Windowsで暗号化ファイルの鍵(ロック)アイコンを非表示にする方法

Windowsには、あまり知られていない便利な機能がいくつかありますが、そのひとつが「EFS(Encrypting File System/暗号化ファイルシステム)」です。EFSを使えば、自分のWindowsアカウントのパスワードを鍵として、ファイルやフォルダを簡単に暗号化できます。一度暗号化してしまえば、システム管理者であっても、あなたのWindowsユーザーアカウントのパスワードなしにファイルを復号することはできません。BitLockerなどの本格的な暗号化ソリューションほど強力ではありませんが、「手軽に素早く暗号化したい」という場面では十分に実用的な機能です。
EFSでファイルやフォルダを暗号化すると、Windowsはそれらのアイコンの上に小さな鍵(ロック)マークを重ねて表示します。このオーバーレイ表示のおかげで、暗号化されたファイルとそうでないファイルを一目で区別できるのは便利な反面、同じPCを使う他のユーザーにも「このファイルは暗号化されていてアクセスが制限されている」と伝わってしまいます。「暗号化していることは知られたくない」「見た目をすっきりさせたい」という場合は、この鍵アイコンを非表示にするとよいでしょう。
注意:レジストリを編集する前に、必ずレジストリのバックアップを作成してください。万が一操作を誤った場合でも、バックアップがあれば元の状態に復元できます。
暗号化ファイルの鍵アイコンを消す手順
ここで行うのは、Windowsのレジストリを編集し、本来の鍵アイコンを「空白のアイコン」に置き換えるという作業です。まず、空白のICOアイコンファイルをダウンロードしておきましょう(リンクを右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」を選択します)。
はじめに、スタートメニューで「regedit」と検索し、レジストリエディターを開きます。標準ユーザーアカウントでログインしている場合は、右クリックして「管理者として実行」を選択してください。あるいは、Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「regedit」と入力してEnterキーを押しても起動できます。

レジストリエディターを開いたら、次の場所へ移動します。Creators Update適用済みのWindows 10をお使いの場合は、下記のパスをコピーして、ウィンドウ上部のアドレスバーに貼り付け、Enterキーを押すだけでジャンプできます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer

「Explorer」キーに移動したら、そのキーを右クリックし、「新規 → キー」を選択します。

新しい空のキーが作成されるので、名前を「Shell Icons」に変更します。

キーを作成したら、次に空白アイコンを指す文字列値を新しく作成します。作成した「Shell Icons」キーを選択した状態で、右側のパネルを右クリックし、「新規 → 文字列値」を選びましょう。

新しい文字列値の名前は「178」と入力し、Enterキーで確定します。この「178」という数値は、暗号化ファイルのオーバーレイアイコンを識別するための番号です。

名前を付けたら、その値をダブルクリックします。値のデータ欄に、ダウンロードしておいた空白ICOファイルのフルパスを入力し、「OK」をクリックしてください。下の画像の例では、空白ICOファイルをダウンロードフォルダに保存し、そのパスをコピーして値に入力しています。

編集が完了すると、レジストリエディター上ではこのように表示されます。

ここまで完了したら、PCを再起動しましょう。再起動後は、暗号化されたファイルやフォルダに鍵アイコンが表示されなくなります。
後から元に戻したくなった場合も簡単です。作成した文字列値「178」を右クリックして「削除」を選択すれば、設定は元通りになります。

EFSで暗号化したファイルの鍵アイコンを非表示にするこの方法を試してみた感想や体験談があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
-
Windows 10 PCで空のファイルとフォルダを簡単に削除する方法
パソコンのメンテナンスが重要な時代へ 近年、パソコンのメンテナンス(保守管理)への関心が高まっています。「パソコンは一度購入すれば長く使えるもの」ではなく、適切にメンテナンスすることで何年も快適に使い続けられるという認識が広まってきたためです。パソコンのメンテナンスには、主に以下のような項目があります。 マルウェアなどの潜在的な脅威の駆除 ジャンクファイル・一時ファイルの削除 空のファイルとフォルダの削除 利用履歴などの痕跡を消してプライバシーを保護 不要なアプリケーションのアンインストール 大容量ファイルや古いファイルの整理 本記事では、これらの中から「空のファイルと空のフォルダの削除」
-
Windows 11でロック画面を無効にする方法【グループポリシー/レジストリ両対応】
Windows 11のロック画面は美しいデザインで、システムへの入り口としての役割を果たしています。しかし同時に、デスクトップへたどり着くまでの最初の関門でもあります。ロック画面には壁紙、日付・時刻、アプリの通知などが表示され、その次に現れるログイン画面ではパスワード、PIN、指紋認証のいずれかが必要です。とはいえ、パソコンの電源を入れるたびにロック画面を経由したくないというユーザーも少なくありません。 ロック画面があることで、ログイン手順は一段階増えます。毎回ログイン画面を確認する必要がないと感じるなら、ロック画面を無効にするのは理にかなった選択です。この記事では、Windows 11でロッ