UbuntuゲストOSにVMware Toolsをインストールする方法

VMware Playerは無料で利用できる仮想化ソフトウェアです。ホストOS(物理マシンにインストールされているOS)に影響を与えることなく、複数のオペレーティングシステムを実行できます。以前、VMware上にUbuntuをインストールする方法をご紹介しましたが、その性能を最大限に引き出すには、VMware Toolsのインストールが欠かせません。
通常、VMware ToolsはVMware Playerによって自動的にインストールされます。しかし、クラッシュやネットワーク接続の不具合などが原因で、インストールに失敗することがあります。UbuntuゲストにVMware Toolsが入っていない場合は、以下の手順で手動インストールを行いましょう。
VMware Toolsをインストールすべき理由
VMwareを使ってホストOS内にゲストOSを構築するのは比較的簡単ですが、インストール後のゲストOSの管理や活用はまったく別の課題です。VMware Toolsの重要な役割は、ゲストOSとホストOSを統合することにあります。これにより、プリンターやBluetooth、Wi-Fiなどのハードウェアデバイスの共有、ゲストOSとホストOS間でのファイル・フォルダーのやり取り、グラフィック性能の向上、ドラッグ&ドロップ対応など、さまざまな高度な操作が可能になります。
さらに、VMware Toolsを導入するとゲストOSがホストOSと同期されるため、動作速度と効率も大幅に向上します。
VMware Toolsのインストール手順
UbuntuへのVMware Toolsのインストールはとてもシンプルです。コマンドをいくつか実行するだけで完了します。
注意: ここで紹介するコマンドは大文字・小文字が区別されるため、入力の際は注意してください。
1. VMware Toolsイメージを仮想CD-ROMにマウントする
まず、メニューから「Player」→「Manage」の順に移動し、「Install VMware Tools」を選択します。これにより、VMware Toolsのイメージが仮想CD-ROMへ自動的にマウントされます。

2. マウントされたイメージの内容を確認する
マウントが完了すると、VMware Toolsイメージ(ISO)の内容を表示するウィンドウが開きます。画面は以下の画像のような状態になります。

3. ターミナルでパッケージを展開する
「Ctrl + Alt + T」を押すか、ダッシュで「terminal」と検索して、Ubuntuのターミナルを起動します。ターミナルが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。このコマンドは、パッケージを一時ディレクトリ(/tmp)に展開します。
tar -xvf /media/$USER/"VMware Tools"/VMwareTools*.gz -C /tmp

4. インストールスクリプトを実行する
展開が完了したら、次のコマンドでVMware Toolsのインストールを開始します。
sudo /tmp/vmware-tools-distrib/vmware-install.pl -d

上記コマンドでは「-d」オプションを使用しています。このオプションを付けると、すべての質問にデフォルト値が自動的に適用され、インストールが無人で進みます。スクリプトやファイル、デーモンなどの保存先ディレクトリを変更したい場合は、「-d」を外してコマンドを実行してください。
ただし、デフォルト設定の変更は、自分が何をしているのかを十分理解している場合に限りましょう。誤って変更すると、VMware Toolsが正常に動作しなくなる恐れがあります。
5. インストール完了後の確認
インストールが完了すると、完了メッセージが表示され、マウントされていたCD-ROMは自動的にアンマウントされます。

最後にUbuntu仮想マシンを再起動すれば、VMwareの全機能を存分に活用できるようになります。以上で作業は完了です。
インストール中に問題が発生した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
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