【初心者向け】Windowsでポートフォワーディング(ポート開放)を設定する方法
アプリやゲームの中には、「ポートフォワーディング(ポート開放)」と呼ばれる設定が必要なものがあります。この設定を行わないと、インターネットからPCに届く「受信トラフィック」がアプリやゲームと通信できず、そのソフトウェアが持つオンライン機能の一部を利用できなくなってしまいます。本記事では、Windowsでポートフォワーディングを設定する具体的な手順を解説します。
補足: 環境によっては、ルーター側でもポートフォワーディングの設定が必要になります。ルーターの設定方法については、別途専用ガイドをご参照ください。
ポートフォワーディングは安全なのか?
Windows PCでポートを開放する前に、その安全性について確認しておきましょう。結論から言えば、ポートフォワーディングは基本的に安全ですが、いくつか注意すべき点があります。
ポートフォワーディングとは、OS上に存在する数千ものデジタルポートのうちの1つ宛ての通信を、指定したマシンやサーバーへ転送する仕組みのことです。転送先では、そのポートを待ち受け状態にしているサーバーやアプリケーションが通信を受け取ります。
安全性は、転送先のサーバーやマシンのセキュリティレベルに大きく左右されます。たとえば、オンラインゲームをホストする目的でポートフォワーディングを設定する場合は、事前にそのゲームやソフトウェアに既知の脆弱性やセキュリティ問題がないか調べておくと安心です。また、Minecraftのオンラインサーバーを立てる場合は、サーバーを常に最新バージョンに保ち、自分とサーバー参加者の両方がファイアウォールを使用し、可能であればNATを導入しておくことが望ましいでしょう。
要するに、ポートフォワーディング先のソフトウェアが何であるかを把握し、それが信頼できるものであることを確認することが最大のポイントです。
Windowsでポートフォワーディングを設定する手順
まず、キーボードの Win キーを押し、スタートメニューの検索ボックスに「firewall」と入力して、「Windows Defender ファイアウォール」をクリックします。
画面左側のペインにある「詳細設定」をクリックすると、ファイアウォールのルール管理画面が開きます。ポートフォワーディングは主に受信トラフィック(企業のデータセンターやサーバーからPCへ届く通信)に関わるため、左側のペインで「受信の規則」を選択しましょう。
PCを使用してしばらく経っている場合、中央のペインには長い「規則」の一覧が表示されているはずです。これは、PCへの通信を許可している各種アプリ、サービス、ソフトウェアに対応しています。
ポートの仕組みをつかむために、一覧内の任意の項目を右クリックして「プロパティ」を開いてみましょう。
ここではプロトコルの種類(通常はTCPまたはUDPですが、その他の選択肢もあります)と、「ローカルポート」――接続の通過を許可するファイアウォール上のポート――を確認できます。
特に重要なのは「リモートポート」です。これは、あなたに接続しようとしているクライアント側(アプリやソフトウェア)が使用するポートを指します。
多くのアプリでは、上記の画像のようにリモートポートはクライアントによってランダムに割り当てられるため、Windowsファイアウォール上では既定で「すべてのポート」と表示されます。
新しいポート規則を作成する
右側のペインで「新しい規則」をクリックし、表示されたウィザードで「ポート」を選択します。次に、接続がTCPとUDPのどちらのプロトコルを使用するかを選びます(どちらを指定すべきかは、ポート開放を要求しているアプリ側が明示しているはずです)。続けて、開放したいポート番号を入力します。
「すべてのローカルポート」を許可することもできますし、特定のローカルポートだけを指定することも可能です。単一のポート、範囲を指定した複数のポート、あるいはカンマ区切りによる個別の複数ポートなど、柔軟に設定できます。
「次へ」をクリックしたら、「接続を許可する」を選択します。続いて、この規則をドメイン、プライベート(ホーム)ネットワーク、パブリック(公開)ネットワークのどれに適用するかを選択します。セキュリティの観点から、パブリックネットワークへの適用は非推奨です。最後の画面で規則にわかりやすい名前を付ければ作成完了です。
作成された規則は、詳細設定ウィンドウの「受信の規則」一覧に自動的に追加されます。
新しい規則は受信規則の一覧に加わるため、ダブルクリックすれば内容の編集や、特定のプログラム・サービスのみに適用するよう制限するといった細かい調整も後から行えます。
また、必要がなくなったタイミングで、規則を右クリックして「無効」または「削除」を選択すれば、いつでも設定を解除できます。
以上で設定は完了です。Windowsでのポートフォワーディングの設定方法を習得したら、あわせてWindows 10 PCに入れておくべきではないアプリのチェックや、Windows Defenderは本当にPCを保護できるのかという検証記事も参考にしてみてください。
画像クレジット: Protected global network the Internet by DepositPhotos
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