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ウイルス感染から身を守るために知っておきたい常識的な対策――アンチウイルスソフトだけに頼らない防御術

セキュリティ対策というと、多くの人がまず思い浮かべるのがアンチウイルスソフトのインストールです(特にWindowsユーザーには定番ですね)。しかし、基本的な注意を怠ったままでは、どんなに高性能なアンチウイルスソフトを使っても十分な効果は得られないことを、意外と多くの人は理解していません。

アンチウイルスソフトにできないこと

ウイルス感染から身を守るために知っておきたい常識的な対策――アンチウイルスソフトだけに頼らない防御術

アンチウイルスソフトの弱点は、できることに限りがあるという点です。コンピュータ内のウイルスをスキャンしたり、新しい脅威の情報をデータベースに反映したりすることはできますが、メールに添付された感染ファイルを開いてしまうといった「うっかりミス」までは防げません。そうした行動を止められるのは、他でもないあなた自身だけです。

ウイルス感染を防ぐ3つのポイント

アンチウイルスソフトに加えて、次の3つのポイントを実践することで、ウイルス攻撃のリスクを大幅に減らせます。

  • リンクをクリックする前にURLを確認する:そのURLに信頼できるドメインが含まれているかチェックしましょう。ドメインは、最初のスラッシュ直前にある「トップレベルドメイン」(「.com」「.net」など)と、その直前の名前(例:「maketecheasier.com」なら「maketecheasier」)で構成されています。ドメインに少しでも不審な点があれば、クリックは避けてください。悪意あるハッカーは、この手口で偽ページへ誘導し、ウイルスをダウンロードさせようとしてきます。
  • 画像をダウンロードする前に拡張子を確認する:ファイル名が「.jpg」「.png」などの画像形式で終わっているか必ず確認しましょう。「.jpg.exe」のように画像の拡張子の後ろに「.exe」が付いている場合は、即座に削除してください。
  • 「.exe」ファイルには常に警戒する:これは前の項目とも関連しますが、Web上で受け取る「.exe」で終わるすべてのファイルを目で確認する習慣をつけましょう。心当たりのないメールやメッセージに、拡張子に「.exe」を含むファイルが添付されていたら、絶対に開かないでください。

友人から「.exe」ファイルを受け取った場合は、本人に直接確認してみましょう。本当に送ったのかどうか。もし送った覚えがなく、何も知らないというのであれば、相手のパソコンがウイルスに感染している可能性が高いため、ウイルススキャンを行うよう伝えてください。

ウイルス感染から身を守るために知っておきたい常識的な対策――アンチウイルスソフトだけに頼らない防御術

圧縮ファイルにも要注意

近年では、ウイルス作者が「.rar」や「.zip」などの圧縮ファイルにウイルスを隠すケースも増えています。圧縮アーカイブ(「.rar」「.zip」「.tar.gz」「.gz」「.bz2」など)も同様に注意が必要です。一般的に、アーカイブ自体を開くだけであればウイルスに感染することはありませんが、中身を安易に実行してはいけません。内容を確認し、「.exe」ファイルが含まれていないかチェックするにとどめましょう。

実際、ウイルスが潜みやすい主な拡張子は以下の通りです。

  • 386
  • ADT
  • ASP/ASPX(Webページ。ブラウザを乗っ取るように仕組まれている場合もある)
  • BIN
  • CBT
  • CLA
  • COM(旧式のプログラム形式。現在ではほぼ使われていない)
  • CPL
  • CSC
  • DLL(ゲームの改造パッチや修正プログラムの偽物に使われることがある)
  • DOC(Word文書には悪意のあるスクリプトが仕込まれている場合がある)
  • DRV(非常に稀。かつてデバイスドライバに使われていた)
  • HTM/HTML(ASP/ASPXと同様に注意)
  • JS(JavaScript。無害なことが多いが、PCに悪影響を与える用途にも使われる)
  • MDB
  • MSO(MS Wordでよく使われるスクリプトファイル)
  • PDF(実はPDFファイルにもウイルスが仕込まれることがある)
  • PPT(PowerPointファイル)
  • OV?
  • VBS(特に危険。OSの機能を破壊するコードが含まれている可能性がある)
  • XL?

これらの拡張子を持つファイルがすべてウイルスというわけではありませんが、外部から送られてきたものには警戒が必要です。通常、誰かがWeb経由でCPLファイルを送ってくることはありません。「音楽ファイルだ」と言われたのに、音声ファイルとして一般的な拡張子(「.mp3」「.ogg」「.wma」など)ではない場合は、疑ってかかりましょう。

まとめ

ここで挙げた対策の中には「当たり前」と感じるものもあるかもしれません。それでも残念ながら、今日でも毎日多くの人がウイルスに感染しています。アンチウイルスソフトはあくまで「薬」のようなものであり、ウイルス攻撃に対する最初の防壁となるのは、あなた自身の判断力です。基本的な注意を怠らず、怪しいものは開かない――このシンプルな心がけこそが、最強のセキュリティ対策だと言えるでしょう。

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