Windows 10でUSBドライブが起動可能かどうかを確認する5つの方法

起動可能なUSBドライブを作成した後、「実際に正しく起動するのだろうか?」と気になったことはありませんか。実は、わざわざPCやノートパソコンを再起動しなくても、起動できるかどうかを確認する方法はいくつかあります。この記事では、Windows 10の標準機能を使った方法と、外部のフリーソフトを使った方法の両方をわかりやすく解説します。
まずは:USBドライブを起動可能にする方法
はじめに、USBドライブを起動可能なメディアにする基本の手順をおさらいしておきましょう。Windows 10の場合、最も手軽で確実なのは「BalenaEtcher」という無料ソフトを使う方法です。ISOファイルを選ぶだけで、自動的にUSBドライブへ書き込んでくれます(「Rufus」を使っても同様に起動可能なUSBメモリを作成できます)。

ISOファイル(Raspberry Pi Desktopなど)はサイズが大きいものも多く、事前にダウンロードしてから書き込むのは時間がかかります。BalenaEtcherでは、ISOのダウンロードリンクをそのまま貼り付けることで、ダウンロードと書き込みを一度に行えるため、よりスピーディーです。なお、書き込み時にはドライブ内の全データが消去されるので注意してください。

書き込みが完了すると、BalenaEtcherは自動的に起動ディスクの検証を行います。検証自体はそれほど時間はかかりません。

すべての処理が終わると「Flash Complete!(書き込み完了)」というメッセージが表示され、USBドライブが起動可能なディスクとして完成します。

方法1:「ディスクの管理」から確認する
スタートメニューの検索ボックスに「disk manager(ディスクの管理)」と入力し、「ハードディスクのパーティションの作成とフォーマット」を選択して開きます。

対象のドライブ(例ではディスク1)を右クリックして「プロパティ」を開き、「ボリューム」タブを表示します。「パーティションのスタイル」欄を確認しましょう。ここに「マスターブートレコード(MBR)」や「GUIDパーティションテーブル(GPT)」といった起動フラグが表示されていれば、起動用として認識されています。また、起動可能なISOが書き込まれたリムーバブルメディアは、「ボリュームなし」またはごくわずかな容量(数MB程度)しか表示されないのも特徴です。

方法2:コマンドプロンプトから確認する
コマンドライン操作に慣れている方は、コマンドプロンプトでも簡単に確認できます。スタートメニューから「cmd」を管理者権限で起動してください。

以下のコマンドを順に入力します。
diskpart list disk
ISOが書き込まれたリムーバブルメディアは、「ボリュームなし」、またはMB単位のごく小さな容量として表示されます。

方法3:Windows PowerShellから確認する
PowerShellでもドライブの状態を素早くチェックできます。スタートメニューの検索から、管理者として実行してください。

「get-disk」と入力すると、USBドライブの詳細情報が取得できます。デバイスの正常性ステータスが「Healthy(正常)」であること、Operational Status(操作状態)が「No Media」になっていること、そして容量が0バイト(または極端に少ない)ことを確認しましょう。これらが揃っていれば、起動用イメージが書き込まれたドライブだと判断できます。

方法4:MobaLiveCDで実際に起動を試す
サードパーティ製ソフトの中で最も手軽なのが「MobaLiveCD」です。QEMUエミュレータをラップしたツールで、実際に仮想マシンを立ち上げてUSBからの起動を試みてくれるため、非常に確実な確認方法といえます。
1. 開発元の公式サイトからMobaLiveCDのEXEファイルをダウンロードします。
2. ダウンロード後、EXEファイルを右クリックして「管理者として実行」を選びます。管理者権限で実行しないと「Setup cannot copy the file kqemu.sys」というエラーが出て、先へ進めなくなるので注意してください。
3. ウィンドウ下半分にある「Run the LiveUSB」ボタンをクリックします。

4. ドロップダウンメニューからテストしたいUSBドライブを選択します(例ではF:ドライブ)。ドライブ文字がわからない場合は、エクスプローラーのサイドバーで確認できます。

5. 仮想マシン用のハードディスクを作成するか尋ねられたら、赤い×印の横にある「No」をクリックします。

6. QEMUエミュレータがUSBドライブを起動しようとし、コマンドプロンプト風の画面に起動テキストが流れます。これは、前のステップで選んだドライブから仮想マシンが起動を試みている状態です。

7. その後に起動画面が表示されれば、あなたのUSBドライブは起動可能です!起動するOSによっては、下図のように複数のブートオプションが表示されることもあります。Enterキーで起動するか、TABキーでメニュー項目を編集できます。

方法5:Magic ISO MakerでISOイメージをチェックする
少し古いフリーソフトですが、「Magic ISO Maker」を使えば、ディスクイメージ自体が起動可能かどうかを調べることもできます。USBに書き込む前に、ISOイメージの時点で起動できるかを確認できるのが便利なポイントです。
1. Magic ISO Makerをダウンロードしてインストールし、起動したら「File」メニューから「Open...」を選択します。

2. メニューから対象のISOファイルを選びます。

3. メニューバーに「Bootable(起動可能)」という表示があれば、そのISOはCDやUSBに書き込めば起動ディスクになります。逆に表示がなければ、起動可能なメディアは作成できません。

まとめ
USBドライブが本当に起動するかを確かめる最良の方法は、実際にPCをそのドライブから起動してみることですが、いつでもそれが可能とは限りません。本記事で紹介した5つの方法を使えば、再起動せずに起動可否を簡単に判定できます。もし最初からやり直したい場合は、WindowsでUSBドライブをフォーマットする方法や、必要に応じてFAT32形式でフォーマットする方法も参考にしてみてください。
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