(ボリューム シャドウ コピー)」サービスが対象です。これを有効にすることで、正常な状態に戻せます。
Volume Shadow Copyを有効にするには、Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。「サービス」ウィンドウが表示されたら、一覧を下にスクロールして「Volume Shadow Copy」を探します。
状態が「停止」になっている場合は、右クリックして「開始」を選択してください。Volume Shadow Copyが実行中になったことを確認したら、今度は上にスクロールして「ファイル履歴サービス」を探します。
右クリックして「開始」を選択します。完了したら、新しいシステムバックアップの作成を試みてください。
4] すべての復元ポイントを削除する
上記の方法でも問題が解決しない場合は、すべての復元ポイントを削除するのがおすすめです。さらに、システム保護も一時的に無効にしましょう。
システム保護を無効にするには、スタートボタンを右クリックして「システム」を選択するか、Windowsキー + Iで設定メニューを開き、「システム > 詳細情報」へ移動します。
次に「システムの保護」をクリックすると新しいウィンドウが表示されます。ここで「構成」を選択し、「システムの保護を無効にする」を選んで「適用」をクリックして完了です。
システムイメージの作成が完了したら、忘れずにシステム保護を再度有効にしておきましょう。
5] WindowsImageBackupフォルダーを削除する

バックアップファイル自体に不具合が生じている可能性もあります。その場合は、WindowsImageBackupフォルダーを削除する必要があります。
このフォルダーを削除するには、エクスプローラーを開き、以下のフォルダーへ移動して削除してください。
C:/System Volume Information/WindowsImageBackup
ただし、セキュリティ制限により、状況によってはこのフォルダーにアクセスできない場合があります。その場合は、Windowsキー + Sを押して検索ボックスに「隠しファイル」と入力し、検索結果から該当する設定を開いてください。
エクスプローラーのオプションで「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択して有効にします。
続けて、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」という項目を探し、チェックを外します。
ルートドライブに戻り、WindowsImageBackupフォルダーの削除をもう一度試みてください。削除後はPCを再起動し、問題が解決しているかどうかを確認しましょう。
関連記事:システムイメージのバックアップがエラー0x80780038で失敗する場合の対処法
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