Windows 10へアップグレードする前に必ずやっておきたい5つの準備
Windows 10は、全体として見れば歓迎すべきアップグレードです。Windows 7や8といった従来のバージョンと比べ、デザイン、機能、操作性の面で多くの改善が加えられています。何より、2016年7月29日までの期間限定ではあるものの、正規版のWindows 7/8ユーザーなら無料でアップグレードできた点が大きな魅力でした。Windows 10のリリースからすでに3か月以上が経過し、いよいよアップグレードを検討し始めている方も多いのではないでしょうか。
アップグレード作業自体はシンプルでわかりやすいものですが、実行前に済ませておくべきことがいくつかあります。事前準備をしっかり行うことで、スムーズなアップグレード体験につながり、アップグレード後の無駄な時間も省けます。
1. ハードウェアの互換性を確認する
まず最初に確認すべきは、お使いのPCのハードウェアがWindows 10を動作させられるかどうかです。Windows 10のシステム要件はそれほど厳しくありませんが、最低システム要件は以下の通りです。実際のところ、現在Windows 7または8が問題なく動作しているのであれば、そのままアップグレードしても支障はないでしょう。
- プロセッサー:1GHz以上のプロセッサーまたはSoC
- メモリ(RAM):32ビット版で1GB、64ビット版で2GB
- ハードディスク空き容量:32ビット版で16GB、64ビット版で20GB
- グラフィックス:DirectX 9以降
- ディスプレイ解像度:800×600
また、「Get Windows 10」アプリがインストールされている場合は、このアプリからソフトウェアとハードウェア両方の互換性を簡単にチェックできます。

システム要件やその他の手順について詳しくは、Microsoft公式のWindows 10仕様ページをご参照ください。
2. 不要なプログラムをアンインストールして空き容量を確保する
Windows 10へのアップグレード前に、不要なアプリケーションはすべてアンインストールしておきましょう。特にウイルス対策ソフト、マルウェア対策ツール、ファイアウォールなどのセキュリティ系ソフトは要注意です。これらは動作の仕組み上、アップグレード後に不具合を引き起こすことがあります。プログラムのアンインストールは、コントロールパネルの「プログラムと機能」から行えます。

さらに、現在のWindows環境によっては、アップグレード時に旧バージョンのバックアップを作成するため、Cドライブに追加の空き容量が必要になります。Cドライブには少なくとも15〜20GB程度の余裕を持たせておきましょう。これにより、万が一の際に以前のバージョンへダウングレードすることも可能になります。
3. ファイル・フォルダ・プロダクトキーをバックアップする
Windowsのアップグレードでは、インストール済みプログラムや個人ファイル、フォルダを保持できますが、Cドライブ内のデータはすべてバックアップしておくのが安全です。ここでいうCドライブとは、デスクトップ、ダウンロード、ドキュメント、ミュージック、ビデオ、ピクチャなど、一般的な保存場所すべてを指します。ドライブ内を手動で確認し、必要に応じてバックアップを取りましょう。
Microsoft Officeなどの有料製品を使用している場合は、ProduKeyのような無料ソフトを使ってプロダクトキーを控えておくと安心です。必要になったときに、素早く再インストールと認証を行えるようになります。

4. ドライバーを事前にダウンロードしておく
ドライバーは、ハードウェアとソフトウェア間の通信を担うWindowsの重要な構成要素です。アップグレード前に、お使いのハードウェアメーカーがWindows 10に対応しているか、互換性のあるドライバーを公開しているかを確認しましょう。ドライバーの更新情報は各メーカーの公式サイトでチェックできます。ドライバーが入手可能であれば事前にダウンロードしておき、アップグレード完了後すぐにインストールできるようにしておきましょう。

特に、インターネット回線が遅い、あるいは不安定な環境をお使いの方にとって、この準備は欠かせません。
5. 不要な周辺機器を取り外す・接続を解除する
意外と見落とされがちなポイントですが、不要な周辺機器は取り外すか接続を解除しておきましょう。周辺機器がアップグレード処理に干渉し、アップグレード失敗の原因となることがあるためです。ここでいう不要な周辺機器とは、Bluetoothデバイス、USBハブ、外付けハードディスク、外付けキーボードやマウス(ノートPCの場合)などを指します。
まとめ
アップグレードプロセスは大幅に改良されているため、基本的にトラブルは起きにくくなっています。筆者自身もアップグレードで問題に遭遇したことはありません。ただし、それは問題が絶対に起きないという意味ではありません。上記の手順を実践し、常にバックアッププランを用意しておくことが大切です。ここまでの準備が整っていれば、あとは安心して最新のWindows 10へアップグレードするだけです。
Windows 10へのアップグレードに関するご意見や体験談があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。
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