Windowsでスリープタイマーを設定してPCを自動シャットダウンする方法
かつてリビングルームでテレビを見ながら眠りに落ちたことはありませんか?その経験があるなら、テレビの「スリープタイマー」機能を使って、1時間ほど経ったら自動的に電源が切れるよう設定していたはずです(一晩中つけっぱなしになるのを防ぐためですね)。
では、もうテレビを使わなくなった場合はどうでしょうか。最近では、ノートパソコンやデスクトップPCで動画や音楽などのエンターテインメントを楽しむ人が増えています。「PCにもスリープタイマーがあればいいのに」と思ったことはないでしょうか。
実は、それが可能なんです!ここでは、Windowsに標準搭載されているシャットダウン機能を使ってスリープタイマーを設定する方法をご紹介します。
Windowsでスリープタイマーのシャットダウンを設定する方法
Windowsでは、一定時間後にパソコンを自動的にシャットダウンさせるスリープタイマーを設定できます。最も簡単な方法は、コマンドプロンプトからWindowsのshutdownコマンドを使うことです。
まず、コマンドプロンプトを起動しましょう。スタートメニューの検索ボックスに「command」または「コマンドプロンプト」と入力し、表示された候補を選択します。
次に、以下のコマンドを入力します。
Shutdown -s -t 3600
-sは「シャットダウンを実行する」という意味のパラメータで、-t 3600は「3600秒(=1時間)後に実行する」という遅延時間の指定です。このコマンドを入力するだけで、ワンタイムのシャットダウン予約が完了します。まさに理想的なスリープタイマーですね。
タイマーの単位は秒です。2時間後にシャットダウンしたい場合は7200と入力すればOK。同様に任意の時間を設定できます。
スリープタイマーのデスクトップショートカットを作成する
スリープタイマーを頻繁に使いたいなら、ショートカットを作っておくと便利です。いちいちコマンドプロンプトを開かなくても、ダブルクリックだけでタイマーを開始できるようになります。
さらに、「やっぱりまだ作業が必要だった」というときのために、タイマーをキャンセルするショートカットも一緒に作っておくと安心です。
まず新しいショートカットを作成します。デスクトップ上で右クリックし、「新規 > ショートカット」を選択してください。次に、以下のコマンドをコピー&ペーストします。
Shutdown -s -t 3600
ショートカットにわかりやすい名前を付けて「完了」をクリックすれば完成です。これでオリジナルのシャットダウンスリープタイマーの出来上がりです。
仕上げとして、作成したショートカットを右クリックし、「プロパティ」から「アイコンの変更」を選びましょう。警告画面を進むと、好きなカスタムアイコンを設定できます。
また、シャットダウンコマンドにキーボードショートカット(ホットキー)を割り当てることも可能ですが、誤って押さないよう十分注意してください。
スリープタイマー解除用ショートカットを作成する
スリープタイマーのカウントダウンを開始したものの、「1時間以上使い続ける必要がある」と気づくこともあるでしょう。
幸い、タイマーをキャンセルするショートカットも簡単に作成できます。
デスクトップ上で右クリックし、「新規 > ショートカット」を選択。以下のコマンドをコピー&ペーストしてください。
Shutdown -a
名前を付けて「完了」をクリックすればOKです。キャンセル用ショートカットには別のアイコンを設定しておくと、見分けやすくなって便利です。
Windows 10向けの専用スリープタイマーアプリ
ショートカットを使いたくない場合や、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)の方が好みの場合は、専用アプリを選ぶという手もあります。ここでは代表的な無料アプリを3つご紹介します。
1. SleepTimer Ultimate
SleepTimer Ultimateは、豊富な機能を備えた無料のスリープタイマーソフトです。
さまざまな種類のタイマーを設定でき、それぞれ異なるアクションを割り当てられます。たとえば、指定した日時にシャットダウンしたり、CPU負荷が一定レベルに達したらWindowsアカウントからログオフさせたりといったことが可能です。
もうひとつの魅力的な機能が、時間指定でのプログラム起動です。一定時間経過後に特定のアプリを自動的に立ち上げられます。さらに、デスクトップにカスタマイズ可能なタイマーオーバーレイを表示できるので、残り時間をひと目で確認できます。
ダウンロード:SleepTimer Ultimate for Windows(無料)
2. Sleep Timer
SleepTimer Ultimateが多機能であるのに対し、Sleep Timerはシンプルさが売りのアプリです。とはいえ、やりたいことはきっちり実現できます。タイマーをセットしてPCから離れれば、時間になると自動的にシャットダウンしてくれるのです。
開発者によれば、このアプリは「音楽を聴きながら寝落ちしたいけど、PCをつけっぱなしにはしたくない人」のためのツールとして考案されたそうです。
時間指定での再起動や休止状態への移行にも対応しており、シャットダウンを開始する条件として「一定時間の経過後」か「無操作状態が一定期間続いた後」を選べます。
ダウンロード:Sleep Timer for Windows(無料)
3. Adios
その名もふさわしい「Adios」は、シンプルで使いやすいUIを持つWindows用無料スリープタイマーです。時間指定でのシャットダウン、再起動、ユーザーログオフ、モニターの電源オフなどに対応しています。上下の矢印ボタンで時間を設定でき、必要なら数日単位の長期設定も可能です。
さらに面白い機能として、シャットダウンのタイミングで音声通知を有効にするオプションもあります。
SleepTimer Ultimateと同様に、Adiosでもタイマー連動でプログラムを実行できます。しかも、これはかなり便利なのですが、指定時刻にダウンロードを自動開始させることまで可能です。
ダウンロード:Adios for Windows(無料)
ノートパソコンのスリープタイマーを変更する
Windows 10自体にもスリープタイマー機能があり、すでに使っている方も多いはずです。PCやタブレットを放置すると、一定時間後に自動的にスリープモードへ移行するあの機能のことです。
スリープまでの待ち時間を変更するには、スタートメニューの検索バーに「スリープ」(または「sleep」)と入力し、表示された設定項目を選択します。この画面から各種スリープタイマーを編集できます。
これらの設定項目について、押さえておきたいポイントは2つあります。
- 画面:画面がオフになるまでの時間を設定します
- スリープ:コンピューター本体が休止状態に入るまでの時間を設定します
つまり最初の「画面」の設定では、PC全体がスリープするわけではなく、ディスプレイだけがオフになります。システム全体を休止状態にしたい場合は、2つ目の「スリープ」で希望の時間を指定しましょう。
なお、同じスリープ・電源設定はWindows 11にも存在しますが、設定メニューの見た目はWindows 10とは異なります。
ノートパソコンなどのポータブルデバイスを使用している場合、「バッテリー駆動時」と「電源接続時」でそれぞれ個別の設定が可能です。ほかにも、ノートPCの電源ボタンをスリープ操作に割り当てるといったオプションも用意されています。
Windowsのスリープタイマーは意外と簡単に設定できる
以上のように、Windows 10でスリープタイマーを設定する方法は複数あります。ショートカット方式なら手軽なシャットダウンタイマーとして使え、専用アプリを使えばより高度なタイマー機能を活用できます。自分の使い方に合った方法を見つけて、快適なPCライフを送りましょう。
画像クレジット:Junpinzon/Shutterstock
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