複数のPC間でWindowsのクリップボードデータやスクリーンショットを共有する方法【Ybex Clipboard活用術】
職場で複数のパソコンを使っている方なら、マシン間でデータを受け渡しするのがどれほど面倒か、実感されていることでしょう。リムーバブルドライブを使うか、あるいは両方のPC間でホームネットワークや小規模オフィスネットワークを構築して、ファイルやドキュメント、スクリーンショットなどを共有するしかありません。
ネットワーク接続を設定すれば、Windowsの「マイネットワーク」フォルダから2台のPC間でファイルやフォルダを移動できます。しかし、Windowsのクリップボードデータはどうでしょうか?ホームネットワークに接続されていない2台のPCの間で、コピーしたデータを共有するにはどうすればいいのでしょうか?スクリーンショット、URL、コピーしたテキストをリモートのコンピューターと共有するには?
そこで登場するのが「Ybex Clipboard」です。これはWindows向けの無料アプリケーションで、ワンクリックでリモートコンピューターとクリップボードデータを共有できます。さらに、スクリーンショットの撮影や画面への注釈付けも可能で、その画像を他のシステムと共有することもできます。
Ybex Clipboardの仕組みはシンプルです。Ybexアプリでコピー・共有したものはすべて、即座に自分のYbexアカウントへアップロードされます。そしてインターネットに接続さえしていれば、リモート側のコンピューターから同じデータにアクセスできるというわけです。
Ybex Clipboardのセットアップ手順
以下の手順で設定を行います。
1. アプリのダウンロードとインストール
まず、Ybex Clipboardをダウンロードし、スクリーンショットやクリップボードデータを共有する元となるホスト側のコンピューターにインストールします。
2. 無料アカウントの登録
インストールが完了したらアプリを起動し、お使いのメールアドレスで無料のYbexアカウントにサインアップします。

3. システムトレイの通知を確認
サインアップが完了すると、ホストコンピューターのシステムトレイにバルーン通知が表示されます。これで準備完了です。

4. リモートPCにもインストール
これでホスト側のPCはクリップボードデータやスクリーンショットを共有できる状態になりました。次に、リモート側のコンピーターにもアプリをインストールしましょう。ログインを求められたら、ホスト側で登録したのと同じメールアドレスを入力してください。これでセットアップは完了です。
2台のPC間でクリップボードデータを共有する
ホストとリモートのコンピューター間でクリップボードデータを共有するのは非常に簡単です。共有したいテキストをコピーしたら、システムトレイのYbexアイコンを右クリックして「Share Clipboard(クリップボードを共有)」を選択するだけです。

すると、30秒以内に必要なデータをコピーするよう促すバルーン通知が開きます。すでにデータがWindowsのクリップボードに入っている場合は、「Already in Clipboard(クリップボードに既にある)」ボタンを押しましょう。
これで完了です。データは即座にYbexアカウントへ送信されます。リモート側のコンピューターで同じテキストにアクセスしたいときは、システムトレイアイコンから「Manage Shared(共有を管理)」を選択します。するとデフォルトのWebブラウザでYbexアカウントが開き、最近共有したアイテム(画像やテキスト)の一覧が表示されます。

すべてのエントリーは種類別および共有日時順に自動的にソートされます。最新のアイテムをクリックすると新しいブラウザタブが開き、ホストコンピューターから共有された全データが表示されます。テキストを選択して右クリックし、「コピー」を選びましょう。
以上で完了です。ホストコンピューターのクリップボードデータが、リモートコンピューターのクリップボードに転送されました。あとはWord文書でもブラウザのアドレスバーでも、どこででも自由に使えます。

URLや文章などのクリップボードの中身を、メールで送ることなく別のPCに渡したいときにとても便利です。両方のPCでアプリを常駐させておけば、右クリックひとつですべてのクリップボード情報を共有できます。実にスマートな仕組みですね。
2台のPC間でスクリーンショットを共有する
テキストだけでなく、Ybexはホームネットワークやオフィスネットワークに接続されていない2台のPC間で、画面のキャプチャ画像や注釈付きの画像を共有することもサポートしています。
やり方は簡単です。ホストコンピューターのシステムトレイにあるYbexアイコンを右クリックし、「Annotate and Share Area(領域を注釈して共有)」を選択します。

すると画面上にカスタムツールボックスが表示され、画面の任意の部分に注釈を付けたり、マーカーや独自のメモを追加したりできるようになります。以下は、Ybexを使った画面注釈の例です。

注釈付けが終わったら「upload」ボタンを押せば、画像がYbexアカウントへ送信されます。リモート側のコンピューターでこのキャプチャ画像を確認したいときは、「Manage Shared」をクリックして、ブラウザから該当のリンクを選択してください。
リモートコンピューターでの表示イメージは以下の通りです。

まとめ:Ybex Clipboardの評価
総じて言えば、Ybex Clipboardはインターネットに接続された任意の2台のコンピューター間で、クリップボードデータや画面キャプチャを共有するための最良のツールのひとつです。Ybexアカウントに保存できる共有アイテムの数に制限もありません。
一方で欠点もあります。Ybexではリモートコンピューターとのファイル共有ができない点です(幸い、Dropboxを使えば簡単にファイル共有は可能です)。とはいえ、それ以外はWebワーカーなら誰もが活用すべき、十分に優れた小粒ながら便利なツールと言えるでしょう。Windows用のクリップボードツールをもっと探している方は、過去記事「Windows用フリーのクリップボード管理ツール5選」もぜひチェックしてみてください。
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