DHCPルックアップ失敗エラーの原因と解決方法
ブラウザで「DHCP Lookup Failed(DHCPルックアップ失敗)」というエラーメッセージが表示される場合、パソコン側のネットワークプロトコル設定に不具合があることが原因と考えられます。このエラーは主にブラウザ上で発生すると報告されており、状況によっては管理者権限のあるユーザーアカウントが必要になります。
DHCPとは?
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、ネットワークで使用される通信プロトコルの一つで、IPアドレスの割り当てを自動的に管理・制御する役割を担っています。これにより、ネットワーク上の各デバイスを個別に識別し、アクセスできるようになります。ルーターの設定をしたことがある方なら見覚えがあるはずです。多くの家庭用・業務用ルーターは、DHCPサーバーとして動作します。
パソコンが起動すると、DHCPサーバーを探してIPアドレスの取得を試みます。しかし、DHCPサーバーが存在しない、または正しく構成されていない場合、「DHCP Lookup Failed」エラーが発生してしまうのです。
DHCPルックアップ失敗エラーの解決方法
以下の対処法を順番に試してみてください。
- DHCPサーバーに接続するデバイス数を確認する
- IPアドレスを更新する
- ネットワークトラブルシューティングツールを実行する
1. DHCPサーバーへの接続デバイスが多すぎる場合
すべてのDHCPサーバーにはサブネット構成があり、これによって管理できるデバイスの上限数が決まります。一般的には、サブネットマスク「255.255.255.0」とIPアドレス「192.168.X.Y」の組み合わせが使われています。接続デバイスが200台を超えるような大規模な環境では、クラスAまたはクラスBのサブネットへの変更を検討しましょう。IT管理者に以下の内容を相談するのがおすすめです。
- クラスAネットワーク:デフォルトのサブネットマスクは「255.0.0.0」
- クラスBネットワーク:デフォルトのサブネットマスクは「255.255.0.0」
ルーターの基本的な設定方法を知っているなら、管理画面にログインした直後のページあたりでこの設定を見つけられるはずです。なお、この問題はChromebookを大量導入した企業や教育機関で特に多く報告されており、ネットワーク側の準備が台数に追いついていなかったことが主な原因でした。
2. IPアドレスを更新する
ルーターがすべてのデバイスにIPアドレスを割り当てきれず、一部のデバイスで取得に失敗している可能性もあります。その場合は、Windowsのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
ipconfig /renew
このコマンドにより、パソコンはDHCPサーバーと再接続し、新しいIPアドレスの取得を強制的に試みます。
Chromebookを使用している場合は、Chrome OSの設定から修正できます。「設定」を開いて「ネットワーク」(インターネット接続)の項目を探すと、IPアドレスを手動で割り当てる設定や、IP更新リクエストを開始するための切り替えスイッチが用意されています。
3. ネットワークトラブルシューティングツールを実行する
Windowsには標準でネットワークトラブルシューティングツールが搭載されています。「Windowsの設定」(Windowsキー + I)を開き、「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」>「追加のトラブルシューティングツール」へと進みます。「インターネット接続」を選択して実行してください。
また、スタートメニューなどで「ネットワーク トラブルシューティング」と検索すれば、インターネット接続のトラブルシューティングツールがすぐに表示され、ワンクリックで実行できます。
それでも問題が解決しない場合は、Windows 10に搭載されている「ネットワーク リセット」機能を試してみてください。
この記事が、DHCPルックアップ失敗エラーの解決に役立てば幸いです。
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