WindowsでMySQLをアップグレードする2つの方法|インストーラーとZIPアーカイブの手順を解説
Windows環境のMySQLは、大きく分けて2つの方法でアップグレードできます。
- MySQLインストーラーを使用する方法
- Windows ZIPアーカイブディストリビューションを使用する方法
どちらの方法でも作業前にデータベースのバックアップを取得しておくことをおすすめします。それでは、それぞれの手順を見ていきましょう。
MySQLインストーラーを使ったアップグレード
MySQLインストーラーは、コミュニティ版と商用版の間でのアップグレードには対応していません。そのような場合は、後述のZIPアーカイブ方式を利用してください。
MySQLインストーラーによるアップグレードは、現在のサーバーがMySQLインストーラーとともにインストールされており、かつ同じリリースシリーズ内でのアップグレードである場合に最適な方法です。
ただし、5.7から8.0への移行のようなリリースシリーズをまたぐアップグレードには対応していません。その場合も、アップグレードを促すインジケーターは表示されないため注意が必要です。
アップグレードの手順
- MySQLインストーラーを起動します。
- ダッシュボードから「Catalog(カタログ)」をクリックし、カタログの最新の変更内容をダウンロードします。
- ダッシュボード上でサーバーのバージョン番号の横に矢印が表示されている場合にのみ、アップグレードが可能です。
- 「Upgrade(アップグレード)」をクリックします。
- 新しいバージョンが存在する製品が一覧に表示されます。
- 他の製品もアップグレードが必要な場合を除き、MySQLサーバー以外の選択を解除し、「Next(次へ)」をクリックします。
- 「Execute(実行)」をクリックすると、ダウンロードが開始されます。
- ダウンロードが完了したら「Next(次へ)」をクリックし、アップグレード処理を開始します。
- MySQL 8.0.16以降へのアップグレードでは、システムテーブルのアップグレードチェックおよび処理をスキップするオプションが表示される場合があります。
- 最後にサーバーの構成を行います。
Windows ZIPアーカイブを使ったアップグレード
まず、MySQLの最新版Windows ZIPアーカイブディストリビューションを https://dev.mysql.com/downloads/ からダウンロードします。
サーバーがすでに稼働している場合は、事前に停止しておく必要があります。サービスとしてインストールされている場合は、以下のコマンドで停止できます。
C:\> SC STOP mysqld_service_name
代わりに「NET STOP mysql_service_name」コマンドを使用することも可能です。サービスとして稼働していない場合は、「mysqladmin」を使って停止します。コマンド例は以下の通りです。
C:\> "C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.7\bin\mysqladmin" -u root shutdown
MySQLのrootユーザーアカウントにパスワードが設定されている場合は、「-p」オプションを付けてmysqladminを実行し、プロンプトが表示されたらパスワードを入力してください。
続いて、ZIPアーカイブを展開します。既存のMySQLインストール環境(通常は C:\mysql)を上書きしても問題ありませんし、C:\mysql8 のように別のディレクトリへインストールすることも可能です。
その後、サーバーを再起動します。サービスとして稼働している場合は、以下のいずれかのコマンドを使用します。
SC START mysqld_service_name
または
NET START mysqld_service_name
注: 上記のコマンドは、MySQLがサービスとして稼働している場合に使用してください。MySQLを直接起動している場合は、「mysqld」を呼び出してサーバーを起動します。
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