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WebブラウザだけでPCを遠隔操作!OnlineVNCの導入・設定方法を徹底解説

出張中や移動中でも、オフィスのパソコンにアクセスして作業状況を確認できたら便利ですよね。PCを遠隔操作できるツールは数多く存在し、Gmailを経由する方法なども知られています。本記事では、スマートフォンやタブレット側にアプリを一切インストールせずに、PCへアクセスできるより堅牢なソリューションを紹介します。

パソコンを完全にコントロールしたい場合は、VNC(Virtual Network Computing)と呼ばれる種類のソフトウェアを、操作される側のPCと操作する側のデバイスの両方に導入する必要があります。Windowsに標準搭載されているRDC(リモートデスクトップ接続)もVNCの一種ですが、お使いのモバイル端末がRDCクライアントに対応していない場合は、サードパーティ製のソリューションを利用することになります。

そこでおすすめなのが「OnlineVNC」です。このソフトウェアを使えば、Webブラウザ経由で自分のパソコンに接続できます。OnlineVNC Serverをリモート接続したいPCにインストールし、一定の設定を行えば、Flash Playerに対応した任意のWebブラウザからデスクトップ画面を操作できるようになります。それでは、インストールと設定の手順を順番に見ていきましょう。

インストール手順

まず、公式サイトからOnlineVNC Serverをダウンロードします。インストール自体は非常にシンプルで、途中で特別な設定を求められることはありません。細かい設定はすべてインストール後に行います。なお、インストール後はOnlineVNC Serverを管理者として実行しないと正常に動作しないため、注意してください。

WebブラウザだけでPCを遠隔操作!OnlineVNCの導入・設定方法を徹底解説

基本的な使い方

OnlineVNCはリボンインターフェースを採用しており、直感的に設定・操作できるのが特徴です。リボンの「Server(Local)」セクションで、OnlineVNC Serverの有効/無効を切り替えられます。サーバーを有効にすると、インターネットに接続された環境であれば、世界中のどの場所からでもWebブラウザ経由でそのPCへアクセス可能になります。

WebブラウザだけでPCを遠隔操作!OnlineVNCの導入・設定方法を徹底解説

サーバーを起動したら、リボンインターフェースの「Settings」タブを開きます。このタブはサーバーが起動しているときにのみ表示されるので、見つからない場合はサーバーが有効になっているか確認しましょう。設定画面では、Windows起動時にサーバーを自動的に開始するかどうかの指定や、OnlineVNC Serverが待ち受けるポート番号の変更(デフォルトは5900)などが行えます。また、リモート接続時に使用するマスターパスワードを作成することもできます。

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ユーザーの作成とアクセス権限の設定

設定が完了したら、Webブラウザ経由でPCにアクセスできるユーザーアカウントを作成します。左ペインの「Local machine → コンピュータ名 → Users」と進み、「Click here to add New User」をクリックしてください。

WebブラウザだけでPCを遠隔操作!OnlineVNCの導入・設定方法を徹底解説

新しいユーザーには、ユーザー名・パスワード・説明・アクセス権限を入力して作成します。「View Access」のチェックを外すと、以下の詳細な権限オプションが表示されます。

  • View Access(画面の閲覧のみ)
  • Keyboard Access(キーボード入力を許可)
  • Mouse Access(マウス操作を許可)
  • Full Access(すべての操作を許可)

作成するユーザーごとに、付与する権限のレベルを柔軟に選択できます。例えば、作業状況の監視だけが目的なら「View Access」のみ、完全な遠隔操作が必要なら「Full Access」を選ぶといった使い分けが可能です。

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外出先から接続する方法

以上で設定は完了です。あとは「Server(Local)」リボンタブ内のViewerアイコンをクリックします。デフォルトではローカルIPアドレスを使って接続しますが、whatismyip.comやcmyip.comなどのサービスを利用すれば、自分のグローバル(外部)IPアドレスを確認できます。固定グローバルIPアドレスがあれば、外出先からそのIPアドレス経由でPCにアクセスできます。固定IPを持っていない場合は、ダイナミックDNS(DDNS)サービスを利用すると便利です。

ポート番号を変更していない場合、接続用のURLは次の形式になります。

https://www.onlinevnc.com/vnc-viewer.html?host=192.168.1.1&port=5900

上記URLの「host」と「port」の部分を、自分の環境に合わせて書き換えてください。ブラウザでこのURLを開くと接続ダイアログが表示されるので、作成したユーザー名とパスワードを入力して「Connect」ボタンを押せば、リモート先のデスクトップ画面が表示されます。

WebブラウザだけでPCを遠隔操作!OnlineVNCの導入・設定方法を徹底解説

対応OSと利用時の注意点

OnlineVNCはWindows XP、Vista、Windows 7、Windows 8で動作します(筆者はWindows 8 Release Preview 64bit版で動作を確認済みです)。

ただし、一点重要な注意点があります。OnlineVNCのビューアはFlash Playerに依存しているため、2020年末のFlash Player提供終了以降、最新のブラウザでは動作しなくなっています。古い環境で利用する場合を除き、現在はChromeリモートデスクトップやMicrosoftリモートデスクトップなど、現行ブラウザや各OSに対応した代替ツールの検討をおすすめします。

また、PCへのリモートアクセスを外部に公開する場合は、推測されにくい強固なパスワードの設定、使用しないときのサーバー停止、ファイアウォール設定の見直しなど、セキュリティ対策を必ず徹底しましょう。正しく運用すれば、OnlineVNCは手軽に導入できる便利なリモートアクセス環境を提供してくれるツールです。ぜひ実際に試してみてください。

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