エラー0x800706F9とは?「ディスクメディアが認識されません」の原因と5つの解決方法
フロッピーディスクはもはや過去のメディアですが、今でも一部のWindowsユーザーは、古いデータにアクセスする際に利用しています。そんなフロッピーディスクの使用中に報告される代表的なトラブルのひとつが、エラーコード0x800706F9です。
エラー 0x800706F9(ERROR_UNRECOGNIZED_MEDIA)
ディスクメディアが認識されません。フォーマットされていない可能性があります。
特に多いのが、Windows XPやWindows 2000で書き込んだ3.5インチフロッピーディスクからファイルをコピーしようとしたときに、このエラーが発生するケースです。Officeドキュメントを扱う際に「予期しないエラーによりファイルをコピーできません」と表示されることもありますが、「Error 0x800706F9:ディスクメディアが認識されません。フォーマットされていない可能性があります」というメッセージが出る場合、原因はドライバーの問題からハードウェア・ストレージの障害、破損したExcel/Wordファイル、システムファイルの破損・欠落まで多岐にわたります。
エラー0x800706F9の主な原因
- OS変更によるドライバーの不整合 – フロッピーが古いOSで書き込まれている場合、ドライバーの不一致が原因となることがあります
- ファイル移動の制限 – 元のファイルに移動制限が継承されていると、Windowsがローカルストレージへの移動に失敗することがあります
- MS Excelファイルの破損 – アクセスしているExcelファイル自体が破損している場合に発生します
- MS Wordファイルの破損 – 同様に、Wordファイルが破損している場合にも発生します
- フロッピーディスクのフォーマット情報の破損 – フロッピー上のフォーマットファイルに何らかの破損が生じている場合
- ハードウェアの物理的損傷 – ディスク自体に物理的なダメージがある場合もこのエラーが表示され、ソフトウェア的な修復は困難です
ここでは、エラー0x800706F9を解決するための具体的な方法を5つ紹介します。
エラー0x800706F9の解決方法5選
- ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行する
- リッチテキスト形式で保存する(Excel・Wordのみ有効)
- Excelファイルを修復する(Microsoft Excelのみ)
- Wordファイルを復元する(Microsoft Wordのみ)
- CHKDSKスキャンを実行する
1. ハードウェアとデバイスのトラブルシューターの実行
接続されているデバイスに問題があると、OSは予期しないエラーを返すことがあります。実際、多くのユーザーがハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行することで問題を解決したと報告しています。手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
- 「ms-settings:troubleshoot」と入力しEnterキーを押して、設定アプリのトラブルシューティング画面を開きます
- 画面下部の「他の問題を検出して修正する」までスクロールし、「ハードウェアとデバイス」を選択して「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします
- 初期診断が完了するのを待ち、適切な修復方法が見つかったら「この修正を適用する」をクリックします
- 修復が完了したらPCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します
2. リッチテキスト形式で保存する(Excel・Word対応)
フロッピーディスクから直接ファイルを開くのではなく、一度別の形式で保存してからWindows 10のHDD/SSDへ移動すると、問題が解決することがあります。
- フロッピードライブ内の問題のあるドキュメントをダブルクリックして開きます
- 左上の「ファイル」をクリックします
- 「名前を付けて保存」>「参照」を選択し、HDD上の保存先を指定します
- ファイルの種類で、Excelファイルならテキスト形式、Wordファイルならリッチテキスト形式を選択します
- フロッピーディスク以外の場所に保存し、エクスプローラーで開けるかどうかを確認します
3. Excelファイルを修復する
この方法はMicrosoft Excelファイル専用です。ファイルが破損していてOSが安全に移動できない場合、「開いて修復」機能を使うことで解決できることがあります。
- フロッピーディスクに保存されているファイルをMS Excelで開きます
- 上部リボンの「ファイル」をクリックし、左側のメニューから「開く」を選択します
- 「開く」画面で「参照」をクリックします
- 対象のExcelファイルが保存されている場所へ移動し、ファイルを1回クリックして選択します。次に「開く」ボタンの右側にある下矢印をクリックし、「開いて修復」を選びます
- 修復のダイアログが表示されたら「修復」を選択し、処理が完了するまで待ちます
- その後もう一度同じ操作を行い、今度は「データの抽出」を選択してHDD上の保存先を指定し、処理の完了を待ちます
4. Wordファイルを復元する
こちらはMicrosoft Wordファイル専用の方法です。破損が原因でファイルを安全に移動できない場合に有効です。
- Wordを起動し、上部リボンの「ファイル」をクリックします
- 「開く」>「参照」の順に選択します
- フロッピーディスク内の問題のWordファイルを選択し、「開く」ボタンの下矢印からファイルの種類を「任意のファイルからテキストを回復」に変更して開きます
- 回復モードでファイルが開いたら、フロッピーディスク以外の場所に保存し、操作が成功したかどうかを確認します
5. CHKDSKスキャンを実行する
方法1~4でも解決しない場合は、ハードウェア起因の問題か、ファイルの深刻な破損が考えられます。フロッピードライブに対してCHKDSKスキャンを実行し、エラーや不良セクターをチェックしましょう。
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開きます
- 検索ボックスに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限でコマンドプロンプトを起動します
- コマンドプロンプトが開いたら「chkdsk A:」と入力します(フロッピードライブのドライブ文字に合わせて変更してください)
- ストレージの状態によっては、処理に時間がかかることがあります
- 処理が完了したらコマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動します
最後に、Windowsエラー0x800706F9が解消されたかどうかを確認してください。上記の方法で問題が解決することをお祈りしています。
補足:フロッピーディスクの既定のドライブ文字が「A」になっている理由をご存知ですか?初期のPCでは2基のフロッピードライブ(A:とB:)が標準搭載されており、後に登場したHDDにC:が割り当てられたことが由来とされています。
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