Wi-Fi経由でWindows PCからAndroidのファイルにアクセスする方法
Androidユーザーなら、スマホとパソコンの間で手軽にファイルをやり取りしたい場面に何度も出くわしたことがあるでしょう。AirDroidをはじめ、ファイル転送を支援するアプリは数多く存在しますが、その多くはWebブラウザベースのため、Android端末をWindowsのドライブとしてマウントし、エクスプローラーから直接ファイルやフォルダーを操作する用途には向いていません。
そこで本記事では、Wi-Fi経由でWindowsのエクスプローラーからAndroidのファイルに直接アクセスする方法を、手順を追って詳しく解説します。
Windows PCからAndroidファイルへWi-Fi経由でアクセスする
ここでは、定番ファイルマネージャー「ESファイルエクスプローラー(ES File Explorer)」のFTPサーバー機能を活用します。
1. リモートマネージャーを開く
まず、ESファイルエクスプローラーをまだインストールしていない場合は入手しておきましょう。アプリを起動したら、画面左端から右へスワイプしてメインメニューを開き、「リモートマネージャー(Remote Manager)」を選択します。

リモートマネージャーの画面が開いたら、設定を行います。歯車アイコン(設定アイコン)をタップしてください。

2. アカウントとセキュリティの設定
設定画面では、初期状態でポート番号が自動設定され、ユーザーが「Anonymous(匿名)」になっていることが確認できます。

LAN内の他のユーザーに無断でアクセスされるのを防ぐため、ユーザー名とパスワードを設定しておくことをおすすめします。「アカウント管理を設定(Set Manage Account)」をタップし、任意のユーザー名とパスワードを入力して「OK」を押しましょう。

3. ポート番号とルートディレクトリの変更(任意)
覚えやすいポート番号に変更することも可能です。ポート番号は1025〜65534の範囲で指定してください。

また、ルートディレクトリを変更したい場合は「ルートディレクトリを設定(Set root directory)」をタップします。外部SDカードをルートに指定すればSDカードのみが対象になり、内部・外部ストレージの両方にアクセスしたい場合は「/.」を選択しましょう。

設定が完了すると、リモートマネージャーの設定画面は以下のようになります。

4. FTPサーバーを起動する
メイン画面に戻り、「オンにする(Turn On)」ボタンをタップするとFTPサーバーが起動します。このとき表示されるFTPアドレスは後ほどWindows側で必要になるので、控えておきましょう。

Windows側の設定:ネットワークドライブとしてマウントする
1. ネットワークの場所ウィザードを起動
Windowsでエクスプローラーを開き、「PC」タブから「ネットワークドライブの割り当て(Map Network Drive)」を選択します。

表示されたウィンドウ内の「Webサイトへの接続...(Connect to a Web site...)」というリンクをクリックしてください。

すると「ネットワークの場所の追加ウィザード(Network Location Wizard)」が起動します。「次へ」をクリックして進みましょう。

2. カスタムネットワーク場所を指定
「カスタムネットワーク場所を選択(Choose a custom network location)」をダブルクリックします。

次の画面で、ESファイルエクスプローラーに表示されていたFTPアドレスとポート番号を入力し、「次へ」をクリックします。

3. ユーザー情報を入力
「匿名でログインする(Log in anonymously)」のチェックを外し、ESファイルエクスプローラーで設定したユーザー名を入力して「次へ」へ進みます。

4. 名前を付けて完了
ネットワーク共有の名前を入力します。名前は後からいつでも変更できます。

最後に「完了(Finish)」をクリックすれば、設定手順は完了です。

Androidファイルへの接続と操作
ネットワーク共有として登録されたため、エクスプローラーの「ネットワークの場所(Network Locations)」に表示されます。ダブルクリックして開きましょう。

初回接続時にはFTPのパスワード入力を求められます。設定したパスワードを入力して「ログオン(Log On)」をクリックしてください。頻繁に利用する場合は「パスワードを保存する(Save Password)」にチェックを入れておくと便利です。

ログオンに成功すると、Wi-Fi経由でWindowsのエクスプローラーからAndroid端末内のすべてのファイルやフォルダーに直接アクセスできるようになります。

作業が完了したら、セキュリティのためAndroid側のリモートマネージャーをオフにしておきましょう。
ワンポイント:ショートカットを作成しておくと便利
リモートマネージャーの設定画面で「ショートカットを作成(Create Shortcut)」をタップすると、ホーム画面にFTPサーバーを即座に起動できるショートカットアイコンが追加されます。毎回ESファイルエクスプローラーを起動する手間が省けるので、ぜひ活用してください。

ESファイルエクスプローラー以外の選択肢
なお、ESファイルエクスプローラーは現在Google Playストアから削除されているため、入手できない場合があります。その場合は、Playストアで配布されている専用のFTPサーバーアプリ(例:「WiFi FTP Server」など)や、FTP機能を備えたファイルマネージャー(Solid Explorer、X-plore File Managerなど)を代わりに使うとよいでしょう。基本的な手順の流れは同じです。
Wi-Fi経由でWindowsのエクスプローラーからAndroidのファイルやフォルダーに直接アクセスするこの方法、実際に試してみた感想や体験談があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
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