Windows 11/10でPCのパフォーマンスベンチマークテストを実行する3つの方法
PCのベンチマークテストを実行すれば、そのマシンの性能を客観的に把握できます。ベンチマークとは、システムのパフォーマンスを数値化して評価する手法のことで、次のハードウェア購入を検討する際の判断材料にも役立ちます。本記事では、サードパーティ製のベンチマークソフトを使わずに、Windows 11/10の標準機能だけでコンピューターのパフォーマンスベンチマークテストを実行する方法を解説します。
近年では、自分のデバイスと他の人のデバイスを比較するのが一般的になっています。Windows 7の時代に搭載されていた「Windows エクスペリエンス インデックス」を覚えている方もいるかもしれません。これはシステムのおおよその性能を測定するための、シンプルながら有用なユーティリティでした。
Windows標準機能でベンチマークテストを実行する
「パフォーマンスモニター」は、すべてのWindows 11/10に標準搭載されている、最も包括的で信頼性の高いツールです。アプリケーションやハードウェアのデータを表示・分析し、システムパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングに活用できます。パフォーマンスモニター以外にも、いくつかのベンチマーク手法が用意されています。
ここでは、パフォーマンスモニターを含む以下の3つの方法を紹介します。システムをテストするツールとしては、外部ソフトよりもOS標準搭載のツールの方が安全性・確実性の面で優れています。
- パフォーマンスモニターを実行する
- コマンドプロンプトを使用する
- Windows PowerShellを使用する
1. パフォーマンスモニターを実行する

このツールはさまざまなデータセットと組み合わせて実行できますが、ここではシンプルに「システムパフォーマンス」と「システム診断」の2種類のレポートを生成する手順を紹介します。
システムパフォーマンスレポートの生成
キーボードで Win + R キーを押すと、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウが開きます。
perfmon と入力してEnterキーを押します。パフォーマンスモニターが起動し、必要なデータの収集が始まります。収集と処理が完了するまでしばらく待ちましょう。

「システム概要」では、コンピューター名から利用可能なメモリ、ディスク容量、プロセッサ情報まで、マシンに関する詳細を一覧で確認できます。
左側のパネルで データコレクターセット > システム を展開します。
システムパフォーマンス を右クリックし、「開始」を選択します。すると再度データ収集プロセスが実行されます。

左側のパネルで レポート > システム > システムパフォーマンス を展開します。
名前に今日の日付が付いたレポートをクリックします。データの収集・処理がまだ完了していない場合は、少し待ってからアクセスしてください。
ここで、詳細かつ完全なパフォーマンスレポートを確認できます。
レポートには、システムパフォーマンスレポート、概要、診断結果、レポート統計に加え、CPU、ネットワーク、ディスクの使用状況に関する情報が含まれます。

システム診断レポートの生成
キーボードで Win + R キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
perfmon /report と入力してEnterキーを押します。パフォーマンスモニターが起動し、必要なデータの収集が始まります。処理が完了するまでお待ちください。
60秒ほどでパフォーマンスレポートが表示されます。CPU、ネットワーク、ディスクの使用状況に加え、デバイス構成に関する詳細情報も確認できます。
ハードウェア構成 のツリーを展開し、デスクトップの評価(Desktop Rating)をクリックします。

表示されたクエリとサブクエリを展開します。
これで、デバイスの構成に基づいた各項目のスコア一覧を確認できます。
2. コマンドプロンプトを使用する
技術に関心のある方ならご存じのとおり、コマンドラインからできないことはほとんどありません。
スタートメニューを開き、「cmd」と入力します。「コマンドプロンプト」を選択し、「管理者として実行」をクリックしてください。

以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
winsat prepop
コマンドの処理が完了するまでしばらく待ちます。
完了すると、システムのパフォーマンス能力を示す結果の一覧が表示されます。
一部のテスト結果はMB/s(メガバイト毎秒)で、その他はfps(フレーム毎秒)で表示されます。
TIP: PerfViewはMicrosoftが提供するパフォーマンス分析・プロファイリングツールです。
3. Windows PowerShellを使用する
コマンドの中には、コマンドプロンプトでのみ実行できるものと、Windows PowerShellでのみ実行できるものがあります。
スタートメニューを開き、「PowerShell」と入力します。「Windows PowerShell」を選択し、「管理者として実行」をクリックしてください。

以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-WmiObject -class Win32_WinSAT
コマンドの処理が完了するまでしばらく待ちます。
完了すると、システムのパフォーマンス能力を示す結果の一覧が表示されます。このコマンドでは、システムに搭載されたCPU、GPU、ディスク、メモリそれぞれに対してスコアが付与されます。
TIP: Windows PCでハードドライブの速度をテストする方法については、こちらの記事も参考になります。
本記事が、ベンチマークテストを始めるための一助となれば幸いです。

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