Mac vs PC 徹底比較――最新状況から見る、後悔しない選び方
「Mac vs PC」論争という言葉を耳にしたことがない人はいないでしょう。そして、あなたもおそらくどちらかの陣営に属しているはずです。この記事は争いを煽るためのものではなく、MacとPCの現在の状況を整理し、次に購入するコンピュータを選ぶ際の判断材料を提供することを目的としています。
なお、本記事で「Mac」とはApple製のMacintosh(MacBook Pro、MacBook Air、iMacなど)を指し、「PC」とはDellやHPなどのノート型・デスクトップ型を含む、Apple以外のメーカー製コンピュータ全般を指します。
ハードウェア
作りの違い
MacとPCの最大の違いは、その作られ方にあります。Macはすべてが一体化した設計で、ネジ1本に至るまでAppleが管理しています。この利点は、Appleが出荷するすべての製品の品質をコントロールできること。Macを買えば、頑丈で丁寧な作りであることを信頼できます。

一方、PCはいわば「組み合わせ自由」なマシンです。ノートでもデスクトップでも、選べるモデルは数千種類に及び、それぞれ作りも異なります。同じスペックのノートPCでも、ブランドごとに複数のモデルが存在します。この良さは選択肢の多さで、予算や好みに合った一台が必ず見つかる点です。ただし、選択肢が多すぎるということは、それだけ情報のノイズも多く、絞り込む手間が増えるということでもあります。
安定性
ハードウェアの耐久性という点では、MacとPCに大きな差はありません。使い方や手入れ次第で、どちらも長くも短くもなります。「Macの方が長持ちする」という意見もありますが、それはあくまで個人の感想の域を出ません。実際、5〜8年経っても問題なく動き続けているPC(ノート・デスクトップとも)を筆者は何度も目にしてきました。
修理
Macの修理は簡単ではありません。軽微な不具合なら自分で対処できることもありますが、大きな故障の場合は、AppleのGenius Bar(ジーニアスバー)またはApple正規サービスプロバイダに持ち込む必要があります。見方によってはメリットにもデメリットにもなり得ます。専門家が修理を担当してくれるので安心できる一方、店舗がどこにでもあるわけではないため、遠くまで出向かなければならないこともあります。さらに、1年間の無料保証が終わった後のAppleCare Protection Planは決して安くありません。

PCの場合、サービスセンターはほぼどこにでもあり、「親戚の誰かが直せる」という人も珍しくありません。部品が必要になった場合も、入手はきわめて容易です。
アップグレード
Macのハードウェア増設は困難を極めます。近年のMacBook ProやAirは、部品が基板にはんだ付けされており、出荷後は(簡単には)交換できません。古いMacでもアップグレード可能なモデルは、Apple純正または対応認証されたパーツしか使えず、市販のPCパーツ店で購入したものは流用できません。
一方、多くのノートPCではメモリ(RAM)やストレージの交換が可能で、デスクトップならゼロから自作することすらできます。自分が必要とするパーツだけを使って組み上げられるのです。アップグレードの自由度という点では、PCが大きく上回ります。
ソフトウェア
macOS(旧OS X)vs Windows vs Linux

すべてのMacはmacOS(旧称:OS X)で動作し、大多数のPCはWindowsを採用しています。Linuxは一部の個人ユーザーに使われており、PCでも動作します。技術に関心の高い人なら、MacにWindowsやLinuxをインストールしたり、逆にPCにmacOSを入れる(いわゆる「Hackintosh」)ことも可能ですが、手順は高度で、失敗すればマシンが起動しなくなるリスクもあります。一般的に、WindowsやLinuxはMacのハードウェア上で比較的うまく動きますが、PCでmacOSを動かすには特定の互換パーツが必要です。
macOSは初心者にも扱いやすいと言われます。しかし、macOSとWindowsではインターフェースがまったく異なるため、Windowsに慣れ親しんだ人にとっては、一から操作方法を学び直すことになります。
ウイルス/ハッキング
ウイルス攻撃は依然としてWindowsの大きな課題です。macOSやLinuxが無関係というわけではありませんが、大多数の攻撃はWindowsユーザーを標的にしています。また、生活のあらゆる場面がインターネットへ移行するにつれ、攻撃はブラウザ経由(パスワードの盗難、個人情報の搾取、クラウド内ファイルの窃取など)へと変化しており、これはOSを問わず誰もが影響を受け得る問題です。
その一方で、Windows向けのセキュリティ対策は非常に充実しています。アンチウイルス・マルウェア対策アプリは数多く存在し、万が一感染しても、Google検索で解決策を見つけやすいのが実情です。macOSは攻撃を受ける頻度こそ少ないものの、ひとたび被害に遭うと深刻化しやすく、利用できる解決策も限られます。
ゲームとソフトウェア
ゲームはもちろんどのOSでも遊べますが、Windows向けに開発されているタイトルは、LinuxやmacOSより圧倒的に多いのが現実です。ゲーマー向けの周辺機器やガジェットも、Windows環境の方が豊富に揃っています。そもそもMicrosoftのXbox自体、WindowsベースのOSで動いているのです。
macOSでもゲームは可能ですが、正直なところ、パフォーマンスではWindowsに軍配が上がります。
まとめ
筆者自身は長年のMacユーザーですが、それは主にコンピュータとの付き合いが早かったことが理由です。初めて触れたのは商業印刷会社の環境で、当時はMacとそのグラフィック性能が最良の選択でした。もし今から始めていたら、結果は違っていたかもしれません。現在のMacとPCは、かつてよりもはるかに接近しているのです。
あなたがMacかPCかを決めるときは、まず「そのマシンで何をするのか」というリストを作るのがおすすめです。それをもとに、どちらが自分の用途に適しているかを判断すれば、納得のいく一台に出会えるはずです。
画像クレジット:PC vs Mac Kids v2、PC Repair Newton Abbot
-
Dr. Cleaner(ドクター・クリーナー)徹底レビュー – Mac最強のクリーナーアプリなのか?
現在、市場には数多くのMacクリーナーアプリが存在しており、「どのクリーナーが最も効率的で使いやすいのか?」と悩むMacユーザーは少なくありません。しかし、その前に忘れてはならないのが、ウイルスやアドウェアへの警戒です。 App Store以外の未知のサイトからアプリをダウンロードすると、トロイの木馬やアドウェアに感染するリスクが高まります。また、新しいmacOSがリリースされてもアップデートが提供されないクリーナーアプリも存在するため、選択には注意が必要です。 そんな中、Macのディスク容量を解放したいならDr. Cleanerを使うべきだと言われています。Apple App Storeで入
-
Windows 11 2022アップデート(22H2)が登場!新機能と変更点を徹底解説
Windows 11 2022 アップデート、190か国以上へ順次展開 Microsoftは1年前にWindows 11でOSのビジュアルデザインを大幅に刷新しましたが、ユーザーからの反応は予想どおり賛否両論でした。今回の大型アップデートは、多くのユーザーが「仕上げが足りない」と感じていた部分を磨き直すことを目的としたものです。 本日より「Windows 11 2022 アップデート(バージョン22H2)」の配信が、世界190か国以上で段階的に開始されました。このアップデートには、アクセシビリティ機能、スナップレイアウト、フォーカス セッション、エクスプローラー、Auto HDR、Xboxアプ