VMware PlayerでUbuntuをインストールする方法【Windows向け完全ガイド】
Linuxコミュニティにしばらく注目していて、Windowsの使い慣れた環境や利便性を保ちながら、UbuntuのようなLinuxベースのOSを試してみたいと思ったことはありませんか?実は、PCに恒久的な変更を加えることなくUbuntuを試す方法はいくつもあります。USBメモリやCD/DVDから起動して試すのもその一つです。ここでは、もうひとつの方法として、VMware Playerを使ってUbuntuをお手軽に試す手順をご紹介します。
以前、VirtualBoxにUbuntuをインストールする方法をご紹介しましたが、VMware Playerもまた、今お使いのシステム上で仮想化したOSを動かせる仮想化ソフトウェアです。
補足: このチュートリアルではUbuntuのインストール方法を解説していますが、同じ手順はほとんどのLinuxディストリビューションにも応用できます。
事前にダウンロードしておくもの
- VMware Player(無料版) – 公式サイトからダウンロードし、通常のソフトウェアと同じ要領でインストールしましょう。
- UbuntuのISOイメージ – Ubuntu公式サイトからダウンロードします。メモリをたっぷり積んでいない限り、32bit版をおすすめします。32bit版は2GB未満の少ないメモリでも比較的スムーズに動作し、仮想マシン向きだからです。
※なお、Ubuntu 18.04以降は32bit版の提供が終了しているため、最新バージョンを使う場合は64bit版を選択してください。
VMware PlayerにUbuntuをインストールする手順
1. 新規仮想マシンの作成
VMware Playerをインストールしたら、デスクトップのショートカットかスタートメニューから起動します。新しい仮想マシンを作成するには、「新規仮想マシンの作成(Create a New Virtual Machine)」をクリックしてください。

2. インストールメディア(ISOイメージ)の指定
仮想マシン作成ウィザードが開きます。「インストーラディスクイメージファイル(iso)」のラジオボタンを選択し、「参照(Browse)」ボタンを押して、ダウンロードしておいたUbuntuのISOファイルを指定しましょう。下の画像のとおり、VMwareがOSを自動的に判別し、インストールに必要な準備をほぼ自動で行ってくれます。そのまま「次へ(Next)」をクリックして進みます。

3. ユーザー情報の入力
次の画面では、フルネーム、ユーザー名、そして覚えやすい強固なパスワードを入力します。必要事項をすべて記入したら「次へ」をクリックして先へ進みましょう。

4. 仮想マシンの名前と保存場所の設定
続いて、Ubuntu仮想マシンに名前を付けます。ここでは例として「UbuntuMTE」という名前を付け、保存先もGドライブの「UbuntuMTE」フォルダに変更しています。というのも、多くの人はOSが入っているCドライブの空き容量に余裕がないからです。もちろん、Cドライブに十分な空きがあるなら、デフォルトの場所のままで問題ありません。

5. ディスク容量の設定
この画面では、初期設定のままにしておきましょう。具体的には「20GB」の仮想ディスク容量と、「仮想ディスクを複数のファイルに分割(Split virtual disk into multiple files)」というオプションです。Ubuntuの標準インストールには約4.5GB〜5GBが必要で、残りの空き容量はアプリの追加インストールやアップデートなどに活用できます。「次へ」をクリックして進みます。

6. ハードウェア設定の確認・カスタマイズ
ここがVMwareの優れたところで、必要なハードウェアスペックを自動的に調整してくれます。ただし、仮想マシンに割り当てるメモリ量やCPUのコア数などを自分で細かく設定したい場合は、「ハードウェアをカスタマイズ(Customize Hardware)」ボタンをクリックすれば、さまざまな仮想ハードウェアの設定を調整できます。

7. カスタマイズできる主なハードウェア項目
「ハードウェアをカスタマイズ」ボタンを押すと、以下のような項目を調整できるウィンドウが開きます。
- メモリ(RAM) – 仮想マシンに割り当てるメモリ量です。下の画像のとおり、Ubuntu 32bit版なら1GBで十分足ります。
- プロセッサ(CPU) – 仮想マシンに割り当てるCPUコア数を選べます。とはいえ、デフォルト設定で十分なので、何をしているのかよく分からない場合は触らないのが無難です。
- CD/DVD – 別のISOファイルを指定したり、物理的なCD/DVDドライブを直接使うこともできます。今回はダウンロード済みのUbuntu ISOをすでに指定しているので、変更は不要です。
- NAT(ネットワークアダプタ) – 仮想マシンのネットワーク設定を変更できます。デフォルトではNAT(Network Address Translation)が使われますが、ブリッジ(Bridged)やホストオンリー(Host-Only)に切り替えたい場合は、ここで設定します。
- USBコントローラー – USB互換モードを2.0から3.0へ(またはその逆)変更できます。新しいUSB機器を自動接続するかどうか、物理マシンのBluetoothデバイスを仮想マシンと共有するかどうかなども設定可能です。
- サウンドカード – デフォルトではホスト側(物理マシン)のサウンドカードが使われますが、別のサウンドカードに変更したい場合はここで設定できます。
- プリンター – 物理マシンにプリンターが接続されていれば、VMware経由で印刷に利用できます。
- ディスプレイ – デフォルトではホスト側のディスプレイ設定が使われますが、必要に応じてこのセクションで変更できます。

注意: Ubuntuの64bit版をインストールする場合は、最低でも2GBのRAMを割り当てることをおすすめします。そうしないと、快適な操作感が得られないことがあります。
8. 仮想マシンの作成を完了してインストール開始
すべての仮想ハードウェアの設定が終わったら、「作成後すぐにこの仮想マシンをパワーオン(Power on this virtual machine after creation)」にチェックが入っていることを確認し、「完了(Finish)」ボタンをクリックします。これでVMware PlayerへのUbuntuインストールが始まります。
9. インストールの完了を待つ
下の画像のように、VMwareがUbuntu OSを自動的にインストールしてくれます。インストールには多少時間がかかるので、あとはゆっくり待ちましょう。

インストールが完了すると、仮想マシンは自動的に再起動し、美しいUbuntuのログイン画面が表示されます。

ステップ3で設定したアカウントのパスワードを入力してEnterキーを押せば、Ubuntuの使用とテストを開始できます。

さて、最後になりましたが――ようこそ、Ubuntuデスクトップへ!この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。VMware PlayerへのUbuntuインストール中に問題が発生した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
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