CPUファン速度エラーが検出されました!「Press F1 to run setup」と表示されたときの対処法
ノートパソコンなどのハードウェアデバイスでは、CPUファンに不具合が発生することがあります。PCの起動時に「CPU Fan error: Press F1 to run setup(CPUファンエラー:F1キーを押してセットアップを実行してください)」というエラーメッセージが表示されることがありますが、適切な対処を行えば解決できる問題です。

このエラー発生時には、以下のようなメッセージが画面に表示されます。
- CPU Fan Speed Error Detected(CPUファンの速度エラーが検出されました)
- CPUファンがCPUファンヘッダーに正しく取り付けられていることを確認するか、UEFI/BIOSで「Fan Speed Low Limit(ファン速度下限値)」オプションを調整・無効化してください
- CPU Over Temperature Error(CPU過温度エラー)
- Press F1 to run setup(F1キーを押してセットアップを実行)
CPUファンエラーの原因と対処方法
この警告は、通常PCの電源を入れた直後に表示されます。つまり、Windows 10が起動する前の段階でファンエラーが発生しており、多くの場合は何らかのハードウェアの不具合が原因です。必ずしもオーバーヒートが原因とは限りません。
この問題を解決してCPUファンを正常に動作させるには、以下の方法を順番に試してみてください。
- F1キーを押す
- PCを涼しい場所に設置する
- CPUファンを徹底的に掃除する
- エアフロー(空気の流れ)対策を導入する
- CPUファンの設定を確認する
- BIOS設定を変更する
- ハードウェア技術者に点検してもらう
それぞれの方法について、詳しく説明していきます。
1] F1キーを押す
まずはメッセージの指示通り、F1キーを押してセットアップを実行し、画面上の指示に従ってください。
これだけで問題が解決する場合もあります。解決しない場合は、次の対処法に進みましょう。
2] PCを涼しい場所に設置する
熱はコンピューターハードウェアの動作に不可避な副産物ですが、過度な熱はシステム全体のパフォーマンス低下を引き起こします。そのため、PCを置く環境温度はCPUファンを冷やすために非常に重要です。
CPUファンが最適に動作できるアイドル時の温度は、おおよそ32〜40℃の範囲とされています。この範囲を超えるとPCが高温になりやすく、直射日光の当たる場所でも温度は上昇します。エラーの発生を防ぐには、PCを涼しく日陰になる場所に設置するのが最善の方法です。
3] CPUファンを徹底的に掃除する

CPUファンに厚いホコリや汚れが溜まっている場合は、イソプロピルアルコール(IPA)を染み込ませた綿棒を使用しましょう。アルコールによってファンブレードに付着した汚れをきれいに落とせます。内部の掃除には、エアガンやエアダスター(缶入り圧縮空気)でホコリを吹き飛ばすのが効果的です。ただし、スプレー式の洗剤などを部品に直接吹きかけると、部品を傷める恐れがあるため避けてください。
また、外付けファンや放熱グッズを活用してPCを冷却するのも有効です。小型USB扇風機、家庭用スタンドファン、エアコンなどを組み合わせれば、CPUファンを含むPC内部のパーツを十分に冷やせて、システムのパフォーマンスを最大限に引き出せます。
4] エアフロー(空気の流れ)対策を導入する

ケースファンの配置を最適化したり、適切なエアフロー構成を選んだりすることで、ケース内への空気の流れを改善できます。PC用ファンにはさまざまなサイズ(一般的な120mmケースファンから特殊なものまで)、奥行き、騒音レベル、デザインのバリエーションがあります。エアフローを最適化してPCをしっかり冷却できる製品を選びましょう。
5] CPUファンの設定を確認する
ソフトウェア関連の問題が原因でエラーが発生している可能性もあります。BIOSでCPUファンの設定を確認すれば判断できます。これは技術的なトラブルシューティングでよく使われる手法です。
PCのBIOS画面に入り、矢印キーの左右を使って「Advanced Settings(詳細設定)」へ移動します。
次に「Hardware Monitor(ハードウェアモニター)」に切り替えて、CPUファンの設定画面を開きます。そこで、以下のように各項目の状態を設定してください。
- Active Heat Sink(アクティブヒートシンク):Enabled(有効)
- Fan Duct with Fan(ファン付きファンダクト):Enabled(有効)
- Passive Heat Sink(パッシブヒートシンク):Disabled(無効)
- Fan Duct without Fan(ファンなしファンダクト):Disabled(無効)
設定が完了したら、変更を保存してBIOSセットアップを終了します。
6] BIOS設定を変更する
CPUファンが正常に動作しているのが目視で確認でき、PCがオーバーヒートしていないことが確実な場合は、この方法でCPUファンエラーメッセージを回避できます。注意:BIOS設定の変更が必要となるため、慎重に操作してください。
- PCのBIOSセットアップ画面を開き、「Monitor」を選択します。
- 矢印キーを使って「Fan Speed Monitor」の項目へ移動します。
- ここで「Fan Speed」の設定を「N/A(Not Available)」から「IGNORE(無視)」に変更します。
- 次に「Exit」へ移動し、先ほどの変更内容を保存します。
- その後、PCを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。
これにより、Windowsの起動時にCPUファンのエラーメッセージが表示されなくなるはずです。
7] ハードウェア技術者に点検してもらう
上記のどの方法でも解決しない場合は、CPUファン本体およびその接続部分を、ハードウェアの専門技術者に点検してもらいましょう。ファン自体の故障やマザーボード側のコネクタ不良など、自己修理が難しい問題が潜んでいる可能性があります。
本記事が問題解決の一助となれば幸いです。
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