WindowsエクスプローラーでSVGサムネイルを表示する方法
グラフィックデザイナー、イラストレーター、Webデザイナーの方や、XMLやHTMLのコードを扱う機会が多い方なら、「Scalable Vector Graphics(SVG)」という画像形式をご存じでしょう。SVGはベクター画像形式の一種で、登場からおよそ18年が経過しています。それにもかかわらず、Windows側のサポートはいまだに不十分なままです。標準搭載の画像ビューアー(Windowsフォトビューアーなど)ではSVGファイルを開けず、ペイントのようなアプリケーションで編集することもできません。
ドットやピクセルの集まりで構成されるラスター画像とは異なり、ベクター画像はコードベースで作られており、数学的に配置された曲線・点・図形・文字列の集合体です。この仕組みのおかげで、画質を損なうことなく自由に拡大・縮小できるのが最大の特徴です。一方で、ペイントやWindowsフォトビューアーはあくまでラスター画像の表示・編集を目的として設計されているため、ベクター画像には対応していません。ベクター画像の扱いはやや癖があり、Paint 3Dでさえ多くのベクター形式をサポートしていません。
ベクター画像を作成できるアプリは数多く存在しますが、本格的な画像エディターまでは不要で、「とにかく中身を確認できればいい」という場面も少なくありません。
そこで今回は、WindowsでSVGファイルを表示するための方法をいくつかご紹介します。
SVG Viewer拡張機能を使用する
Windows向けの「SVG Viewer」拡張機能は、シェル拡張の一種です。これを導入すると、Windowsのファイルエクスプローラー上でSVGのサムネイルを直接表示できるようになります。
32ビット版と64ビット版が用意されています。インストーラーをダウンロードする前に、お使いのPCおよびOSのアーキテクチャ(32bit/64bit)を必ず確認しておきましょう。興味があれば、公開されているソースコードを閲覧することも可能です。
インストール手順
- セットアップファイルをダウンロードしたら、エクスプローラーでその保存先を開き、ファイルを実行します。配布元があまり知られていないため、Windowsから「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」といった警告が表示される場合があります。迷わず「実行」、続いて「はい」をクリックしましょう。
- セットアップが起動したら、ウェルカム画面で「Next(次へ)」ボタンをクリックします。
- 次の画面でライセンス契約書を読み、問題がなければ「I accept the agreement(契約書に同意します)」のラジオボタンを選択し、「Next」をクリックします。
- インストール先フォルダを選択します。特にこだわりがなければ、初期設定のまま「Next」をクリックして問題ありません。
- 最後の画面でインストール内容の概要が表示されます。確認して問題なければ「Install」をクリックすれば完了です。
拡張機能の動作確認とファイル整理
- SVGファイルが保存されているフォルダを開きます。
- 表示モードを「大アイコン」または「特大アイコン」に切り替えます(一覧表示や詳細表示ではサムネイルが確認できません)。
便利なショートカットキーとして、Ctrl + Shift + 2 を押すだけで、すぐに特大アイコン表示へ切り替えられます。
サムネイルをよく見ると、各サムネイルの中にさらに別のアイコンが埋め込まれていることに気づくはずです。これこそがこのシェル拡張の魅力のひとつで、SVG自体のプレビューに加えて、そのファイルを開く規定のアプリケーションのアイコンも同時に確認できるのです。
まとめ
将来的には、MicrosoftがSVGへのネイティブ対応を実装してくれること、あるいは有志がネイティブ表示を可能にするコーデックを開発してくれることを期待したいところです。それまでの間は、このシェル拡張機能をブラウザーと併用することで、快適にSVGファイルを閲覧・管理できるでしょう。
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