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MacでWindows 11の起動USBを作成する3つの方法【Intel Mac・M1 Mac対応】

Windows 11は新機能が多数搭載され、デザインが刷新され、一貫性と最適化が重視されています。Windows 11を導入するベストな方法は、既存環境からのアップグレードではなく、クリーンインストールです。そのためには、Windows 11の起動ディスク(ブータブルUSB)が必要になります。

Windows PCを使えば起動ディスクの作成はとても簡単ですが、Macを使う場合はやや複雑になります。この記事では、macOSでWindows 11の起動ディスクを作成する方法を解説します。

作業前に必要なもの

Windows 11の起動インストーラーを作成するには、以下のものが必要です。

  • フォーマットしても問題ない、8GB以上(できれば16GB)のUSBドライブ
  • 作業中にバッテリーが切れないよう、電源アダプターを接続したMacBook
  • Windows 11のISOファイルをダウンロードするためのインターネット接続

Windows 11のISOファイルをダウンロードする

まず最初に、Microsoft公式サイトから無料で入手できるWindows 11のISOファイルをダウンロードします。「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」セクションでWindows 11を選択し、「製品言語を選択する」から希望の言語を選んで確認を押し、64-bit Download(64ビットダウンロード)を選択してMacに保存しましょう。

インストーラーのサイズは約5.2GBあるため、回線速度によってはダウンロードにある程度時間がかかることがあります。

Windows 11起動ディスクの作成方法

MacでWindows 11の起動ディスクを作成する方法は、お使いのMacのモデルによって3つあります。

Intel Macをお持ちの場合はBoot Camp方式が使えます。一方、M1 MacにはBoot Campが搭載されていないため、ターミナルを使うことになります。また、サードパーティ製アプリ(UUByte ISO Editor)を使って作成することも可能です。

以下では、3つの方法すべてを詳しく解説します。

方法1: Boot Campを使って起動ディスクを作成する(Intel Mac)

最初の方法は、Intel Macに搭載されているBoot Campを使う方法です。Boot Campアシスタントを利用すれば、面倒なターミナルコマンドやサードパーティアプリなしで、起動可能なUSBインストーラーを作成できます。なお、この方法はM1 Macでは利用できません。

Intel Macをお持ちの場合は、以下の手順に従ってください。

  1. 「Finder > アプリケーション > ユーティリティ」またはSpotlight検索から、Boot Campアシスタントを起動します。
  2. Boot Campアシスタントで続けるをクリックし、「Windows 10以降のインストールディスクを作成」にチェックを入れます。
  3. 2番目の項目(Appleから最新のWindowsサポートソフトウェアをダウンロード)がグレーアウトしていない場合はチェックを入れます。3番目の項目はチェックしないでください。
  4. 続けるをクリックします。
  5. ダウンロードしておいたWindows 11のISOファイルを選択します。
  6. 「宛先ディスク」でUSBドライブを選択し、続けるをクリックします。
  7. Boot CampがUSBをフォーマットします。続けるを押して処理を進めると、作成プロセスが開始されます。処理が完了し、「Windowsサポートソフトウェアが保存されました」というウィンドウが表示されれば完了です。

注意: 処理中にMacBookの蓋を閉じないでください。プロセスがキャンセルされ、最初からやり直すことになります。

これで、この起動ディスクを使ってPCに新規のWindows 11を起動・インストールできるようになりました。

方法2: ターミナルを使って起動ディスクを作成する(M1 Mac)

2つ目の方法は、ターミナルを使う方法です。手順自体は比較的シンプルですが、インストーラーが5.2GBと大きい点が課題になります。FAT32フォーマットのドライブには4GBを超えるファイルを書き込めず、FAT32こそがWindowsとmacOSの両方で使える唯一のフォーマットだからです。

この問題への回避策として、インストーラーを小さなファイルに分割する方法があります。そのためには、Homebrew経由でインストールできるパッケージ「wimlib」が必要です。これにより、起動ディスクの作成時にWindowsのインストーラーファイルを自動的に分割できます。

HomebrewをインストールしてWindows 11の起動用USBを作成するには、「Finder > アプリケーション」からMacのターミナルを開き、以下のコマンドを順番に入力します。コマンドを入力したらEnterキーを押してください。

curl -fsSL -o install.sh https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh
/bin/bash install.sh

このプロセスでは、Homebrewのインストール前にXcodeがダウンロード・インストールされます。XcodeはmacOS向けソフトウェア開発ツール群を含む統合開発環境(IDE)です。完了まで数分かかる場合があります。

認証のためMacのユーザーパスワードの入力を求められます。入力中は画面に何も表示されませんが、そのまま入力してEnterを押せばHomebrewのインストールが始まります。

インストールが完了したら、以下のコマンドを入力してEnterを押し、wimlibをインストールします。

brew install wimlib

「command not found: brew」というエラーが表示された場合は、直前のHomebrewインストールの最後にターミナルへ表示された2つのコマンドを実行してHomebrewを有効化してから、上記のコマンドを再度実行してください。

次に、USBドライブがMacに接続されていることを確認し、以下のコマンドを実行します。

diskutil list

接続中のドライブの一覧が表示されます。(external, physical)の左側に表示されるUSBドライブのディスク識別子(disk2やdisk3など)を見つけて、控えておきましょう。

以下のコマンドでUSBメモリをフォーマットします(disk2はご自身の識別子に置き換えてください)。

diskutil eraseDisk MS-DOS WINDOWS11 GPT /dev/disk2

ターミナルがディスクをフォーマットし、ボリューム名をWINDOWS11に変更します。

続いて、MacのダウンロードフォルダからWindows 11のISOファイルをマウントします。ISOファイルをダブルクリックすると、Macの接続デバイスにCCCOMA_X64FRE_EN-US_DV9のような名前で表示されるはずです。コマンド内のボリューム名は実際の名前と完全に一致させる必要があります。言語設定によって名前が異なる場合は、以下のコマンド内の名前も適宜変更してください。

インストーラーファイルは4GBを超えるため、起動ディスクの作成には2つのコマンドを使用します。1つ目のコマンドでinstall.wimファイル(約4.2GB)以外のすべてのファイルをコピーし、2つ目のコマンドでwimlibを使ってinstall.wimファイルを分割しながらUSBにコピーします。

以下のコマンドで、ISOイメージの内容(install.wimファイルを除く)をUSBドライブにコピーします。

rsync -vha --exclude=sources/install.wim /Volumes/CCCOMA_X64FRE_EN-US_DV9/* /Volumes/WINDOWS11

続いて、以下のコマンドでinstall.wimファイルを分割してコピーします。

wimlib-imagex split /Volumes/CCCOMA_X64FRE_EN-US_DV9/sources/install.wim /Volumes/WINDOWS11/sources/install.swm 3000

これで完了です。ターミナルが正常に起動ディスクを作成し、新規のWindowsインストールに使用できる状態になります。

方法3: サードパーティ製アプリで起動ディスクを作成する

上記の2つの方法は無料で、Intel MacでもM1 Macでも利用可能です。ただし、ターミナル操作を避けてGUIベースで作業したい場合は、UUByte ISO Editor($29.95、無料トライアルあり)を使って起動ディスクを作成できます。このアプリは幅広いMacモデルやmacOSバージョンに対応しており、誰でも簡単にWindows 11インストール用USBを作成できます。

唯一の欠点はアプリが有料であることですが、M1 Macユーザーでターミナルが苦手な方にとっては有力な選択肢となるでしょう。

クリーンなWindows環境を手に入れよう

これでWindows 11の起動ディスクの作成に成功しました。あとはそれを使ってPCに新規のWindowsをインストールするだけです。正直なところ、Windows PCが手元にあるなら、そのPCで起動ディスクを作成するのがおすすめです。手順がはるかに簡単だからです。ただし、いざという時には、このガイドを参考にMacのBoot Campやターミナルを使って作成することも十分可能です。

  1. Windows 10の起動用USBメモリを作成する方法【初心者向けステップ解説】

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