Windowsリソース保護が破損ファイルを検出したのに修復できないときの対処法
システム ファイル チェッカー(SFC)を使えば、破損したWindowsのシステムファイルをスキャンして復元できることは、多くの方がご存じでしょう。しかし、スキャンを実行した結果、次のようなメッセージが表示されたらどうすればよいのでしょうか。
Windows リソース保護は破損したファイルを検出しましたが、それらの一部を修正できませんでした。詳細は CBS.Log windir\Logs\CBS\CBS.log に記録されています。
このメッセージは、システム ファイル チェッカーによるスキャン自体は完了し、破損したシステムファイルが検出されたものの、それらを正常なファイルと置き換える修復処理まで実行できなかったことを意味します。
Windows リソース保護は、重要なシステムファイルだけでなく、レジストリキーやフォルダーも保護しています。保護対象のシステムファイルに変更が検出されると、Windowsフォルダー内にキャッシュされたコピーから元のファイルが自動的に復元される仕組みです。
「破損したファイルを検出しましたが、修正できませんでした」への5つの対処法
このメッセージが表示され、システム ファイル チェッカーが正常に機能しない場合は、以下の方法を順番に試してみてください。なお、これらの操作には管理者権限が必要です。
- セーフモードでSFCを実行する
- ブート時(起動前)にSFCを実行する
- DISMを使用する
- 「このPCを初期状態に戻す」または「フレッシュスタート」を試す
- CBSログファイルを確認する
1. セーフモードでSFCを実行する
まずセーフモードでPCを起動します。続いて管理者権限のコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。
このとき、%WinDir%\WinSxS\Temp 配下に PendingDeletes および PendingRenames フォルダーが存在することを確認してください。スタートアップ時に常駐するプログラムが原因でSFCが失敗しているケースでは、この方法が有効です。
2. ブート時にSFCを実行する
必要に応じて、ブート時(Windows起動前)にシステム ファイル チェッカーを実行することも可能です。Windowsが完全に読み込まれる前にSFCが動作するため、通常の起動状態では修復できなかったファイルにも対応できる可能性があります。
3. DISMを使用する
DISM(展開イメージのサービスと管理)ツールを活用しましょう。管理者権限のコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してEnterキーを押します。
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
このコマンドはコンポーネントストアの破損をチェックし、破損箇所を記録したうえで修復まで行ってくれます。完了までに時間がかかることがありますが、SFCが機能しない場合に特に有効な手段です。
4. PCの初期化またはアップグレードインストールを試す
Windows 11/10では「このPCを初期状態に戻す」や「フレッシュスタート」を試してみてください。Windows 8.1では「PCの更新」または「PCの初期化」を実行します。状況によっては「自動修復」も選択肢となります。Windows 7の場合は、スタートアップ修復、修復インストール、またはインプレースアップグレードの中から、状況に合った方法を選びましょう。
Windows 7/Vistaでインプレースアップグレードを行う場合は、まずドキュメントをバックアップし、開いているアプリケーションをすべて閉じてから、WindowsのDVDをドライブに挿入します。セットアップ画面で「今すぐインストール」をクリックし、「オンラインに接続して最新の更新プログラムを入手する(推奨)」を選択します。プロダクトキーを求められたら入力し、「Windows のインストール」ページでアップグレード対象のOSを選択して「はい」でライセンス条項に同意します。「どの種類のインストールが必要ですか?」と表示されたら「アップグレード」を選択し、処理完了後にPCを再起動します。
5. CBSログファイルを確認する
もう一つの有効な方法として、ログファイルを直接確認するやり方があります。C:\Windows\Logs\CBS フォルダーを開き、CBS.logファイルの内容をチェックすることで、どのファイルが破損しているかを特定できます。そのうえで、破損ファイルを手動で既知の正常なコピーと置き換えてください。
ログにエラーや警告メッセージが記録されていれば、それが問題解決の糸口になります。手動修復の詳細な手順については、マイクロソフトのサポート技術情報 KB929833 を参照してください。
CBSログファイルが破損している場合の修復方法は?
CBSログファイル自体が破損している場合、残念ながら修復する手段はありません。最善の方法は、該当ファイルを削除し、必要になったタイミングでWindowsに自動的に再作成させることです。
SFC /scannowで修復できない破損ファイルの直し方は?
SFCで修復できない破損ファイルがある場合は、DISMツールを実行するか、「このPCを初期状態に戻す」機能を利用してください。これにより問題が解決する可能性が高くなります。
破損したファイルを復旧することはできますか?
一度破損したファイルを完全に復旧することは困難です。まずは破損の原因を特定し、改めてログを収集することが重要です。SFCコマンドが役立つこともありますが、必ずしも成功するとは限りません。
ファイルが破損する原因は?
原因を一つに特定するのは難しいですが、ソフトウェアとハードウェアの両方に要因があります。あるプログラムが別のプログラムのデータ領域に上書きすると、ソフトウェア的な破損が発生します。ハードウェア起因の破損は古いデータで起こりやすい傾向がありますが、複数の場所で破損が見られる場合は、デバイス自体の点検を検討してください。
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