Windows 10の起動可能なUSBフラッシュドライブを作成する2つの方法
通常、USBメモリはWindows 10でファイルの転送や資料の保存に使われるだけの存在です。しかし、ダウンロードしたISOファイルをUSBドライブに書き込み、PCに新しいWindows 10をインストールしたい場合は、まず「起動可能なUSBデバイス」を作成する必要があります。
Windows 10でUSBドライブを起動可能にする方法は主に2つあります。自分に合った方を選びましょう。
本記事で紹介する方法:
- 方法1:Media Creation Tool(メディア作成ツール)を使う
- 方法2:Windows 7 USB/DVD Download Toolを使う
1. Media Creation Toolを使って起動可能なUSBフラッシュドライブを作成する
USBフラッシュドライブからWindows 10をインストールしたい場合、最初に行うのがこの手順です。Media Creation Toolを利用すれば作業は大幅に簡略化され、誰でも簡単にUSBドライブを起動可能な状態にできます。
手順1:Media Creation ToolをPCで起動する
ツールを実行すると「いくつかの準備をしています」という画面が表示され、準備が整うまで少し時間がかかります。
手順2:「同意する」をクリックする
インストールメディアを使用するために、「適用される通知とライセンス条項」に同意します。
手順3:「別のPCのインストール メディアを作成する」を選択する
「別のPCのインストール メディアを作成する(USB フラッシュ ドライブ、DVD、または ISO ファイル)」を選びます。
なお、このツールでPCをWindows 10にアップグレードすることも可能です。その場合は最初の選択肢「このPCを今すぐアップグレードする」を選択してください。
手順4:言語、アーキテクチャ、エディションを選択する
言語は、ここでは例として「English」を選択していますが、日本語版Windowsが必要な場合は「日本語」を選びましょう。
エディションは「Windows 10」を選択します。
アーキテクチャは「64ビット(x64)」を設定します。自分のPCがどちらのアーキテクチャかわからない場合は、エクスプローラーで「PC」を右クリック→「プロパティ」を開き、「システムの種類」を確認してから判断してください。
手順5:使用するメディアを選択する
「使用するメディアを選択してください」の画面で「USB フラッシュ ドライブ」を選択し、「次へ」をクリックします。
この段階で、ISOファイルを格納できるよう、USBデバイスの容量が8GB以上であることを必ず確認してください。
手順6:USBフラッシュドライブを選択して「次へ」をクリックする
下図のように「リムーバブル ドライブ」が選択されていることを確認できます。
USBフラッシュドライブが一覧に表示されない場合は、「ドライブの一覧を更新」をクリックしてみてください。
手順7:Windows 10のダウンロードを待つ
Media Creation Toolが「Windows 10のダウンロード」を開始し、進行状況も確認できます。
回線速度にもよりますが、数分以上かかることがあります。しばらく待てばISOファイルのダウンロードが完了します。
手順8:Windows 10メディアの作成
このステップで、USBフラッシュドライブがWindows 10用の起動可能なメディアになります。ISOファイルがUSBデバイスにコピーされ、Windows 10のインストール準備が整います。
ヒント:
起動可能なUSBデバイス作成の最終段階では、「0x800703EE」(ファイルのボリュームが外部で変更されたため、開いたファイルが無効になっている)といったエラーが発生することがあります。
このような場合は、Media Creation Toolをもう一度実行してみてください。再試行することで問題が解消されるケースがあります。
手順9:「完了」をクリックする
Windows 10のインストールメディアが正常に作成されると、「USB フラッシュ ドライブの準備ができました」と表示されます。「完了」をクリックして処理を終了しましょう。
手順10:USBフラッシュドライブの中身を確認する
ローカルディスクからUSBフラッシュドライブを開き、Windows 10の起動に関連するファイルが格納されていることを確認します。
これでUSBデバイスがWindows 10用に起動可能になりました。あとはBIOS/UEFIで「USBからの起動」を設定しておけば、Windows 10の新規インストールやアップグレードが行えます。
2. Windows 7 USB/DVD Download Toolを使って起動可能なUSBフラッシュドライブを作成する
この方法では、以下の2つが必要です。
- Windows 10のISOファイル:Media Creation Toolを使ってダウンロードするか、サードパーティ製ソフトウェアを利用してディスクイメージ(ISOファイル)を入手します。
- Windows 7 USB/DVD Download Tool:ISOファイルをUSBフラッシュドライブにコピーしたり、DVDに書き込んだりできる無料ツールです。
それでは、この2つを使ってWindows 10用の起動可能なUSBデバイスを作成していきましょう。
Media Creation Toolやその他のソフトウェアでWindows 10のISOファイルを入手したら、Windows 7 USB/DVD Download Toolを使い、ダウンロード済みのISOファイルで残りの手順を進めます。
手順1:Windows 7 USB/DVD Download Toolをダウンロードする
こちらからツールをダウンロードします。
手順2:ツールをインストールして実行する
PCにインストールし、デスクトップから起動します。
手順3:ISOファイルを選択する
「Microsoft store」ウィンドウで「Browse(参照)」をクリックし、ローカルディスクにあるダウンロード済みのISOファイルを「Source file(ソースファイル)」として指定します。最後に「Next(次へ)」をクリックして続行します。
手順4:メディアの種類を選択する
「Choose media type(メディアの種類を選択)」で「USB device」をクリックします。これにより、USBフラッシュドライブがWindows 10用の起動可能なデバイスになります。
あるいは、ここで「DVD」に書き込むことも可能です。
手順5:USBデバイスを挿入してコピーを開始する
USBデバイスを挿入します。もしデバイスが表示されない場合は、USBドライブの横にある「Refresh(更新)」ボタンをクリックしてください。
その後、「Begin copying(コピーの開始)」をクリックすると、起動可能なUSBデバイスへのファイル転送が始まります。
手順6:「Erase USB device(USBデバイスの消去)」を選択する
ポップアップウィンドウが表示されたら、「Erase USB device」を選択します。
なお、USBフラッシュドライブに十分な空き容量がある場合は、この警告は表示されません。
手順7:「Yes(はい)」をクリックしてUSB上のデータを削除する
ヒント:環境によっては、USBデバイスが認識されず「互換性のあるUSBデバイスが検出されません」というメッセージが表示されることがあります。慌てずに、別のUSBフラッシュドライブを挿すか、別のUSBポートに差し替えてみてください。
手順8:起動可能なUSBデバイスの作成を待つ
Windows 7 DVD/USB Download Toolが「Creating bootable USB device(起動可能なUSBデバイスを作成中)」として処理を進めます。
手順9:起動可能なUSBデバイスの作成完了
「Bootable USB device is created successfully(起動可能なUSBデバイスが正常に作成されました)」と表示されれば、Windows 10用の起動可能なUSBフラッシュドライブの完成です。
「Start over(最初からやり直す)」をクリックして、このプロセスを終了します。
ISOファイルがすべてPCのローカルディスクからUSBにコピーされ、Windows 7 USB/DVD Download ToolによってUSBドライブがWindows 10用に起動可能になっていることを確認できます。
まとめ
Windows 10インストール用の起動可能なUSBデバイスを作成するには、Media Creation ToolとWindows 7 DVD/USB Download Toolという2つのツールを活用できます。
正しくUSBデバイスを起動可能にできたら、Windows 10でUSBフラッシュドライブを起動デバイスとして設定しましょう。そうすれば、PCへのWindows 10の新規インストールやアップグレードが自由に行えるようになります。
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