Windows 11/10で「Start PXE over IPv4」エラーが表示される原因と対処法
パソコンの起動時に「Start PXE over IPv4」というメッセージが表示され、Windowsが正常に立ち上がらないことがあります。これは、システムがハードディスクではなくネットワーク(PXE)経由で起動しようとしているために発生する現象です。本記事では、Windows 11/10でこのエラーを解決するための簡単な方法をわかりやすく解説します。
PXEとは?
PXE(Preboot Execution Environment、プリブート実行環境)とは、OSイメージを展開する前に、クライアント・サーバー型のインターフェースを使ってコンピューターを起動するための仕組みです。PXEによるネットワークブートには、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)とTFTP(Trivial File Transfer Protocol)という2つのプロトコルが使用されます。通常、PXEはコンピューター上で有効になっていますが、BIOS設定から無効にすることも可能です(後述します)。
「Start PXE over IPv4」とはどういう意味?
「Start PXE over IPv4」というメッセージは、コンピューターがLAN経由での起動を試みたときに表示されます。PCは、起動可能なドライブから起動できなかった場合にこの動作を行います。多くの場合、その原因はBIOSの設定ミスにあります。
Start PXE over IPv4エラーの修正方法
このエラーは、HDDやSSDなどの起動デバイスが存在しない、または優先順位が適切に設定されていないことが原因で発生することがほとんどです。そこで、内蔵ドライブを既定の起動デバイスとして設定する方法を中心に、その他の有効な対策もご紹介します。Windows 11/10で「Start PXE over IPv4」を修正するには、以下の方法を試してください。
- Secure BootとLegacy Supportを無効にする
- Boot to LANを無効にする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. Secure BootとLegacy Supportを無効にする
Secure BootとLegacy Supportは、システムの起動順序を意図せず変更してしまう主な原因となる機能です。これらを無効化することで問題が解決する場合があります。以下の手順に従って操作してください。
- パソコンのBIOSを起動します。
- 矢印キーを使って「Security」タブに移動します。
- 「Secure Boot」を選択して無効にします。
- 続いて「Legacy Support」を選択して無効にします。
- 最後に設定を保存してBIOSを終了します。
パソコンを再起動すると、「Boot Order has been changed(起動順序が変更されました)」というメッセージが表示され、画面に示された番号の入力を求められる場合があります。
何も表示されない場合は、通常どおりの起動プロセスを続行してください。メッセージが表示された場合は、以下の手順を実行します。
- 表示された番号を入力してEnterキーを押します。(注意:入力した数字は画面に表示されません)
- 電源ボタンからパソコンの電源を切ります。
- 再度BIOSに入り、「Boot」タブを開いて「Boot from Hard Drive(HDDから起動)」を選択します。(設定項目の名称はメーカーによって異なる場合があります)
最後にパソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。
2. Boot to LANを無効にする
もう一つの有効な対策は、「Boot to LAN」を無効にすることです。このオプションの名称はノートPCのブランドやメーカーによって異なりますが、操作手順はほぼ共通しています。
以下の手順でBoot to LANを無効にできます。
- BIOSを起動します。
- 「Boot」タブに移動します。
- 「PXE Boot to LAN」オプションを無効にします。
- 設定を保存してBIOSを終了します。
パソコンを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認しましょう。それでも問題が解決しない場合は、起動ドライブの接続状態やBIOSの起動優先順位を再度見直してみてください。
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