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【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

Synergyは、複数のコンピューター間でひとつのマウスとキーボードを共有できる無料のオープンソースソフトウェアです。Windows、macOS、Linux(Raspberry Piを含む)に対応しており、マウスを画面の端に滑らせるだけで、隣のコンピューターの画面へカーソルをシームレスに移動できます。

Synergyは、マウスとキーボードが物理的に接続されている側のコンピューターを「サーバー」、遠隔操作される側を「クライアント」として指定することで動作します。本記事では、Windows PCをSynergyサーバーとして設定し、Raspberry Piをクライアントとして追加する手順を解説します。

事前準備

まず、Windows PCでプロジェクトのダウンロードページからWindows版Synergyをダウンロードしてください。

Windows PC側の設定(サーバー)

ダウンロードした.msiファイルを実行し、インストールウィザードの指示に従ってインストールを進めます。インストールが完了したらSynergyアプリケーションを起動してください。初回起動時には、使用する言語などいくつかの質問に答える必要があります。

サーバーとクライアントのどちらとして実行するか尋ねられたら、「Server(new setup)」を選択します。

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

「Next」をクリックすると、Synergyサーバーのメインウィンドウが表示されます。

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

続いて「Configure Server…」をクリックし、Synergyセットアップのレイアウトを設定します。この設定画面では、マウスがWindows PCのどの画面端から離れて、Raspberry Pi側で操作可能になるかを定義できます。

右上にあるモニターアイコンをドラッグし、グリッド中央のモニターの隣にある空きマスに配置します。

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

次に「Unnamed」と表示されたモニターをダブルクリックし、「Screen name:」欄に「raspberrypi」と入力します。Raspberry Piのホスト名を変更している場合は、その現在の名前を入力してください。ホスト名はターミナルでhostnameコマンドを実行すれば確認できます。入力後、「OK」をクリックします。

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

「OK」をクリックして「Server Configuration」ウィンドウを閉じ、「Start」ボタンでSynergyサーバーを起動します。これでWindows側の設定は完了です。

Raspberry Pi側の設定に移る前に、Synergyサーバーが使用しているIPアドレスを控えておきましょう。「Server(share this computer's mouse and keyboard)」チェックボックスの直下、「IP addresses」ラベルの横に1つ以上のIPアドレスが表示されます。先頭の太字で表示されているものがプライマリアドレスなので、それをメモしておいてください。Raspberry Piの設定時に必要になります。

Raspberry Pi側の設定(クライアント)

Raspberry Piでターミナルウィンドウを開き、以下のコマンドでSynergyをインストールします。

sudo apt-get install synergy

Windows版と同様に、Synergyはクライアントとしてもサーバーとしても実行できます。今回はWindows側でサーバーを設定済みのため、Raspberry Piはクライアントとして動作させます。ターミナルで以下のコマンドを入力してクライアントを起動しましょう。

synergyc 192.168.1.169

「192.168.1.169」の部分には、先ほどWindows PCのSynergyサーバーで控えたIPアドレスを指定します。

動作確認

再びWindows PCに戻り、Raspberry Pi側へ向けて画面端からマウスを動かしてみてください。Windows PCの画面からカーソルが消え、Raspberry Piの画面上に現れるはずです。

これで、Windows PCに接続されたマウスとキーボードだけでRaspberry Piを完全に操作できるようになりました!Synergyサーバーの「Log」出力には、設定のトラブルシューティングに役立つ情報メッセージが表示されます。

【初心者向け】SynergyでWindowsとRaspberry Piの間でマウスとキーボードを共有する方法

Raspberry Piが接続されると「client raspberrypi has connected」というメッセージが表示され、画面端をまたいでマウスを動かすたびに「switch from PC to raspberrypi」のような切り替えログが記録されていきます。

補足:うまく接続できないときは

  • Windows PCとRaspberry Piが同じネットワーク(同一セグメント)に接続されているか確認してください。
  • ファイアウォールがSynergyの通信ポート(既定では24800番)をブロックしていないか確認しましょう。
  • クライアント側に入力したIPアドレスが、控えたプライマリアドレスと一致しているか再確認してください。
  • なお、近年のSynergyは有償ライセンス制となっているため、無償で利用したい場合はオープンソースのフォーク版「Barrier」を検討するのも有効です。BarrierはSynergyとほぼ同じ手順で設定できます。

上記の手順でうまくいかない場合は、下のコメント欄でお気軽にご質問ください。できる範囲でサポートいたします。

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