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4GBのUSBメモリにWindows 8.1(x64)を収める方法|起動可能なUSBインストールメディアの作成手順

4GBのUSBメモリでWindows 8.1(x64)の起動可能USBを作成する方法

USBフラッシュドライブからWindows 7やWindows 8をインストールするのはとても簡単です。4GB以上のUSBメモリを用意し、管理者権限でコマンドプロンプトを起動して、いくつかのコマンドを実行するだけで完了します。

ヒント:Windows 8のインストール用にUEFI対応の起動可能なUSBフラッシュドライブを作成する方法については、別記事で詳しく紹介しています。

しかし、Windows 8.1 Enterprise x64でこの作業を試みたところ、インストールファイルが4GBのUSBメモリに収まらないことが判明しました。なんとわずか100MBほど足りないのです。本記事では、この容量不足の問題を解決する方法をご紹介します。

必要なもの

  • 4GB以上のUSBフラッシュドライブ
  • Windowsのディストリビューションが収録されたISOファイル
  • 作業環境:Windows Vista / Windows 7 / Windows 8(Windows Server 2008以降でも可)

まず、USBドライブをパソコンに接続します。

警告:起動可能なUSBドライブの作成過程で、USBメモリ上の既存データはすべて削除されます。大切なデータは事前に必ずバックアップしておいてください。

なお、8GB以上のUSBメモリをお持ちの場合は、Microsoft純正ツール「Windows 7 USB/DVD Download Tool」を使えば簡単に起動可能なUSBドライブを作成できます。このツールでうまくいかない場合は、以下の手順を試してみてください。

DiskpartでUSBメモリを初期化・フォーマットする

管理者としてcmd.exeを実行し、コマンドプロンプトでdiskpartと入力してDiskpartツールを起動します。

4GBのUSBメモリにWindows 8.1(x64)を収める方法|起動可能なUSBインストールメディアの作成手順

次に、USBメモリに割り当てられたディスク番号を確認します。list diskと入力すると、利用可能なディスクの一覧が表示されます。

DISKPART> list disk

Disk ###  Status           Size     Free     Dyn  Gpt
--------  ---------------  -------  -------  ---  ---
Disk 0    Online           30 GB    1024 KB
Disk 1    Online         4098 MB    1984 KB
Disk 2    Online           10 GB    1024 KB

ディスクのサイズを目印にUSBメモリを特定し、選択します。この例ではDisk 1が該当するため、select disk 1コマンドを実行します。その後、以下のコマンドを順番に実行していきます。

DISKPART> select disk 1
Disk 1 is now the selected disk.

DISKPART> clean
DiskPart succeeded in cleaning the disk.

DISKPART> create partition primary
DiskPart succeeded in creating the specified partition.

DISKPART> select partition 1
Partition 1 is now the selected partition.

DISKPART> active
DiskPart marked the current partition as active.

DISKPART> format fs=ntfs quick compress unit=512
100 percent completed
DiskPart successfully formatted the volume.

DISKPART> assign
DiskPart successfully assigned the drive letter or mount point.

DISKPART> exit
Leaving DiskPart...

ここで注目すべきポイントが2つあります。1つ目はselect disk 1の「1」が、お使いのUSBメモリのディスク番号だということ。2つ目は、FORMAT FS=NTFS QUICK COMPRESS UNIT=512というコマンドです。これは一般的な起動可能USB作成ガイドとの大きな違いであり、今回の容量問題を解決する鍵となります。

  • COMPRESS:USBドライブ上のNTFSファイルに圧縮を適用することを意味します。
  • UNIT=512:クラスタサイズを512バイトに設定します。デフォルトは4KBですが、Windows 8.1のディストリビューションには小さなファイルが大量に含まれているため、クラスタを小さくすることでデータをより密に配置でき、無駄な容量を削減できます。

ただし、8GB以上の大容量USBメモリを使用する場合は、COMPRESSとUNIT=512の各パラメータを指定しないことをおすすめします。これらのオプションを使うと、ファイルの読み書きやコピーに時間がかかるようになるためです。

4GBのUSBメモリにWindows 8.1(x64)を収める方法|起動可能なUSBインストールメディアの作成手順

ISOイメージのファイルをUSBメモリへコピーする

続いて、Windows 8.1ディストリビューションのISOイメージからファイルを取り出し、USBメモリにコピーします。

  • Windows Vista / Windows 7の場合:WinRAR、7-Zip、Far Managerなどのサードパーティ製ユーティリティを使ってISOファイルを展開する必要があります。
  • Windows 8 / 8.1の場合:ISOファイルは仮想CD/DVDドライブとしてマウントできるため、エクスプローラーでそのままファイルをコピーできます。

COMPRESSオプション付きでUSBメモリをフォーマットした場合は、追加の作業が必要です。エクスプローラーでUSBドライブを開き、bootmgrbootmgr.efiを右クリックしてプロパティを表示し、「内容を圧縮してディスク領域を節約する」のチェックを外してください。

4GBのUSBメモリにWindows 8.1(x64)を収める方法|起動可能なUSBインストールメディアの作成手順

この操作を忘れると、USBメモリからの起動時に次のエラーが表示されてしまいます。

BOOTMGR is compressed
Press Ctrl+Alt+Del to restart

ブートセクタを書き込む

最後に、コマンドプロンプトへ戻り、以下のコマンドを実行してブートセクタを書き込みます。

C:\Windows\system32>f:
F:\>cd boot
F:\boot>BOOTSECT.EXE/NT60 F:

ここでF:は、お使いのUSBドライブに割り当てられたドライブ文字です。環境に応じて適宜読み替えてください。

4GBのUSBメモリにWindows 8.1(x64)を収める方法|起動可能なUSBインストールメディアの作成手順

以上で、起動可能なUSBフラッシュドライブの作成は完了です。パソコンやノートPCを再起動し、USBドライブから起動すれば、Windows 8.1のインストールを開始できます。

トラブルシューティング:bootsect.exeの互換性エラーが出る場合

補足:x64版Windowsの起動可能USBをx86版(32ビット)Windows上で作成する場合、またはその逆の場合、「BOOTSECT.EXE/NT60」コマンドは次のようなエラーを返すことがあります。

This version of f:\boot\bootsect.exe is not compatible with the version of Windows you're running. Check your computer's system information to see whether you need a x86 (32-bit) or x64 (64-bit) version of the program, and then contact the software publisher.

このエラーが表示された場合は、現在実行中のOSと同じプラットフォーム向けのファイルを含むbootフォルダのみを、Windowsインストールディスク(ISO)からC:ドライブへ抽出し、以下のコマンドを実行してください。

C:\Windows\system32>cd C:\boot
C:\boot>BOOTSECT.EXE/NT60 F:

これで、32ビット環境と64ビット環境のどちらからでも、問題なくブートセクタを書き込めるようになります。

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