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GmailアカウントだけでWindows PCを遠隔操作する方法|sRemoteの使い方とコマンド一覧

インターネット環境が限られた場所へ休暇に出かけるのは、常にオンラインでいたい人にとって悩ましい決断です。PCを四六時中使っている方なら、パソコンなしで出かけるのは一苦労でしょう。しかし、どうしてもPCを持っていけない状況では、必要に応じて遠隔地から操作できるよう事前に設定しておくのが賢明です。

PCをリモート操作できるユーティリティは数多くありますが、急いでいて最小限の設定で基本的なリモート操作を行いたい場合は、Gmailアカウントを使う方法が便利です。「sRemote」は、まさにこの目的のために作られた小型のポータブルアプリケーションで、Gmailアカウントを経由してPCに基本的なコマンドを遠隔実行できます。

sRemoteのセットアップ手順

1. sRemoteをダウンロードしてマスターパスワードを設定

まずsRemoteをダウンロードします。ZIP形式で配布されているため、設定を保存できるよう、必ず任意のフォルダに解凍してから実行してください(ZIPファイルの中から直接起動すると設定が保存されません)。初回起動時にマスターパスワードの設定を求められるので、任意のパスワードを入力します。このパスワードは、sRemoteが動作しているPCへアクセスする際に必要になります。

GmailアカウントだけでWindows PCを遠隔操作する方法|sRemoteの使い方とコマンド一覧

なお、このマスターパスワードは絶対に他人に教えてはいけません。パスワードを知る人物は誰でも、あなたのPCを遠隔操作できてしまうからです。

2. Gmailアカウントの認証情報を登録

次に、sRemoteへGmailの認証情報を設定します。「Gmail settings」をクリックし、Gmailのメールアドレス、パスワード、返信先アドレス(これもGmailアカウントである必要があります)を入力してください。

GmailアカウントだけでWindows PCを遠隔操作する方法|sRemoteの使い方とコマンド一覧

注意点として、Gmailアカウントで2段階認証を有効にしている場合は、sRemote用にアプリパスワードを新しく発行する必要があります。通常のGmailパスワードでは動作しません。

3. 監視を開始

Gmailアカウントの設定が完了したら、「Start monitoring」ボタンをクリックします。これでsRemoteがGmailアカウントの新着メールを確認し始めます。監視間隔のデフォルトは5秒ですが、必要に応じて変更可能です。

GmailアカウントだけでWindows PCを遠隔操作する方法|sRemoteの使い方とコマンド一覧

リモートコマンドの送り方

ここからが本番です。実際にPCへコマンドを送信してみましょう。コマンドは、任意のメールアドレス・任意のデバイスから送信できます。基本的な使い方は、事前にsRemoteへ設定したGmailアドレス宛てに、特定の構文でコマンドを書いたメールを送るだけです。

例えば、sRemoteに「mycomputer@gmail.com」を設定している場合、「anyone@hotmail.com」など任意のアドレスから「mycomputer@gmail.com」へ、以下の構文でメールを送信します。

password();command();

「password();」の部分には初回起動時に設定したマスターパスワードを、「command();」の部分にはsRemoteがサポートする任意のコマンドを入れます。重要なのは、これらのコマンドをメールの件名に記述する点です。また、件名では必ずコマンドより先にパスワードを指定してください。パスワードが確認できない場合、sRemoteはそのメールを単純に無視します。

GmailアカウントだけでWindows PCを遠隔操作する方法|sRemoteの使い方とコマンド一覧

sRemoteで使えるコマンド一覧

sRemoteで利用できる主なコマンドは以下の通りです。

  1. screenshot(); – スクリーンショットの取得
  2. shutdown(); – シャットダウン
  3. logoff(); – ログオフ
  4. restart(); – 再起動
  5. abort(); – シャットダウン等の中止
  6. run(program,parameters); – プログラムの実行
  7. play(path); – ファイルの再生
  8. msg(text); – メッセージの表示
  9. log(text); – ログへの記録
  10. exit(); – sRemoteの終了
  11. beep(); – ビープ音の再生
  12. forceshut(); – 強制シャットダウン
  13. mail(sender,password,receiver,body,subject); – メールの送信
  14. processes(); – 実行中プロセスの一覧表示
  15. ping(address); – pingの実行
  16. getfile(path); – ファイルの取得
  17. delfile(path); – ファイルの削除
  18. deldir(path); – フォルダの削除
  19. uptime(); – 起動時間の確認
  20. copy(oldpath,newpath); – ファイルのコピー
  21. move(oldpath,newpath); – ファイルの移動
  22. help(); – ヘルプの表示

まとめ:手軽だが改善の余地あり

全体としてsRemoteは手軽なプログラムで、数分でリモート操作環境を整えたいときに特に役立ちます。ただし、改善すべき点も2つあります。1つ目は、Gmailと同じ技術を使っているGoogle Workspace(旧Google Apps)のアドレスに対応していない点。2つ目は、コマンドがリモートPC上で実際に実行されたかどうかを確認できない点です。コマンドの実行成功を知らせる返信メールが届く仕組みがあれば、より安心して使えるでしょう。

この便利なツールについてどう思いますか?外出先からPCを操作する際に活用してみようと思いますか?

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