Windows 10の「クイックアシスト」でPCをリモート操作してトラブルを解決する方法

この記事を読んでいるあなたは、おそらくパソコンやIT機器の扱いにそれなりに慣れているはずです。これは良いことでもあり、同時に悩みの種にもなります。いわゆる「専門業者」に高額な修理費用を払わずに済むのは嬉しい反面、そのスキルを親戚や友人が知っていると、トラブルのたびに助けを求められることになるからです。例えば、「ナイジェリアの王子」からの怪しいリンクをクリックしたせいでPCの調子がおかしくなった祖母の家まで、わざわざ出向いて原因を調べる羽目になった経験はありませんか?
幸い、MicrosoftはWindows 10に「クイックアシスト(Quick Assist)」という便利な機能を搭載しています。このツールを使えば、インターネット経由で相手のWindows 10 PCを遠隔操作できるため、ソファから動くことなく祖母のPC問題を解決できます。クイックアシストを利用するには、双方ともWindows 10を使用している必要があります。Windows 7や8をお使いの場合でも心配いりません。Windows 10には従来の「リモートアシスタンス」ツールも引き続き用意されているので、そちらを活用できます。
PCにリモートアクセスすると何ができる?
冗談はさておき、クイックアシストは非常に実用的なアプリです。相手のコンピュータを遠隔操作して問題解決を支援できるだけでなく、設定の変更、マルウェアのチェック、ソフトウェアのインストールなど、さまざまな作業を行うことが可能です。
クイックアシスト(および従来のリモートアシスタンス)では、接続時に双方の同意が必要です。つまり、誰かが勝手にリモート接続してPCを乗っ取るようなことはできません。信頼できる相手との間でのみ利用できる安全な仕組みになっています。
クイックアシストの使い方
注意:クイックアシストを使用するには、双方ともWindows 10を実行している必要があります。Windows 7または8をご利用の場合は、後述のリモートアシスタンスの手順を参照してください。
クイックアシストを機能させるには、まず両者がアプリを起動する必要があります。アプリの起動方法は両者共通ですが、起動後の手順は役割によって異なります。クイックアシストを開くには、「スタート → Windows アクセサリ → クイックアシスト」と進みます。あるいは、タスクバーの検索ボックスに「クイックアシスト」と入力し、検索結果から選択しても構いません。新しいウィンドウが開き、「支援を提供する」か「支援を要求する」を選択する画面が表示されます。

支援を提供する側の手順
遠隔操作を行う側は「支援を提供する」を選択します。その後、Microsoftアカウントへのサインインが求められます。サインインが完了すると、10分間有効なセキュリティコードが発行されます。このコードを、支援を受ける相手に伝えてください。
支援を受ける側の手順
信頼できる相手にPCの操作を許可する側は「支援を要求する」を選択します。次に、先ほど相手が発行したセキュリティコードの入力を求められるので、伝えられたコードを入力しましょう。その後、リモートアクセスを許可することに同意する確認画面が表示されます。ここで10分以内に手続きを完了しなかった場合は、支援する側が再度同じ手順を踏んで新しいコードを発行し直す必要があります。

これでインターネット経由の接続が確立されます。接続には数分かかる場合があるので、しばらくお待ちください。接続が完了すると、支援する側の画面上にウィンドウ形式で相手のデスクトップが表示され、相手のコンピュータを完全に操作できるようになります。

一方、支援を受ける側は、相手が行っているすべての操作を目で見て確認できます。これにより、操作内容を学びながら問題解決の過程を追うことができ、将来同じようなトラブルが発生した際には自分で対処できるようになるかもしれません。セッションを終了したいときは、どちらかの側でプログラムを閉じるだけでOKです。
Windows 7 / 8で使える「リモートアシスタンス」の使い方
前述のとおり、クイックアシストはWindows 10専用のアプリです。Windows 7や8では使用できません。しかし幸い、Windows 7、8、10のすべてで使える「リモートアシスタンス」という別の選択肢があります。リモートアシスタンスは、いわばクイックアシストの前身となる機能で、ほぼ同じことが実現できます。ただし、設定手順はやや複雑です。
古いバージョンのWindowsでリモートアシスタンスを開くには、スタートボタンをクリックして「リモートアシスタンス」と検索し、結果一覧から「Windows リモートアシスタンス」を選択します。Windows 10の場合も同様に「リモートアシスタンス」と検索すると、「他のユーザーを PC への接続に招待するか、他のユーザーの PC に接続して支援する」という項目が表示されるので、それをクリックしてください。次に、「ヘルプを依頼しますか、提供しますか?」という内容のウィンドウが現れます。

支援を依頼する側の招待方法
まず、誰かに支援を依頼する方法を説明します。「信頼できる人にこのコンピュータの支援を依頼する」をクリックすると、招待状を作成するための3つのオプションが表示されます。
1つ目は「この招待をファイルとして保存する」です。これを選ぶと招待ファイルが生成され、添付ファイルを送れるメッセージングサービス(Gmailなど)経由で相手に送信できます。2つ目は「電子メールで招待状を送る」で、PCにメールクライアントが直接インストールされている場合に利用できます。最後の3つ目は「イージーコネクトを使用する」です。これはクイックアシストとよく似た仕組みで、生成されたパスワードを相手に伝えることで接続を確立します。

支援を提供する側の接続方法
支援する側は、リモートアシスタンスを起動して「招待した人を支援する」をクリックします。次に接続方法を選択しますが、これは依頼側が選んだ方法に合わせる必要があります。該当する接続方法の画面指示に従って進めばOKです。接続が確立されると、支援する側は相手の画面を閲覧しながら、相手のPCを遠隔操作できるようになります。
Windowsのクイックアシストやリモートアシスタンスを使ったことはありますか?それともTeamViewerなどのサードパーティ製ソフトでリモート接続していますか?ぜひコメント欄で教えてください!
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