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Windows 11/10パソコンでBIOSを更新する方法を徹底解説

BIOS(Basic Input Output System:基本入出力システム)は、パソコンユーザーなら一度は耳にしたことがある言葉でしょう。ハードウェアにトラブルが発生した際、IT担当者が本格的な調査の前に「まずBIOSのアップデートを」と提案することも少なくありません。BIOSとは、マザーボードに搭載されたソフトウェアであり、ハードウェアとオペレーティングシステム(OS)の間の通信を担う重要なレイヤーです。Windows 10/8/7などのPCが正常に動作するうえで、BIOSは欠かせない存在といえます。

Windows 11/10パソコンでBIOSを更新する方法を徹底解説

BIOSを更新する理由

BIOSもOSやアプリと同じく、定期的な更新が必要なソフトウェアの一つです。更新プログラムには機能強化や不具合修正が含まれており、ハードウェアやソフトウェアとの互換性を維持するのに役立ちます。ただし、ほかの多くのアプリとは異なり、BIOSは手動で更新する必要があります。本記事では、その具体的な手順を解説します。

ほとんどの場合、BIOSを更新する必要はありません。パソコンが正常に動作しているのであれば、BIOSの更新やフラッシュは不要です。どうしても更新したい場合は、自分で行わず、専門知識を持つ技術者に依頼することをおすすめします。性能低下や特定の問題が発生し、BIOSの更新が不可欠だと判断できる場合のみ検討してください。手順を誤るとシステム全体が起動しなくなる(ブリック状態になる)恐れがあるため、慎重な対応が求められます。

BIOSのバージョンを確認する方法

BIOSを更新する前に、システム情報で現在のBIOSバージョンを確認しましょう。検索ボックスに「msinfo32」と入力してEnterキーを押すと、システム情報ツールが開き、BIOSバージョンを確認できます。

また、コマンドプロンプトから確認する方法もあります。「スタート」ボタンから「ファイル名を指定して実行」を開き、「systeminfo」と入力してOKをクリックしてください。表示されたBIOS番号をメモし、メーカー公式サイトで公開されている最新バージョンと照らし合わせて、必要であれば更新を行いましょう。

Windows 11/10パソコンでBIOSを更新する方法を徹底解説

Windows 11/10でBIOSを更新する方法

BIOSはシステムの安定性を保ち、セキュリティを高め、さまざまな脆弱性からシステムを守る役割を果たします。

作業を始める前に、必ず電源のバックアップ(UPSなど)を用意してください。更新中に電源が切れるとBIOSが破損し、技術者による修復が必要になる場合があります。BIOSの書き換え中に停電や突然のシャットダウンが発生すると、起動CD/DVDによる復旧も状況次第では困難になります。

一般的には、メーカーの公式サイトにアクセスしてBIOSアップデートファイルをダウンロードします。サービスタグまたはシリアル番号を入力して、自分の製品を特定してください。

  1. 表示されたシステムが異なる場合は「別の製品を表示」をクリックし、手動で製品を探します。正しい製品を選んだら、プルダウンカテゴリから「BIOS」を選択します。
  2. 複数のファイルが表示されている場合は、「詳細を表示」をクリックして更新番号を確認し、最新のものを選びます。
  3. ファイルをダウンロードしてデスクトップに保存します。
  4. アイコンをダブルクリックすると、システムが再起動し、BIOS更新画面が開きます。

なお、更新手順は製品によって多少異なります。また、一部のOEMメーカーは、一定期間を過ぎると該当機種のBIOS更新を提供しなくなる点にも注意してください。

関連記事:BIOS設定を初期値(デフォルト)に戻す方法

起動可能なUSBメモリを作成してBIOSを更新する

BIOSアップデートファイル(EXE形式)を起動可能なUSBフラッシュドライブに保存して更新する方法もあります。まず、メーカーの公式サイトにアクセスし、BIOSファイルをダウンロードしてください。

Windows 11/10パソコンでBIOSを更新する方法を徹底解説

起動可能なUSBフラッシュドライブの作成には、Dell Diagnostic Deployment Packageなどが利用でき、詳細な手順は各社の公式案内を参照してください。

  1. BIOSアップデートファイル(通常は.exe形式)をダウンロードします。
  2. ファイルを起動可能なUSBフラッシュドライブにコピーします。
  3. USBメモリを、BIOSを更新したい本体に挿入します。
  4. 再起動後にF12キーを押し、BIOS入りのUSBが接続されていることを確認します。
  5. メニューから「USBストレージデバイス」を選択してEnterキーを押します。
  6. コマンドプロンプト画面が開きます。
  7. 画面の指示に従って更新処理を完了させます。

関連記事:WindowsパソコンでBIOS設定を活用する方法

BIOS更新アプリケーションを使用する

これは最も簡単な方法です。筆者もHPノートパソコンのBIOS更新に、この方法を長年利用しています。マザーボードメーカーは独自のBIOS更新アプリケーションを提供しており、ボタンを押すだけで残りの処理は自動的に行われます。ファイアウォールやセキュリティソフトが更新処理を妨げる可能性があるため、作業中は一時的に無効化しておくことをおすすめします。

すべてのOEMメーカーが、BIOS・ファームウェア・ドライバーを簡単に更新できるユーティリティを提供しています。自分の機種に合ったものを探し、必ず公式サイトからダウンロードしてください。これが最も安全なBIOS更新方法です。

  • Dell製ノートパソコン:Dell.comにアクセスするか、Dell Update Utilityを使用。
  • ASUS製:ASUSサポートサイトからMyASUS BIOS更新ユーティリティをダウンロード。
  • ACER製:シリアル番号/SNIDを入力するか、モデル名で製品を検索し、「BIOS/Firmware」を選択して、目的のファイルのダウンロードリンクをクリック。
  • Lenovo製:Lenovo System Update Toolを使用。
  • HP製:同梱のHP Support Assistantを使用。

HPパソコンでBIOSを更新する手順

前述のとおり、BIOS更新の手順はブランドごとに多少異なります。ここでは、HPシステムでのBIOS更新手順を詳しく紹介します。

  1. HPの「ソフトウェアおよびドライバーのダウンロード」ページにアクセスし、正しいモデルを選択します。
  2. オペレーティングシステムを選択します。
  3. ページにお使いのPC向けの更新リストが表示されるので、BIOSの項目を確認します。BIOSの項目が表示されない場合は、すでに最新版がインストールされています。
  4. BIOSアップデートが自分のPCモデル向けのものであることを必ず確認してください。迷ったらシステム情報をチェックしましょう。誤ったBIOSを適用すると、マザーボードに深刻な損傷を与える恐れがあります。
  5. BIOSファイルをダウンロードして保存します。
  6. ウイルス対策ソフトなどのセキュリティプログラムを一時的に無効化します。
  7. BIOSファイルをダブルクリックし、画面の指示に従います。
  8. インストール完了後、インストーラーの指示に従ってPCを再起動します。

関連記事:WindowsパソコンでBIOSをダウングレードする方法

Lenovo System UpdateでBIOSを更新する

Lenovoノートパソコンをお持ちなら、ThinkPad、ThinkCentre、ThinkStation、Lenovo V/B/K/Eシリーズに対応した「Lenovo System Update」を使うのが最もおすすめです。あるいは、Lenovoサポートサイトから直接BIOSをダウンロードして、手動でインストールすることもできます。

  • サポートサイトでお使いのマシン向けの最新BIOSバージョンを探します。
  • 製品ページに移動し、「ドライバーとソフトウェア」→「BIOS」を選択→サポートページでOSを選択します。
  • Lenovoは、BIOS更新を開始する前にウイルス対策ソフトやファイアウォールをオフにすることを推奨しています。
  • サポートサイトからファイルをダウンロードしたら、必要に応じて展開して実行し、画面の指示に従います。
  • 再起動を求められたら指示どおりに再起動すれば、BIOSの更新は完了です。

WinFLASHでASUSのBIOSを更新する

ASUSシステムのBIOSを更新するには、「WinFLASHユーティリティ」を使用します。詳細な手順はasus.comで確認できます。

まとめると、BIOS更新はモデル番号さえ正しく把握していれば、それほど難しい作業ではありません。Windows 10をはじめとする最近のWindowsは、Windows XP時代と比べて、更新プロセスをはるかにスマートに処理してくれます。

Windows 11/10でBIOSバージョンを確認するには?

コマンドプロンプトでもBIOSバージョンを確認できます。コマンドプロンプトウィンドウに「wmic bios get smbiosbiosversion」と入力してEnterキーを押してください。SMBIOSBIOSVersionに続く英数字の文字列がBIOSバージョンです。メーカーの公式サイトで最新版を探す際は、マザーボードのモデルも併せて確認しておきましょう。

BIOSまたはUEFIで起動デバイスを変更するには?

BIOSやUEFIには、接続されたデバイスの起動順序を変更できる専用セクションがあります。USBメモリや外付けハードディスクから起動したい場合は、ここで順序を変更して設定を保存します。次回PCが再起動するとき、接続されたデバイスを優先的に確認し、ブートレコードが見つかればそこから起動し、見つからなければ元の設定にフォールバックします。

BIOSにパスワードロックをかけるには?

他の人に設定を勝手に変更されたくない場合は、BIOSにパスワードロックをかけるのが有効です。すべてのBIOSやUEFIにはセキュリティセクションがあり、そこでBIOSパスワードを設定できます。ただし、パスワードを忘れた場合はリセットが必要になります。ノートパソコンの場合はマニュアルを確認してください。デスクトップのマザーボードであれば、背面に専用のClear CMOSボタンが用意されていることがあります。BIOSのリセットはマザーボードに問題を起こすことはなく、変更した設定がクリアされるだけです。

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    マイクロソフトは、Windows 11/10の機能更新プログラム(フィーチャーアップデート)を段階的に展開しています。そのため、リリース直後にすべてのユーザーへ配信されるわけではありません。Windows 11/10を強制的に更新すること自体は可能ですが、事前にいくつか知っておくべき点があります。配信のタイミングは、テストが正常に完了したデバイスの数、OEM(パソコンメーカー)からのドライバー互換性の確認状況、ハードウェア要件など、さまざまな基準によって決まるためです。 更新がすぐに届かないケースは大きく分けて2つあります。1つ目は、お使いのPCがすでに更新対象となっており、数時間から数日程度